森~川~まち~海の水に関わる調査・研究をしています。
小さな研究室ですが、学内外のたくさんの研究室と連携・協力し合い、メジャーな研究領域の“境目”、“水ぎわ”にテーマの焦点をしぼって、非主流の先端的・特異的研究を進めています。水環境の研究フィールドとして、宮崎大学は最高の場所に位置しています。「自然を豊かに保ちたい」、「水をきれいにしたい」と思う学生の皆さん、自然あふれる南国・宮崎で、一緒に研究しましょう。
広く「水」に関わる大学・研究機関、企業の方々とのコラボレーションも大歓迎です。

○環境分野に興味はあるのだけれど・・・・
▷研究室・就職・進学に迷っている大学生の皆さん
▷大学選びや進路に悩んでいる高校生・高専生の皆さんへ

地球環境が健全でないことを、世界中の人々は強く認識するようになりました。安全で豊かな未来を築くためには,環境と開発の問題にバランスよく取り組むことが必要です。したがって、新たな環境関連産業に対するニーズは極めて高く、環境関連分野の日本企業の業績は順調に伸びています。優れた企業であればあるほど,専門知識や開発能力の高い人材を強く必要としています。  特に、水ビジネスは2025年に111兆円規模にまで成長するとの予測があり、水環境の企業にはビッグチャンス到来です。就職活動時期になると様々の企業の方々が「水環境の知識や研究・技術開発能力を身につけた、元気な若い人材が欲しい」と研究室に訪ねて来られます。水環境研究室の大学院生であれば、一部上場の大企業への就職も、かなりの確率で可能です。我々と一緒に、環境立国の日本を支え世界を救う技術者・研究者をめざしましょう!

【夢ナビ研究紹介】http://talk.yumenavi.info/archives/1935?site=d


2024年3月30日
2023年度の卒業生・修了生のメンバーが研究室を去って行きました。残るメンバーで,元気に楽しく,仲良く,研究していこう。
2024年3月22日
2023年度卒業式・修了式。おめでとう!
近藤廉君が社会環境工学科の卒論優秀発表賞,金井美優花さんが工学研究科環境コース(土木)の修士論文優秀発表賞を受賞しました。おめでとう!受賞できなかった皆さんの発表も立派でした。
2024年3月4日
研究業績のページを更新しました。2023年は,合計で7編の論文が海外のジャーナルに掲載されました。特に,Tamai et al., 2023, Environmental Science: Water Research & Technologyは表紙にも採用され,重要な研究成果となりました。Yadai and Suzuki, 2023, npj Clean Waterは,RO膜による海水淡水化の前処理プロセスとして展開したい研究です。
Tamai, S., Ogura, Y., Okuno, M., Nukazawa, K. and Suzuki, Y. 2023. Highly Sensitive Detection and Quantification of Dissolved Free Extracellular DNA Using Colloidal Adsorption and Foam Concentration. Environmental Science: Water Research & Technology. DOI: 10.3390/microorganisms11041074
Yadai, T., and Y. Suzuki. 2023. Development of softening and ballast flocculation as a pretreatment process for seawater desalination through a reverse osmosis membrane. npj Clean Water, 6: 7. DOI: 10.1038/s41545-023-00226-0
【学会発表情報】
2024年3月6日-8日,第58回 日本水環境学会年会(九州大学伊都キャンパス)。今回は,4名メンバーが水環境学会年会で発表します。企業とのコラボレーションの研究成果も発表します。
○玉井荘一郎(宮崎大院・農工),鈴木祥広(宮崎大・工):一ツ瀬ダム貯水池におけるアオコ発生原因に関する調査研究
○金井美優花(宮崎大院・工),鈴木祥広(宮崎大・工):下水の簡易処理を目的とした海水にがり凝集・バラスト沈殿法の処理性評価
○松山龍太郎(宮崎大院・工),伊東悠介,竹本 進(建設環境研究所),鈴木祥広(宮崎大・工):宮崎県大淀川上流域における志賀毒素産生大腸菌の検出
○高橋克弥(宮崎大院・工),田中宏樹(西原環境),鈴木祥広(宮崎大・工):浄水処理を目的とした活性炭吸着・バラスト凝集沈殿法の開発
【2023年卒論発表】
2024年2月14日-15日,2023年度宮崎大学工学部社会環境システム工学科卒業論文発表会。うちのB4メンバーの4名が卒業研究論文を発表しました。さらに発展させて,ニッチ分野で世界のOnly Oneを目指します。
大籠陽斗:市販の切り花が屋内環境における細菌の汚染源となる可能性に関する基礎的検討.
近藤廉:活性炭吸着・凝集泡沫濃縮法によるカビ臭原因物質の高感度検出・定量法の開発.
舩隈亮太:海水から発生する飛沫に濃縮される呼吸器疾患起因菌の存在実態.
久次祐翔:海水にがりを用いた下水の凝集沈殿処理に関する基礎的研究.
【2023年修論発表】
2024年2月2日,2023年度宮崎大学大学院工学研究科(社会環境コース)修士論文発表会。うちのM2メンバーの3名が修士論文を発表しました。3つの修論は,いずれも国際的に新規の研究成果であり,近々,ジャーナルに投稿する予定です。
加藤優貴:河川水中における大腸菌群の生残性と薬剤耐性の比較.
金井美優花:下水の簡易処理を目的とした海水にがり凝集・バラスト沈殿法の開発.
高橋克弥:浄水処理を目的とした活性炭吸着・バラスト凝集沈殿法の開発.
2023年11月13日
ゼミ(雑誌会)の情報を更新しました:第402-407回。
(1) 塩基度の異なる2種類のポリ塩化アルミニウムの処理性の比較・検討(Water Research, 2023; 評価☆☆☆,綿密な実験計画とその結果からPAClの塩基度に関する基礎的な知見が得られている)
(2) 糞便汚染の空間的・時間的変動(Water Research, 2020; 評価☆☆☆,対象河川周辺の土地利用パラメータを利用することで新しい視点評価できる)
(3) 塩素消毒による細菌への薬剤耐性遺伝子の水平伝播の促進(International Journal of Environmental Research and Public Health, 2022; 評価☆☆,塩素消毒は病院排水中のESBL産生菌の割合を増加させる)
(4) バングラデシュにおける薬剤耐性菌と薬剤耐性遺伝子の空間分布調査(Science of the Total Environment, 2022; 評価☆,都市部と農村部の比較)
(5) 膜分離活性汚泥法(MBR)において,膜閉塞は主要な問題の1つである。そこで本研究では,ナノバブル水逆洗による膜分離活性汚泥法の膜閉塞の軽減(Journal of Water Process Engineering, 2023; 評価☆☆☆,MBRの膜閉塞の原因と対策について複数の現場プラント試験で詳細に比較検証している)
(6) SARS-CoV-2の高感度検出法の開発ならびに検出データと数理デルの組み合わせによる感染者数予測手法の提案(Environment International, 2023; 評価☆☆☆,新型コロナの感染動向の予測ツールとして社会的活用に期待)
(7) チタンイオンの添加によるガーベラの切り花の長持ち効果の検討(Microbial Ecology, 2019; 評価☆☆,チタンイオンによって花器水の細菌数を減少させガーベラの寿命を延ばす。我々の研究室と類似したテーマが先行していた・・・)
(8)ランタノイド系凝集剤の最適条件の検討(Chemical Engineering Journal, 2021; 評価☆,汚泥脱水液の処理を目的としたランタンとセリウムの凝集剤の性能評価)
2023年11月10日
我々の研究室に3年生の新メンバー4名が加わって1ヶ月が経ち,新テーマの実験もかなりできるようになってきました。
2023年8月28日
ゼミ(雑誌会)の情報を更新しました:第396-401回。
(1)マレーシア南部の河口域における多剤耐性菌の実態調査(Journal of Hazardous Materials, 2021; 評価☆,うちの研究室と同じオーソドックスな実態調査,それでもHazardousに掲載)
(2)凝集沈殿とフェントン酸化を組み合わせた薬剤耐性菌・遺伝子(Environmental Research, 2023; 評価☆,凝集沈殿で細菌が除去できるとは周知のこと,遺伝子の除去も含めたことに新規性ありか)
(3)超微細粉末活性炭吸着・凝集沈殿による天然有機物の除去(Water Research, 2020; 評価☆☆,粒径の異なる微細粉末活性炭を用いて詳細な実験)
(4)地域,季節,および生物学的処理構成の異なる下水処理場における各種の薬剤耐性遺伝子の存在割合,組成,およびその変遷(npj clean water, 2023; 評価☆☆☆,日本において異なる5つの処理場で薬剤耐性遺伝子を連続モニタリングする努力はすごい)
(5)高感度で迅速かつ簡便なウイルス濃縮技術であるCP-Select法の最適化とSARS-CoV-2の定量(Science of The Total Environment, 2023;評価☆☆☆,日本における下水中のウイルス濃縮・定量法研究の最前線で活躍するチームの成果)
(6)微生物学的データ,水質的データ,および水文学データを用いた微生物源追跡(MST)技術の現地適用(Frontiers in Microbiology,2021,評価☆☆☆,MSTにCARTモデルを利用するとさらに有用な情報が得られる)
(7) 天然有機物と微量汚染物質として2-メチルイソボルネオ―ル(2-MIB)による粉末活性炭の吸脱着(Water Research, 2020; 評価☆☆,複雑な実験条件て設定して吸脱着の機構解明)
(8) 天然凝集剤のキトサンとポリグルタミン酸によるジャガイモのデンプン排水の凝集沈殿処理(Journal of Cleaner Production, 2020; 評価?,IF 11のジャーナルになぜ掲載されるのか・・・)
(9) 海面微小層から海洋飛沫エアロゾルに移行する細菌とウイルス(Nature Communication,2018,評価☆☆☆; この超ニッチなテーマに,13000リットルの大規模なタンク施設で実験できることに驚く)
(10) 患者間における薬剤耐性菌の拡散と患者の腸内におけるプラスミドの伝播追跡(Nature microbiology, 2021, 評価☆☆☆; 病院の病棟間の患者での薬剤耐性菌の伝播・拡散を遺伝子解析等を駆使して追跡,大枠を理解するので精一杯)
2023年8月25日
研究室メンバーの謝暉さんが農学工学総合研究科委員会の博士学位審査最終判定で合格となりました。めでたくDrです。おめでとう!!
2023年7月25日
研究室メンバーの留学生・謝暉さん(農学工学総合研究科大学院博士後期課程)の公聴会を開催しました。質疑応答も的確でした。博士の学位取得,目前です。
【論文掲載】
D3・謝暉さんとOG・山田佳奈さんが超がんばって研究した下水処理場の薬剤耐性菌の論文がEnvironmental Science and Pollution Research(IF 5.8,とてもよいジャーナル)に掲載されました。下水処理プロセスにおけるESBL産生の大腸菌と大腸菌群の変化と大腸菌群の菌叢を解析しています。下水処理場の各プロスにおける大腸菌群の菌叢まで調べた論文は,国外的にも新しいはずです。
Xie, H., Yamada, K., Tamai, S., Shimamoto, H., Nukazawa, K., Suzuki, Y., 2023. Disappearance and prevalence of extended-spectrum beta-lactamase-producing Escherichia coli and other coliforms in the wastewater treatment process. Environmental Science and Pollution Research. DOI:10.1007/s11356-023-28382-3
【論文掲載】
株)西原環境との共同研究の成果がWater Science and Technology (IWA)に掲載されました。バラスト凝集沈殿の処理性について,詳細実験条件を詳細に変動させて基礎的な情報と知見を得ました
Suzuki, Y., Kaku, R., Takahashi, K., Kanai, M., Tamai, S., Annaka, Y., Chuganji, N., 2023. Optimum conditions for high-speed solid–liquid separation by ballasted flocculation. Water Science and Technology.
Abstract:
https://iwaponline.com/wst/article-abstract/doi/10.2166/wst.2023.204/96073/Optimum-conditions-for-high-speed-solid-liquid
Article (Free access):
https://iwaponline.com/wst/article/doi/10.2166/wst.2023.204/96073/Optimum-conditions-for-high-speed-solid-liquid?guestAccessKey=f9f9533f-40c5-4510-8b96-069f702ed3e9
2023年6月27日
2023年度の研究室ゼミ(雑誌会)をスタートしました。新4年生のメンバーも英語論文を紹介しています。世界の水環境関連の研究はどんどん進んでいます。
(1) 原水の水温が浮遊コロイドや吸着プロセス等の凝集沈殿処理効率に及ぼす影響(Journal of Water Process Engineering, 2022; 評価☆),
(2) バラスト材の表面電荷特性によるフロック形成への影響(Separation and Purification Technology, 2021; 評価☆☆),
(3)鉄凝集とアスコルビン酸による再懸濁を組み合わせたエビWSSDウイルスの濃縮・検出(Journal of Virological Methods, 2022; 評価☆☆,我々の既報と極めて酷似しているが引用されていない・・・),
(4) 環境マトリックス(水,堆積物,デトリタス,ペリフェトン,魚の腸)におけるカルバペネム耐性遺伝子の存在量と細菌叢の(Science of The Total Environment, 2022; 評価☆☆☆,サンプルの種類と実験内容が非常に豊富),
(5) 表流水における下痢原性大腸菌ある腸管病原性大腸菌(EPEC),腸管毒素産生大腸菌(ETEC),志賀毒素産生大腸菌(STEC)の存在と季節分布(Ecotoxicology and Environmental Safety, 2016; 評価☆☆),
(6) 粉末活性炭によるジェオスミンと2-メチルイソボルネオ―ルの吸着除去に及ぼす活性炭粒径と吸着性能の関係(Water Research, 2015; 評価☆☆☆,素材や粒径の異なる9種類の活性炭を評価している,相当な実験量),
(7) 化粧品原料工場排水の凝集沈殿処理(Journal of Environmental Chemical Engineering, 2023; 評価☆),
(8) アジア大陸の黄砂発生源とされるエアロゾル試料からの非結核性抗酸菌性肺疾患原因菌Mycobacterium aviumとその他の細菌のモニタリングと菌叢解析(Environment International , 2022; 評価☆☆☆,日本の研究チームによるエアロゾル病原菌輸送の大規模かつ綿密な調査研究),
(9) 消毒剤が細菌の形質転換頻度に与える影響(Ecotoxicology and Environmental Safety, 2023; 評価☆),
(10) 湿地生態系の主要な在来植物であるミズゴケのレジストームプロファイルからの薬剤耐性獲得の検討(The ISME Journal, 2021; 評価☆☆☆,多数の遺伝子解析やクローニングを駆使している,水環境の耐性菌研究もここまで来ている・・・).
2023年6月26日
研究室ホームページを2023年度バージョンに更新しました。メンバーも研究テーマもアップデートしています。雑誌会(ゼミ)での論文レビューも始まっています。
【論文掲載】
リクレーションビーチで利用者が必ず接触する表層の砂に着目して,梅雨の期間で毎日,ふん便細菌と菌叢をモニタリングしました。降雨によって劇的に菌数が変動し,菌叢も変動します。卒業生らがとても頑張った研究成果を鈴木がまとめきれなかったのでしたが,玉井君ら協力して論文にしてくました。
Soichiro Tamai,Hiroshi Shimamoto,Kei Nukazawa andYoshihiro Suzuki:Growth and Decay of Fecal Indicator Bacteria and Changes in the Coliform Composition on the Top Surface Sand of Coastal Beaches during the Rainy Season, Microorganisms 2023, 11(4), 1074. https://doi.org/10.3390/microorganisms11041074
【論文掲載】
溶存遊離DNAを鉄コロイド吸着・泡沫分離法で濃縮回収し,酸溶液で溶解して精製する方法を開発しました。RCSのジャーナルに掲載されました。まだまだ,泡沫分離法で世界に挑みます。この論文は評価され,表紙に招待されました。
Soichiro Tamai, Yoshitoshi Ogura, Miki Okuno, Kei Nukazawa and Yoshihiro Suzuki:Highly sensitive detection and quantification of dissolved free extracellular DNA using colloid adsorption and foam concentration.Environmental Science: Water Research & Technology, 2023. DOI: 10.1039/D3EW00015J
【学会発表情報】
2023年3月15日(水)~17日(金) 日本水環境学会年会(愛媛大学城北キャンパス)。
○杉山航,西脇亜也(宮崎大学農学部),鈴木祥広:河岸のヨシ等のイネ科植物がビーチの細菌汚染源である可能性に関する調査研究
○加藤優貴,謝暉,鈴木祥広:河川における大腸菌群の生残性と薬剤耐性との関係性
○高橋克弥,(株)西原環境 安中祐子(西原環境),仲元寺宣明(西原環境),鈴木祥広:バラスト凝集沈殿による実河川濁水の超高速処理技術の開発
○謝暉,小椋義俊(久留米大・医),鈴木祥広:下水処理水中に生残するESBL大腸菌から河川由来の志賀毒素産生性大腸菌への薬剤耐性の伝播
○伊東悠介,鈴木祥広:活性炭吸着と凝集・泡沫分離を利用した抗菌薬シプロフロキサシンの濃縮回収に関する基礎的検討
【学会発表情報】
2023年3月9日 日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会(宮崎大学木花キャンパス)。
津田康平君,玉井荘一郎君,金井美優花さん,中村龍海君が優秀発表賞を受賞しました。おめでとう!
○津田康平,謝暉,鈴木祥広:下水処理プロセスにおける大腸菌群の菌叢と薬剤耐性プロファイルの変化
○玉井荘一郎,鈴木祥広:水環境における形質転換による遺伝子の伝播実態の解明
○金井美優花,鈴木祥広:海水にがり凝集・バラスト沈殿法におけるカオリン濁水の処理性評価
○中村龍海,玉井荘一郎,鈴木祥広:鉄コロイド吸着・泡沫濃縮法による大腸菌ファージの高感度検出法の開発
○石丸剛士,鈴木祥広:海岸漂着物の組成分析およびヨシ類デブリに付着する細菌の解析
2023年3月3日
久留米大学医学部教授・小椋義俊先生をお呼びして,研究指導して頂きました。
2023年2月16日
"npj Clean Water"に海水淡水化の前処理の論文が掲載されました。オープンアクセスです(掲載料50.1万円)。皆様とシェアしましょう。
Title: Development of softening and ballasted flocculation as a pretreatment process for seawater desalination through a reverse osmosis membrane.
Journal: npj Clean Water
DOI: 10.1038/s41545-023-00226-0
Publication Date: 2023-02-11
Available online here https://doi.org/10.1038/s41545-023-00226-0 or as a PDF here https://www.nature.com/articles/s41545-023-00226-0.pdf.
2023年2月15日・16日
2022年度 社会環境システム工学科卒論発表会。我々の研究室のB4メンバーも卒業研究の成果を発表しました。2022年度の卒業論文の発表者とタイトルを紹介します。
津田康平:下水処理プロセスにおける大腸菌群の菌叢と薬剤耐性プロファイルの変化
松山龍太郎:大淀川上流域における大腸菌モニタリングと志賀毒素産性大腸菌の検出
石丸剛士:海岸漂着物の組成分析およびヨシ類デブリに付着する細菌の解析
中村龍海:鉄コロイド吸着・泡沫濃縮法による大腸菌ファージの高感度検出法の開発
2023年1月25日
業績ページの論文と学会発表の情報を更新しました。2022年の研究活動がわかります。
【2023受験生の皆さんへ】
ようこそ,水環境研究室のホームページへ。受験生の皆さん,コロナ禍での共通テスト,ご苦労様でした。
このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「土木環境工学系」に入学してください。2年次から「土木環境工学プログラム」配属され,本格的に専門分野のカリキュラムに移行します。そして,3年次からは,我々の研究室にWelcome!です。我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。夢ナビ(フロムページ)に本研究室の研究が紹介されています。
宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部やその他の学部・研究グループとの連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。水をきれいしたい人,自然環境を守りたい人,工学系で遺伝子に興味のある人,その他,水に興味のある人は,どなたでも楽しく研究できます。
水環境の関連業界は景気も良く,若いみなさんを求めています。将来のキャリアデザインもバッチリです。
【2023年の研究テーマ抜粋】
・水資源の安全性確保・・・きれいな渓流や河川,そして河岸の植物からも病原細菌が検出されてる。下水にも。発生源をフィールド調査と遺伝子から追跡する。
・安心安全な切り花・・・切り花の生け水にも行源細菌がいるかもしれなない。安心安全な切り花を提供したい。
・超高速沈殿法による臭気物質の除去・・・水道原水に含まれる臭気物質を浄水プロセスで取り除く。
2023年1月23日
「RO膜による海水淡水化の前処理プロセスとなる軟化処理とバラスト凝集沈殿による海水からのミネラル除去法の開発」の論文がジャーナル"npj Clean Water"にアクセプトされました。海水をアルカリ性にしてカルシウムやマグネシウムを水酸化物にして,比重の重い珪砂と一緒にフロックごと超高速で沈殿させることができます。同時に,海水に含まれている懸濁物質や細菌も除去されます。掲載情報は,後ほどお知らせします。
Yadai, T., Suzuki, Y. (2023) Development of softening and ballasted flocculation as a pretreatment process for seawater desalination through a reverse osmosis membrane, npj Clean Water, accepted.
2023年1月4日
宮崎県耳川流域における土砂輸送の履歴調査に関する研究がジャーナル"International Journal of Sediment Research"に掲載されました。耳川は通砂を目的として下流の3つのダムが大規模に改造されています。流域の土砂が輸送される履歴の変化を鉱物解析で追跡しました。各年度の研究室の4年生が継続的に調査分析し,その結果を伊藤健一准教授(宮崎大学)が取りまとめた論文です。今後の河川における土砂輸送等の管理に寄与できると考えています。50日間シェアできるので情報・知見を活用してください。

Kenichi Ito*, Motohide Matsunaga, Tomoya Itakiyo, Hiroyuki Oishi, Kei Nukazawa,Mitsuteru Irie, Yoshihiro Suzuki (2022):Tracing sediment transport history using mineralogical fingerprinting in a river basin with dams utilizing sediment sluicing, International Journal of Sediment Research. https://doi.org/10.1016/j.ijsrc.2022.12.002
ダウンロード https://authors.elsevier.com/c/1gMe73ZlciVEn8
2022年12月27日
論文アクセプト速報。投稿していた論文がジャーナル“Environmental Monitoring and Assessment"に受理されました。多数の病原大腸菌標的遺伝子をマルチプレックスPCRで増幅させ,シーケンス解析でリード数を計数することによって,超高感度検出・半定量を可能にしました。他大学や研究機関の方々の協力を得て,ようやくアクセプトに至りました。エディターキックやリジェクトを繰り返し,アクセプトまで1年以上かかりました。掲載情報は別途にお知らせします。
Yoshihiro.Suzuki*(宮崎大学工学部), Hiroki Shimizu(宮崎大学工学部), Shouichiro Tamai(宮崎大学工学部), Yuki Hoshiko(久留米大学,九州工業大学), Toshinari Maeda(九州工業大学), Kei Nukazawa1(宮崎大学工学部), Atsushi Iguchi(宮崎大学農学部), Yoshifumi Masago(国立環境研究所), Satoshi Ishii(ミネソタ大学)."Simultaneous detection of various pathogenic Escherichia coli in water by sequencing multiplex PCR amplicons". Environmental Monitoring and Assessment, 2022.12, Accepted.
2022年12月15日
ゼミ(雑誌会)の情報を更新しました:第288-389。今年度のゼミは終了しました。2023年は,5月ごろからスタートします。
(1)粉末活性炭とバラスト凝集の組み合わせによる微量BTEX(ベンゼン,トルエン,エチルベンゼン,キシレン)の除去(Journal of Water Process Engineering, 2021; 評価☆☆,対象物質は異なるが我々の研究テーマと類似している)
(2)SARS-CoV-2 RNA新規検出方法の開発(Science of the Total Environment, 2021; 評価☆☆,日本のSARS-CoV-2検出の最新法,ウイルス濃縮は遠心分離による力業が一番のようだ)
(3)にがり凝集による鉛と濁質の除去(Heliyon, 2022; ?,にがりを凝集剤として使っている)
2022年12月3日
ゼミ(雑誌会)の情報を更新しました:第385-387回。
(1)損傷した細菌の接合伝達能と形質転換能(Water Res., 2022; 評価☆☆☆,酸化処理は細菌の接合伝達を促進する,細かな実験・・・)
(2)湿地植物の根圏微生物群集(Marine Pollution Bulletin, 2019; 評価☆☆,湿地植物の根から安息香酸やナフタレンなどの汚染物質の分解に関連する機能遺伝子が検出)
(3)河川水および堆積物メソコスムにおけるFIB(大腸菌,腸球菌),代替細菌,病原体の生残時間の評価(App. Environ. Microbiol., 2021; ☆☆,河川の堆積物中では病原体の蓄積し生存する)
(4)下水処理場に存在する腸管外病原性大腸菌の調査(npj clean water, 2022; ☆☆,下水処理場放流水中において病原性が伝播している可能性がある)
(5)新鮮な野菜からカルバペネム,およびコリスチン耐性のグラム陰性菌(Antibiotics, 2022; ☆☆,アルジェリアでは新鮮な野菜に拡張スペクトルのカルバペネム,コリスチン耐性を保有するグラム陰性菌の存在が確認)
(6)炭鉱排水中の浮遊物質のバラスト処理(Process Safety and Environmental Protection, 2022; ☆,炭鉱排水の処理は良好)
2022年11月14日
都城盆地地下水保全対策連絡協議会は,都城地下水汚染対策として,1996年から2022年現在にわたって地下水硝酸性窒素をモニタリングしてきています。その対策の改善成果(1996-2021年)について,長崎大学のZhi-QiangYu氏と中川啓教授が中心となって統計的に実証した論文が「Journal of Hydrology」に掲載されました。宮崎大学は,地下水の硝酸性窒素の分析を担当しています(年間 1200~1500サンプル)。
(論文シェアリンク)https://authors.elsevier.com/c/1g3sL52cuXXl9
Zhi-Qiang Yu, Kei Nakagawa, Ronny Berndtsson, Toru Hiraoka, Yoshihiro Suzuki,Effects of the Japanese Nitrate Directive Plan (NDP) to curb groundwater nitrate-nitrogen content in the Miyakonojo River basin, Journal of Hydrology,Volume 615, Part A,2022,128563.
2022年10月15日
ゼミ(雑誌会)の情報を更新しました:第382-384回。
(1)凝集-沈殿-急速ろ過による様々な種類の粒子の除去(Water Research, 2021;評価☆☆☆,微粉活性炭2種,マイクロプラスチック5種,ウイルス2種の除去特性,凝集沈殿でもここまでやればWR),
(2)藻類のバラスト凝集沈殿(Water Supply, 2021;☆,藻類の凝集沈殿フロックをバラスト材として再利用),
(3)Salmonella属とE. coliにおけるIncNとIncI1プラスミドの伝播(Journal of Global Antimicrobial Resistance, 2022; ☆☆,プラスミド大きさとレシピエントの違いで伝播率が大きく異なる),
(4)飲料水源における抗菌薬とARGの逐次モニタリング(Science of the Total Environment, 2021; ☆☆,多項目の水質,多数の種類の抗菌薬とARGを3年間測りまくっている).
2022年10月12日
研究室の新メンバー歓迎会。農工大学Drコースに社会人入学した西村恵美さんも研究室再加入。久しぶりのコンパと新メンバーでちょっとギクシャク気味でも楽しく交流しました。
2022年10月5日
研究室に新メンバーとして2年生4名が配属される。一緒に新しい研究に取り組もう。
2022年9月21日
ゼミ(雑誌会)の情報を更新しました:第378-381回。進んでいる研究がたくさんあります。
(1)志賀毒素転換ファージによる大腸菌の形質転換(Pathogens and Disease, 2016;評価☆☆,形質転換にファージは重要),
(2)塩素損傷菌の自然形質転換によって薬剤耐性菌拡散する?(ISME, 2020;☆☆☆,実験が細かく設計されていて関心させされる),
(3)野菜から単離された多剤耐性大腸菌のインテグロン(Environmental Science and Pollution Research, 2022; ☆☆,海外の野菜からは薬剤耐性大腸菌もインテグロンも普通に検出される),
(4)プラスチック浸出液が細菌の増殖に与える影響(Nature Communications, 2022; ☆☆,プラスチック浸出液を湖沼水に添加すると細菌が増殖する),
(5)Enterococcus faecalisの薬剤耐性に及ぼす栄養塩の栄養(Journal of King Saud University-Science, 2022; ☆,他の共生微生物の情報がないので主張に??),
(6)下水のカルバペネム耐性腸内細菌科細菌の拡散(Antibiotics, 2022; ☆☆,下水疫学の手法をカルバペネム耐性腸内細菌科細菌に応用).
2022年9月13日
宮崎大学農学部で企画された静岡大学・新谷政己先生と東京大学・野尻秀昭先生の講演を拝聴しました。世界のトップレベルの研究を直に聞けてとても楽しく,刺激もうけるました。やはりすごい研究を進めておられます。
2022年8月22日
滞っていたゼミ(雑誌会)の情報を更新しました。世界の水環境関連の研究はどんどん進んでいます。我々の研究室では,なかなか追いつけない状態が続いています。
(1)下水処理場における細胞外DNAの解析(Water Res., 2022;評価☆☆,ARGとMGEの共局在解析,うちのラボと狙いは似ており,先行されている),
(2)水生生態系における薬剤耐性菌(ARB)および薬剤耐性遺伝子(ARG)の蔓延(STOTEN, 2022;評価☆☆,河川水と下水のARBの生残性,うちのラボと狙いは似ている・・・),
(3)灌漑水や堆肥を介してレタスに侵入したESBL産生大腸菌(Microorganisms, 2020;評価☆☆☆,レタスに大腸菌が入り込む!),
(4)Feグラフト繊維による凝集処理特性(Chemical Engineering Journal, 2021; 評価ゼロ,目的や実験計画,結果考察が不明,IF=16のジャーナルなのに?!),
(5)多様な水環境中からウイルスを高濃度に濃縮することを目的としたWet Foam Elution技術(STOTEN, 2022; 評価☆☆,100リットル濃縮している,すごい),
(6)塩分と太陽光が下水由来の指標微生物の消長に及ぼす影響評価(土木学会論文集G 2021; うちのラボの研究成果と似ている,Journal of Water and Health 19(5), 836-845),
(7)クロアチアの7都市のWWTPの流入・放流水中のARB/ARGおよび腸内日和見病原体(Journal of Hazardous Materials, 2022;評価☆☆,下水処理水からのARB/ARGおよび腸内日和見病原体が放流されている),
(8)ニュージーランドの3河川(河川水と堆積物)における病原性遺伝子と薬剤耐性遺伝子の検出と評価(STOTEN, 2021;評価☆☆,堆積物は注目すべき),
(9)河川水,バイオフィルム,堆積物の抗菌薬分析(Environment Pollution, 2021; 評価☆☆,河川のバイオフィルムへの抗菌薬の蓄積が重要な環境因子),
(10)未処理の下水に汚染された河岸土壌中のふん便指標細菌や汚染源追跡マーカーを用いて降雨や乾燥による残留性評価(Water, Air, & Soil Pollution, 2022;評価☆☆☆,河岸土壌中に大腸菌,腸球菌,そしてウイルスが長期間生残する!,河岸は我々も狙っているフィールド)。
学会発表情報
WET2022-onlineで発表しました。 M2・玉井荘一郎君(S. TAMAI)がWET Excellent Presentation Awardを受賞しました! *H. XIE, Y. OGURA, Y. SUZUKI: Transmission of Resistance from ESBL Producing Coliforms inTreated Wastewater to Susceptible Escherichia coli in a River Using Filter Mating Method.
*S. TAMAI, M. OKUNO, Y. OGURA, K. NUKAZAWA, Y. SUZUKI: Development of High Sensitive Detection and Quantification of Free Extracellular DNA Using Colloid Adsorption and Foam Concentration.
*K. TAKAHASHI Y. ANNAKA, N. CHUGANJI, Y. SUZUKI: Development of Ultra High Speed Treatment Technology for River Turbid Water Using Ballasted Flocculation.
*R. MATSUYAMA, Y. SUZUKI: Survey on the Existence of Shiga Toxin-Producing Escherichia Coli in the Oyodo River.
*W. SUGIYAMA, A. NISHIWAKI, Y. SUZUKI: Potential as a Pollution Source for Bacteria Inhabiting Plants That Grow on Riverbanks.
*K. TSUDA, K. YAMADA, H. XIE,K. NUKAZAWA, Y. SUZUKI: Prevalence of ESBL-Producing Escherichia coli and Coliforms in Municipal Wastewater.
2022年7月3日
研究業績(論文と学会発表)の情報をアップデートしました。2021年度の研究活動をかいまみることができます。
2022年7月2日
研究室ホームページを2022年度バージョンに更新しました。メンバーも研究テーマもアップデートしています。雑誌会(ゼミ)での論文レビューも始まっています。
2022年6月27日
一ツ瀬ダムのアオコ発生要因について,2004年~2020年までの水質調査データを年間の特徴選択アルゴリズムによるアオコ発生要因の特定/分析した論文がHarmful Algaeに掲載されました。長岡技術科学大学,長崎県立大学,宮崎大学のコラボ研究の成果です。機械学習によって,アオコの発生よそ項が可能になるかもしれません。ご協力頂いた関係各位にお礼申し上げます。下記のアドレスからダウンロードできます。
Mori et l.(2022) Microcystis Occurrences and Analysis Using Machine Learning in High-Dimension, Low-Sample-Size and Imbalanced Water Quality Data. https://authors.elsevier.com/c/1fI-75aloFbl1x
2022年5月26日
2022年度のゼミ(雑誌会)をスタートしました(オンライン)。ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。
1)大腸菌のDNA接合伝播における制限修飾系の影響(英文,2019,論文評価:星一つ☆,実験計画の意図について行けず??),2)水道原水の天然粒子の抗菌薬吸着(英文,2021,☆☆,手間と先端機器を駆使して詳細に吸着実験している)。
【学会発表情報】
2022年3月16-18日 日本水環境学会年会(富山,オンライン)。
  • 片渕真人,加藤優貴,鈴木祥広:凝集・泡沫濃縮法を利用した河川水からの志賀毒素産生大腸STECの検出・単離手法の開発
  • 玉井荘一郎,小椋義俊(久留米大・医),糠澤桂,鈴木祥広:コロイド吸着と泡沫濃縮法を利用した細胞外DNAの感度検出・定量法の開発
  • 伊東悠介,竹原瑛梨奈(宮崎県・管理課),鈴木祥広:活性炭吸着と凝集・泡沫分離を利用した抗菌薬の超高感度一斉検出・定量法の開発
  • 矢代知寛,鈴木祥広:海水淡水化の前処理プロセスとしての軟化・バラスト凝集・沈殿法の導入
  • 杉山航,糠澤桂,鈴木祥広:海岸に漂着したプラスチックゴミと植物デブリに存在する細菌の菌数と細菌叢の比較
  • 謝暉,小椋義俊(久留米大・医),鈴木祥広:下水処理水中に生残するESBL大腸菌群から河川由来の感受性大腸菌への薬剤耐性の伝播
  • 金井美優,矢代知寛,鈴木祥広:下水の簡易処理を目的とした海水にがり凝集・バラスト高速沈殿法の開発
  • 加藤優貴,謝暉,糠澤桂,鈴木祥広:河川の上流から河口に至る薬剤耐性菌の菌数・菌叢の変動解析
  • 高橋克弥,安中祐子(西原環境),仲元寺宣明(西原環境),鈴木祥広:バラスト凝 沈殿による実河川濁水の超高速処理技術の開発
  • 山田佳奈,謝暉,糠澤桂,鈴木祥広:下水処理場におけるESBL耐性大腸菌・大腸菌群の消長とESBL関連遺伝子の保有率変化
【学会発表情報】
2022年3月9日 日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会(オンライン)。矢羽田智哉君が優秀発表賞を受賞しました。おめでとう!
  • 津田康平,山田佳奈,謝暉,糠澤桂,鈴木祥広: 市下水におけるESBL産生大腸菌・大腸菌群の検出率の比較
  • 矢羽田智哉,玉井荘一郎,糠澤桂,鈴木祥広:海水から発生する飛沫に濃縮される細菌の菌叢解析
【2021年度修論・卒論】
修論発表会(2022年2月4日)と卒論発表会(2022年2月14,15日)が開催されました。全員,しっかりと発表しました。研究テーマは,さらに発展させていきます。
(修士論文)
片渕真人:表流水からの簡便・迅速な薬剤耐性病原大腸菌の超高効率濃縮回収法の開発
矢代知寛:軟化バラスト凝集沈殿による海水淡水化の超高速前処理プロセスの開発
(卒業論文)
加藤優貴:河川の上流から河口に至る薬剤耐性菌の菌数・菌叢の変動解析
金井美優花下水の簡易処理を目的とした海水にがり凝集・バラスト高速沈殿法の開発
高橋克弥:バラスト凝集沈殿による実河川濁水の超高速処理技術の開発
矢羽田智哉:海水から発生する飛沫に濃縮される細菌の菌叢解析
山田佳奈:下水処理におけるESBL耐性大腸菌・大腸菌群の消長とESBL関連遺伝子の保有率変化
2022年1月30日
論文掲載情報!
宮崎大学の住吉牧場を調査フィールドにして,乳牛,畜舎に住むクマネズミ,飛来するカラス,離れた林のアカネズミの薬剤耐性大腸菌の実態調査・研究の論文が"International Journal of Hygiene and Environmental Health"に掲載されました。廣木楓君(修士OB)の調査結果と採取サンプル,宮崎大学,山形大学,久留米大学の先生方とのコラボレーションでようやく公表することができました。共著者のみなさま,ありがとうございました。牧場の乳牛(畜産動物)に対して抗菌薬を正しく使用すると,大腸菌の薬剤耐性率は極めて低く制限されることを実証しました。これからの畜産動物の飼育管理に大きく寄与できる成果です。オープンアクセスにしているので,どんどんシェアしてください。
https://authors.elsevier.com/sd/article/S1438-4639(22)00013-X
2022受験生の皆さんへ
受験生の皆さん,コロナ禍での共通テストで無事に受験できたでしょうか。ご苦労様でした。
このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「土木環境工学系」に入学してください。2年次から「土木環境工学プログラム」配属され,本格的に専門分野のカリキュラムに移行します。そして,3年次からは,我々の研究室にWelcome!です。
宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部やその他の学部・研究グループとの連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。水をきれいしたい人,自然環境を守りたい人,工学系で遺伝子に興味のある人,その他,水に興味のある人は,どなたでも楽しく研究できます。
水環境の関連業界は景気も良く,若い皆さんを求めています。将来のキャリアデザインもバッチリです。
【2022年の研究テーマ】
・水資源の安全性確保・・・きれいな渓流や河川からも病原細菌が検出されてる。下水にも。発生源を遺伝子から追跡する。
・超高効率なウイルス検出定量法の開発・・・ポストコロナに備えて,水中の超微量なウイルスを濃集して検出する。
・海水からの発生するミストに注目・・・海の表面から発生するミストに微生物が濃縮されて飛んでいく。

我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。
夢ナビ(フロムページ)に本研究室の研究が紹介されています。
2021年12月6日
更新がおくれていましたが,ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。以下に簡単な紹介と論文評価を示します。11月12日で今年度の雑誌会は終了しました。4年生も普通に国際ジャーナルの論文が紹介できるようになりました。
第365回:1)Coagulative Colloidal Gas Aphrons(CCGA)による有害藻類の除去(Chemical Engineering Journal 2021,論文評価:星1つ☆;我々の凝集泡沫分離法よりも複雑で誌ケールデメリットが高そう),2)RO海水淡水化の前処理を阻害する閉塞物質(Desalination 2020,☆☆).
第366回:1)インドのヒマラヤの汚染の激しい河川系における微生物群集解析(Environmental Pollution 2021,☆☆;NGSデータ解析進んでいる),2)アジア中央砂漠地域から発生する黄砂が細菌飛散に与える影響(Journal of Geophysical Research Atmospheres 2018,☆☆☆;黄砂に付着している細菌を詳細にモニタリングしている,すごい労力と調査・解析力).
第367回:1)ルーマニアの生鮮野菜におけるβ-ラクタマーゼを産生する腸内細菌(Foods 2020,☆☆;データの整理の仕方が参考になる),2)不完全に乾燥した土壌が細菌の増殖に与える影響(Soil Biology & Biochemistry 2018,☆☆☆;とても重要だが地味?で研究が進んでいない土壌の水分を詳細に研究している).
第368回:1)灌漑水路ネットワークの薬剤耐性菌の存在実態調査(Agricultural Water Management 2021,☆☆;うちのラボと研究手法が似ている),2)MgCl2またはMg(OH)2をバラスト剤として用いてアルカリ凝集沈殿処理(Separation and Purification Technology 2022,☆;バラスト剤のしての効果が低い?).
第369回:1)住宅地から排出された下水に含まれるESBL産生大腸菌の調査(Science of the Total Environment 2021,☆☆,下水の集水域の負荷量から評価している),2)塩基度の異なるアルミニウム凝集剤による天然有機物の処理性比較(Journal of Water Process Engineering 2021, ☆☆;天然有機物の種類を変えて検討している).
2021年12月4日
研究室コンパ(2グループ目)に,卒業生の竹本進氏(建設環境研究所,九州支社の部長になっていました!)が参加してくれました。
2021年10月7日
3年生の新メンバー(4名)が配属されてきました。テーマも決まりました。そのうちに紹介します。これからうちのメンバーとして活躍してくれそうです。
2021年10月2日
更新がおくれていましたが,ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。以下に簡単な紹介と論文評価を示します。
第357回:1)異なる細菌とプラスミドの組み合わせによる薬剤耐性とプラスミドの伝播(ISME 2021,論文評価:星3つ☆☆☆,レベル高),2)RO海水淡水化の前処理を阻害する閉塞物質(Desalination 2020,☆☆).
第358回:1)水鳥の保有する大腸菌の薬剤耐性遺伝子と病原関連遺伝子(Ecotoxicology and Environmental Safety 2021,☆☆),中国の主要河川に含まれる抗菌薬調査(Chemosphere 2020,☆).
第359回:下水中の細胞内DNAと細胞外DNAの薬剤耐性遺伝子と可動遺伝因子の解析(Water Research 2021,☆☆☆,うちの研究室のテーマとかなり近い・・・).
第360回:プラゴミにおける病原菌と多剤耐性菌の関連性(Journal of Hazardous Materials 2021,☆☆),2) 下水と河川水におけるアミノグリコシド耐性の原因酵素の解析(Communications Biology 2021,☆☆).
第361回:乳房炎に罹患した牛から生乳サンプルの薬剤耐性大腸菌の保有率(Journal of Global Antimicrobial Resistance 2020,☆☆),2) バラスト凝集法による下水処理水からのリン除去(Water Research 2020,☆,このレベルでWRとは・・・).
第362回:バラスト凝集処理におけるバラスト材と粒径の影響(Water Research 2018,☆☆,うちの研究室の参考になる),2) レクリエーション水域におけるESBL産生大腸菌の存在実態(Veterinary Microbiology 2014,☆☆,この研究内容がなぜにVeterinaryのジャーナルに??).
第363回:海水のRO淡水化の前処理としての凝集沈殿法+二段粒状濾材濾過法と加圧浮上法+二段粒状濾材濾過法の比較(Membranes 2021,☆☆).
第364回:ESBL大腸菌の接合による耐性伝播に及ぼすヒト腸管上皮細胞の影響(PLoS ONE 2014,☆☆,in vitroの共培養システムが参考になる),2) 河川水と堆積物中の抗菌薬と抗うつ剤の分析調査(Chemosphere 2020,☆☆).
2021年9月1日
研究室OGの宇野瑞穂さん(現・パシフィックコンサルタンツ)の修論を国立環境研究所気候変動適応センター・真砂佳史先生らと発展させた研究論文がJournal of Water and Healthにアクセプトされました。下水処理水の簡易消毒法として,太陽光照射と海水混合の組み合わせを提案しました。
Suzuki, Y., Uno, M., Nishiyama, M., Nukazawa, K. and Masago, Y. 2021. Enhancement of sunlight irradiation for wastewater disinfection by mixing with seawater. Journal of Water and Health, Accepted.
受賞報告
2021年8月11日~12日に開催されたWET(Water and Environment Technology Conference),The Japan Society on Water Environment (JSWE)において,M2メンバーの矢代君がWET Excellent Presentation Awardを受賞しました。おめでとう!
>Yadai, T. and Suzuki, Y. 2021. Introduction of softening as a pretreatment process for seawater desalination using RO membrane.
他のメンバーも発表しました。
>Xie, H., Ogura, Y. and Suzuki, Y. 2021. Survival of extended-spectrum beta-lactamase producing-Escherichia coli in municipal wastewater under aerobic condition.
>Tamai, S., Nukazawa, K. and Suzuki, Y. 2021. Development of high sensitive detection and quantification of extracellular DNA using colloid adsorption and foam concentration. >Katafuchi, M., Nukazawa, K. and Suzuki, Y. 2021. Survey of Shiga toxin-producing Escherichia Coli (STEC) in rivers by coagulation and foam concentration.
2021年7月15日
2021年7月15日 ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。学部4年生も最初から英語論文に挑戦しています。新規性が高くハイレベルな研究は,国際ジャーナルでないとなかなか見つかりません。2回分の要旨を掲載しています。
1)コルク工場排水の硫酸アルミニウムによる凝集沈殿処理(英文,2007,論文評価:星一つ☆),2)植物原料の凝集剤を利用したバラスト処理特性((英文,2019,☆),3)大腸菌と大腸菌群の紫外線消毒耐性評価(和文,2019)。
業績のページ(論文)に情報をアップデートしました。
2021年6月28日
2021年度のゼミ(雑誌会)をスタートしました(オンライン)。ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。4回分の要旨を掲載しています。
1)植物の葉っぱの上での薬剤耐性と遺伝子の伝播(英文,2020,論文評価:星二つ☆☆,初めてゼミで紹介されたmSphereなるジャーナルはIFが高い),2)油または天然ガスの抽出で発生する特殊な排水の膜の前処理(英文,2020,☆☆,我々の軟化処理バラストが適用できそう),3)下水処理水の流入する河川の薬剤耐性菌調査(英文,2021,☆☆,アプローチの手法はうちのLabととても似ているが株数が少ない,マレーシアも薬剤耐性菌の研究が進んでいる),4)抗菌薬の活性炭吸着除去(英文,2020,☆☆,うちの抗菌薬の微粉末活性炭吸着と類似),5)バクテリオファージによるESBL産生遺伝子伝播(英文,2019,☆,定量的な評価なしでもWR掲載),6)沿岸底質の薬剤耐性菌と重金属濃度の関係(英文,2018,☆,汚染されていない底質で調査しても・・・),7)ブロイラー生産過程におけるESBL・AmpC産生大腸菌,ホスホマイシン耐性大腸菌のモニタリング(英文,2021,☆☆,海外の畜産場は薬剤耐性菌の汚染が著しい),8)環境水からのEscherichia albertiiの検出(和文,2020,E. albertiiが日本国内の河川から検出されている)。
2021年6月1日
砂浜海岸に漂着する植物デブリが砂浜の細菌汚染源になり得ることをはじめて明らかにした研究した論文がオープンジャーナルのScientific Reportsに掲載されました。新規で超ニッチな分野の研究であり,査読では大変苦労しました。黒田貴洋君と高田悠介君の卒業研究を清水宏樹君(修士修了)と糠澤先生が解析し,鈴木が総括して取りまとめました。大好きな宮崎の砂浜の保全にむけて,更に研究を進めていきます。オープンジャーナルですので,みなさんでシェアしてください。
https://rdcu.be/clIHL
Suzuki, Y., Shimizu, H., Kuroda, T., Takada, Y. and Nukazawa, K. 2021. Plant debris are hotbeds for pathogenic bacteria on recreational sandy beaches. Scientifc Reports 11, 11496.doi.org/10.1038/s41598-021-91066-w
2021年5月18日
Antibioticsの掲載情報です。
Antibiotics 10, 575.DOI:10.3390/antibiotics10050575
2021年5月18日
研究室ホームページを2021年度バージョンに更新しました。4月1日付けで糠澤桂先生は准教授に昇任し、研究室を独立しました。もとの鈴木研究室に戻ります。
2021年5月11日
OGの西村恵美さん(修士)の研究を取りまとめた論文がオープンジャーナルのAntibioticsに受理されました。宮崎大学の横を流れる清流・加江田川の最上流でも多剤耐性大腸菌が検出されたことを報告しています。論文情報が得られた再度,お知らせします。
Nishimura, E., Nishiyama, M., Nukazawa, K. and Suzuki, Y. 2021. Comparison of antibiotic resistance profile of Escherichia coli pristine and human-Impacted sites in a river. Antibiotics, Accepted.
2021年3月29日
研究業績のページ(論文,学会等での発表)のデータを更新しました。2020年度の研究活動の実績と内容がわかります。
2021年3月27日
Catenaに「宮崎海岸の海岸土砂マップ」の論文が掲載されました。50日間,Freeでシェアできます。
https://authors.elsevier.com/c/1comg_7nQ7SN3M
Nukazawa, K., Itakiyo, T., Ito, K., Sato, S., Oishi, H. and Suzuki, Y. 2021. Mineralogical fingerprinting to characterize spatial distribution of coastal and riverine sediments in southern Japan. Catena 203, 105323.
受賞報告
2020年度日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会において,B4の玉井荘一郎君が「最優秀発表賞」を受賞しました。おめでとう!他のメンバーも次の学会で賞を狙っていこう。
2021年3月18日
論文受理情報! 研究室OBの板清智也君(2017年度修士修了,現大分県庁)の修士論文「宮崎県中部海岸における土砂の鉱物学的類似性の比較」を糠澤先生と鈴木でブラッショアップし,共同研究者らの協力も得て,土壌や地層の分野において交際的に高く評価されているCatenaという専門ジャーナルに受理されました。「宮崎海岸の海岸土砂マップ」を作成し,その解析,手法,および有用性をアピールしています。掲載情報の詳細は決まり次第,お知らせします。板清君の多数のサンプルの分析と解析結果が圧倒的なインパクトを与えました。
Kei Nukazawa(宮崎大学工学部), Tomoya Itakiyo(宮崎大学大学院工学研究科,大分県庁), Kenichi Ito(宮崎大学国際連携センター), Shinji Sato(高知工科大学), Hiroyuki Oishi(西日本技術開発, Yoshihiro Suzuki(宮崎大学工学部): Mineralogical fingerprinting to characterize spatial distribution of coastal and riverine sediments in southern Japan, Catena, 2021 Accepted.
学会発表情報
2021年3月16日 日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会(オンライン)。B4メンバーが卒業論文をアップデートした成果を発表しました。
○玉井荘一郎,鈴木祥広,糠澤桂:コロイド吸着と泡沫濃縮を利用した 細胞外DNAの超高感度検出・定量法の開発.
○田中凌央,糠澤桂,鈴木祥広:ダムの影響を考慮した機械学習による底生動物分布モデルの構築.
学会発表情報
2021年3月10日~12日 日本水環境学会年会(京都大学,オンライン)。院生のメンバー2名が発表しました。今年度の年会は,発表者がちょっと少なくなりました。2021年は,院生メンバー全員が発表しよう!
○宮崎大院・農工 謝暉,久留米大学医学部 小椋義俊,宮崎大学工学部 糠澤桂,鈴木祥広:下水処理水中に生残する薬剤耐性大腸菌群から河川由来の感受性大腸菌への薬剤耐性の伝播.
○宮崎大院・工 〇角領将,(株)西原環境 安中祐子,仲元寺宣明,宮崎大・工 糠澤桂,鈴木祥広:マイクロサンドを用いたバラスト凝集処理における最適条件に関する基礎的研究.
2021年2月15日
2021年2月10~11日 2020年度 社会環境システム工学科卒業研究論文発表会。オンラインZoom形式。研究室メンバー7名の発表者とタイトルを紹介します。新型コロナウィルスで実験研究が制約されましたが,みなさん,とても良い発表でした。
○伊東悠介:活性炭吸着と凝集・泡沫分離を利用した抗菌薬の超高感度一斉検出・定量法の開発
○田中凌央:ダムの影響を考慮した機械学習による底生動物分布モデルの構築
○峯田陽生:分布型流出モデルを用いた小丸川流域におけるダムと気候変動による流況改変の評価
○玉井荘一郎:コロイド吸着と泡沫濃縮を利用した細胞外DNAの超高感度検出・定量法の開発
○堀田智之:家畜ふん堆肥の施肥土壌を介した薬剤耐性菌の作物への伝播・拡散に関する実態調査
○松永元秀:宮崎県耳川水系におけるダム通砂運用の実施による土砂移動の追跡調査
○杉山航:海岸に漂着したプラスチックゴミと植物デブリに存在する細菌の菌数と細菌叢の比較
2021年2月3日
2021年2月3日 2020年度工学研究科修士論文発表会(環境系コース社会環境システム工学モデル),オンラインZoom形式。研究室メンバーの発表者とタイトルを紹介します。
○角 領将:「マイクロサンドを用いた超高速凝集沈殿法に関する基礎的研究」…ポリ塩化アルミニウムによる凝集の最適条件と,マイクロサンドとアニオン系高分子凝集剤によるフロックの高比重化の条件を検討し,処理水質とフロックの沈降速度から超高速凝集沈殿法の最適処理条件を設定した.
○清水宏樹:「水環境に存在する病原性細菌の一斉検出法の開発」…Multiplex PCR法における多数の標的遺伝子を一斉に増幅させるプロセスとNGS法による塩基配列の一斉解析のプロセスを組み合わせて,病原性細菌の一斉検出法を開発した。
【2021受験生の皆さんへ】
受験生の皆さん,コロナ禍での導入初めての共通テスト,ご苦労様でした。
このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「土木環境工学系」に入学してください。2年次から「土木環境工学プログラム」配属され,本格的に専門分野のカリキュラムに移行します。そして,3年次からは,我々の研究室にWelcome!です。
宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部やその他の学部・研究グループとの連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。水をきれいしたい人,自然環境を守りたい人,工学系で遺伝子に興味のある人,その他,水に興味のある人は,どなたでも楽しく研究できます。
【2021年の研究テーマ】
・水資源の安全性確保・・・病原菌や薬剤耐性菌の発現・拡散を食い止めるため,環境調査や細菌計測,遺伝子解析からアプローチする。
・超高速水処理技術の開発・・・原水にあえて砂を添加する新規の凝集沈殿法をさらに発展させる。
・宮崎のレクリエーションビーチの衛生環境保全・・・きれいな砂浜を確保するための砂やプラゴミの調査・解析

我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。
夢ナビ(フロムページ)に本研究室の研究が紹介されています。
2020年12月10日
今年度のゼミも終わりに近づきました。ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。第346回~第348回,6本の論文紹介。
第346回:1)バラスト凝集におけるポリアクリルアミドとデンプンポリマーの処理性比較(英文2017,論文評価:星二つ☆☆,うちのLabでこれからやる実験と類似する先行研究),2)液滴デジタルポリメラーゼ連鎖反応(ddPCR)法と次世代シーケンサーを用いたARGs定量と細菌群集解析(英文2018,論文評価:☆☆,とにかく解析量・解析労力すごい)。
第347回:1)競走馬のふん便中のESBL産生大腸菌(英文2020,論文評価:☆☆,宮崎大学獣医学科研究G)。2)バイオマス残留物活性炭によるシプロフロキサシン除去技術改行(英文2019,論文評価:☆☆,抗菌薬活性炭吸着の参考になる論文)
第348回:1)流域中のふん便指標細菌宿主推定(英文2020,論文評価:☆,2008年の調査結果・・・),2)河川生態系における集団学習アルゴリズムによる生物指標(珪藻,大型無脊椎動物)のモデル化(英文2020,論文評価:☆☆,機械学習も環境評価にどんどん取り入れられている)。
2020年11月16日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。第344-345回,8本の論文紹介。
第344回:1)鉱物学的手法による黄河流域の堆積物の風化・起源の推定(英文2018,論文評価:星二つ☆☆,うちとほぼ同じ狙いで鉱物学的手法を適用)。
第345回:1)複合的な人為的要因による水文量への影響要因の定量化手法の開発(英文2019,論文評価:☆☆,中国でも水文モデル研究が進んでいる、2)海水淡水化のRO膜閉塞の原因となる二酸化ケイ素の電解凝集処理(英文2019,論文評価:星なし,実験条件と実海水・汽水条件を乖離が大きい,それでもちゃんとしたジャーナルに掲載されている・・・。
2020年10月29日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。第340回〜第343回,8本の論文紹介。
第340回:1)下水のESBL耐性大腸菌におけるプラスミド伝播(英文2020,論文評価:星二つ☆☆),2)バラスト凝集におけるグリーンポリマーの処理性(英文2019,論文評価:☆☆,我々のアクティフロと同一のテーマで先行されている)。
第341回:1)ナノスケールqPCRによる河川の水系病原体の追跡(英文2020,論文評価:☆☆)。
第342回:1)抗生物質の流域踏査と生態系影響評価(英文2019,論文評価:☆☆,抗生物質の調査と分析のスキルは中国が勝る),2)プラスチック破片に形成されるバイオフィルム微生物群集構造と抗菌薬濃度との関係(英文2020,論文評価:☆☆,テーマと解析法の新規性あり),3)ダム指標の機械学習による河川魚類群集の影響評価(英文2020,論文評価:??,糠澤先生テーマで鈴木は理解できず・・・)。
第343回:1)コンポスト肥料からの土壌・作物への薬剤耐性菌伝播(英文2020,論文評価:☆,実験方法や解析が不親切)。
2020年10月28日
下水と河川水の薬剤耐性大腸菌を比較した研究がNature関連誌のScientific Reportsに掲載されました。メンバーOB・上田君の修論研究をもとに,九州大学(現 久留米大学)の小椋義俊先生らがシーケンス解析してレベベルアップした成果です。クレードは薬剤耐性がないのが興味深いです。
アクセスして,シェアしましょう。
https://rdcu.be/b8O1j

Ogura, Y., Ueda, T., Nukazawa, K., Hiroki, H., Xie, H., Arimizu, Y., Hayashi, T. and Suzuki, Y. 2020. Antimicrobial resistance is more prevalent in various lineages of Escherichia coli strains isolated from sewage than in those from rivers. Scientific Reports 10, 17880.
研究発表情報
第28地球環境シンポジウム(⼟⽊学会地球環境委員会,2020年9月23日〜25日)。査読付きA論文2編とB論文3編を発表します。
A論文
糠澤桂,深川柊,鈴⽊祥広(宮崎⼤学):⾼濁度⽔への環境 DNA 法の適⽤に向けたろ過・濃縮⼿法の基礎的検討.
峯⽥陽⽣,糠澤桂,中尾彰吾,鈴⽊祥広(宮崎⼤学):分布型流出モデルを⽤いた⼩丸川⽔系におけるダム・堰による流況改変の縦断的評価.

B論文
清⽔宏樹(宮崎⼤学),真砂佳史(国⽴環境研究所),⼩椋義俊(久留⽶⼤学),糠澤桂,鈴⽊祥広(宮崎⼤学):⽔環境からの⼤腸菌病原遺伝⼦ 7 種の⼀⻫検出系の確⽴.
謝暉 (宮崎⼤学),⼩椋義俊(久留⽶⼤学),糠澤桂,鈴⽊祥広(宮崎⼤学):都市下⽔の⽣物処理過程における⽣残⼤腸菌の系統群と薬剤耐性率の変化.
⽚渕真⼈,清⽔宏樹,糠澤桂,鈴⽊祥広(宮崎⼤学):凝集・泡沫濃縮法を利⽤した河川⽔からの病原⼤腸菌の⾼感度検出および単離⼿法の開発.
2020年9月19日
アップが滞っていました。4年生も普通に英語論文を紹介しています(よくできています)。ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。第334回〜第339回,10本文の論文紹介。
1)米国食肉動物研究センターにおける大腸菌の発生源の輸送パターン(英文 2020,論文評価:星二つ☆☆),2)海水とプラスチック破片の微生物群集および病原細菌(英文2019,☆☆,海岸デブリとかぶる),3)細胞外DNAの回収濃縮分析法(英文2020,☆☆☆,先行されてしまった・・・),4)生物と水質の要素を組み合わせた川分類指数(RCI)の提案(英文2020,☆),5)バングラデシュの主要3河川の鉱物解析(英文2019,☆,鉱物解析の細かさは我々が上),6)下痢原性大腸菌の薬剤耐性率(英文2019,☆☆,生きた大腸菌回収とまるかぶり),7)インドのデリーで売られている新鮮な農作物の病原微生物の薬剤耐性菌調査,8)粉末活性炭と酸化鉄ナノ粒子を組み合わせた新規凝集剤凝集剤の開発(英文2020,☆)9)水文改変指標(IHA)最小化させたRIHAの提案と検証(英文2019,☆),10)RO海水淡水化の前処理のための鉄酸塩(Na2FeO4)凝集剤処理性(英文2019,無星・・・)。
2020年8月17日
研究業績のページ(論文,総説・報告,著書)を更新しました。得られた研究成果の情報共有を目的として,研究論文数にカウントされない総説・報告等も発表しています。
研究論文よりもわかりやすいかもしれませんので,アクセスしてみてください。
2020年8月15日
Science of the Total Environmentに掲載された論文が2020年10月月3日までfreeでシェアできます。是非,アクセスしてください。 Gradients of flow regulation shape community structures of stream fishes and insects within a catchment subject to typhoon events,
https://authors.elsevier.com/c/1bZyDB8ccoK9R
2020年8月4日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。
1)下水,家畜排泄物,病院排水からの薬剤耐性遺伝子の伝播ポテンシャル(英文,2020,論文評価:星二つ☆☆,遺伝子の知識がいないとついていけない・・・,お金かっいていそう),2)バラスト凝集の適切な処理条件の検討(英文,2020,論文評価:☆,処理性や実験の細かさはうちのラボが上)。
2020年7月30日
糠澤先生の主導してきた耳川の流況と生態の応答に関する研究論文が,環境科学分野で著名なジャーナルのScience of the Total Environment (Impact Factor: 6.551)にアクセプトされました。この研究は,九州電力,西日本技術開発とコラボして実施してきました。関係者各位にお礼申し上げます。将来の気候変動による河川の流況変化に対する魚類や水生昆虫の応答を予測できるようになるかもしれません。
Nukazawa et al.,: Gradients of flow regulation shape community structures of stream fishes and insects within a catchment subject to typhoon events,Science of the Total Environment, accepted, 2020.
2020年7月21日
今年度のゼミは,大学院生のメンバーからスタートしました。ゼミ(雑誌会)のページを更新しましたので見てください。
1)NGS法とデジタルPCR法による食品中の腸炎ビブリオの定量(英文,2019,論文評価:星二つ☆☆,うちのラボとアプローチが似ている),2)海水を凝集剤に利用した都市下水の軟化処理(英文,1999,論文評価:☆,海水やにがりを凝集剤に利用する研究の先駆けAyoub先生の論文)。
2020年7月16日
今週から指導教員管理のもとで3密避けるの厳守等の条件付きですが,毎日,研究室メンバーみんなで研究活動ができるようになりました。少しアクティビティアップします。ただし,宮崎県外への移動や県外からの来訪者の届け出が必要であり,自由な研究活動の再開はまだまだ先となります。
2020年7月15日
水環境学会誌7月号に「宮崎の水環境」が特集企画で掲載されました。糠澤先生の研究紹介や宮崎県の産官学民の取り組みが掲載されています。
■今月号の特集企画記事:水環境学会誌2020年7月号
<巻頭言>「日本のひなた」みやざきの水環境…鈴木祥広
[特 集]宮崎の水環境
・NPOが主導する宮崎独自の河川環境保全の取り組み…杉尾哲
・清流大淀川を次世代の子どもたちへつなぐ産官学民の取り組み…上水樽昌幸,石田翼
・耳川における総合土砂管理…小倉弘康
・宮崎の河川におけるダムによる生態影響評価研究…糠澤桂
・魚類の多様性に基づく宮崎県沿岸の生態学的評価…村瀬敦宣
・硫黄山噴火による強酸性白濁水の対策…伊藤健一
2020年7月3日
【受験生の皆さんへ】
宮崎大学工学部は,R3年度から改組し,工学科として1学科6プログラムに新しく生まれ変わります!詳しくは,宮崎大学工学部ホームページを見てください。我々の研究室には,土木環境工学プログラムから配属されます。是非,宮崎大学工学部工学科の土木環境工学プログラムから水環境研究室に入ってください。
2020年6月11日
JBBに掲載された論文が7月30日までfreeでシェアできます。
是非,アクセスしてください。
Fast, sensitive, and reliable detection of waterborne pathogens by digital PCR after coagulation and foam concentration.
https://authors.elsevier.com/a/1bD9F4xt7YdzTl
2020年6月4日
研究室ホームページを2020年度バージョンに更新しました。
業績ページに2019年の研究成果もアップデートしました。
2020年5月20日
宮崎県で新型コロナウイルスによる非常事態宣言が解除されたことに伴い,ようやく,どうしても必要な研究活動が厳しい条件付きで今日から行えるようになりました。研究室を2班に分けて,最低限必要な実験やその他の作業に取りかかることになります。原則,昼間のみの活動で,昨年までのように,メンバーが好きなだけ研究室にいられることはできません。安全に教育研究するため,不自由な研究活動を強いられますが,少しずつ前に進んでいきます。この間に,Webミーティングもできようにまりました。ゼミもWebを利用して新しいスキルを身に付けていくチャンスとします。今年度もゼミは7月頃から開始する予定です。
2020年度のホームページ更新にむけて準備中です。
2020年4月21日
新年度が開始されました。しかし,新型コロナの感染拡大の影響による緊急事態宣言をうけて,宮崎大学では,4月20日~5/10日まで学生のキャンパス内への立ち入りが禁止されました。研究室も4月17日からクローズドしています。せっかく,やる気のある新B4メンバーが我々の研究室に加わったのですが,スタートをコロナにくじかれました。今年度は,大学院進学希望者が多いので,感染予防と健康管理に十分留意して,じっくりと実験・研究を進めていきます。
研究室の中間発表会は6月頃に開催し,研究の方向性を決めます。ゼミ(雑誌会)は,7月頃からの開始を予定しています。これから少しずつ,研究室活動を軌道に戻していきたいです。
2019卒論・修論
2019年度の卒論・修論発表のタイトルです。興味のある高校生・高専生・大学生のみなさん,研究室で待っています。
廣木颯M2:畜産場を基点とする薬剤耐性大腸菌の伝播・拡散経路の追跡
高田悠介B4:海岸に漂着した植物デブリに存在する細菌の不活化と再活性化に関する基礎的研究
片渕真人B4:凝集・泡沫濃縮法を利用した河川水からの病原大腸菌の検出・単離手法の開発
中野里茄子B4:耳川水系のダム通砂運用による土砂移動の連続性評価
宇都宮将B4:瀬-淵の水理勾配を考慮した機械学習による底生動物分布モデルの構築
谷村優仁B4:気候変動が小丸川流域の水文過程に及ぼす影響の検討
深川柊B4:凝集・泡沫分離法を用いた濁水からの環境DNA検出手法の開発
矢代知寛B4:海水淡水化の前処理プロセスとしての軟化処理の導入に関する基礎的検討
矢野誠士B4:下水処理水中に残留する薬剤耐性細菌・遺伝子による自然由来大腸菌への薬剤耐性の伝播
三浦直人B4:宮崎県一ツ瀬ダムにおける水質調査と負荷量の見積
2020年2月13~14日
2019年度社会環境システム工学科卒業研究発表会。
2020年2月6日
軸丸淳史君の修士論文の成果を関係者の方々で仕上げた研究がJournal of Bioscience and Bioengineeringにアクセプトされました。ミネソタ大学,宮崎大学農学部,宮崎県衛生環境研究所とのコラボです。河川から泡沫分離で濃縮したDNAについてデジタルPCRで病原遺伝子を超高感度で検出・定量しました。
Fast, sensitive, and reliable detection of waterborne pathogens by digital PCR after coagulation and foam concentration.
【2020受験生の皆さんへ】
受験生の皆さん,センター試験,ご苦労様でした。このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「社会環境システム工学科」に入学してください。宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部やその他の学部・研究グループとの連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。水をきれいしたい人,自然環境を守りたい人,工学系で遺伝子に興味のある人,その他,水に興味のある人は,どなたでも楽しく研究できます。 我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。
夢ナビ(フロムページ)に本研究室の研究が紹介されています。
2020年1月23日
糠澤桂先生がファースト&コレスポンディングオーサーの論文がEcological Engineering (Elsevier, IF:3.4)にアクセプトされました。タイトル「Preliminary assessment of the impacts of sediment sluicing events on stream insects in the Mimi River, Japan」。宮崎県耳川の土砂通砂運用前後の生態系影響を評価した速報です。ご協力いた方々にお礼申し上げます。
2020年1月6日
ホームページを閲覧して頂いている皆様,明けましておめでとうございます。今年度の最後のゼミ(雑誌会)のページを更新しました(2回分)。2020年も水環境の研究に関わる我々の活動や情報を提供します。
1)カラスから単離したESBL大腸菌(英文,2019,論文評価:☆☆),2)ネパールの河川における病原細菌の多様性(英文,2019,☆☆),3)カーボンナノチューブとセラミックの複合膜(英文,2019,☆)。
2019年12月2日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました(4回分)。ゼミの開催が不定期となっています。今年度のゼミは12月で終わる予定です。
1)ケニアの乳製品中の薬事耐性菌(英文,2019,論文評価:☆),2)排水の異なる流域における薬剤耐性大腸菌の分布と多様性(英文,2019,☆),3)光による細菌ストレスとARGの接合伝達頻度(英文,2019,☆☆☆),4)改良したバイオサンドフィルターの機能(英文,2019,☆),5)カーボンナノチューブ・ポリビニルアルコール膜(英文,2019,☆),6)畜産場の薬剤耐性遺伝子(ARGs)周辺水環境への影響(英文,2019,☆☆),7)北欧の活性汚泥の菌叢解析(英文,2019,☆)。
2019年10月21日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました(3回分)。今年度は,ゼミと卒研とうまく両立できない場合が多いため,4年生の担当する回数を2~3に少なくしました。大学院進学メンバーは,4回がんばります。
1)海岸に生息する好砂海生菌(和文,2018),2)大型無脊椎動物と魚類に関する生物指標のモデル化(英文,2017,論文評価:☆☆),3)野生ブタの環境DNA(英文,2017,☆),4)気候変動シナリオによる河川流況の分析(英文,2016,☆☆),5) 霞ヶ浦底泥における脱窒速度(和文,2018),6)水酸化ナトリウムと二酸化炭素を用いた軟化処理(英文,2016,☆☆)。
2019年10月18日
今年から新メンバー(7名)が3年生後期から研究室に配属されてきました。やる気のある真面目なメンバーのようです。ようこそ水環境研究室へ。
2019年9月25日
社会環境システム工学科卒業研究中間発表会。来年2月の発表会本番までにどこまで進められるか・・・。発表リストは以下の通りです。
高田悠介:海岸漂着の植物デブリに存在する細菌の不活化と再活性化に関する研究
片渕真人:凝集・泡沫分離法を用いた活性細菌の回収
中野里茄子:耳川水系ダム通砂運用による土砂移動の連続性の評価
宇都宮将:宮崎県小丸川水系における環境勾配に沿った底生動物分布モデルの構築
谷村優仁:気候変動が小丸川流域の水循環に及ぼす影響の検討
深川柊:泡沫分離を用いた濁水からの環境DNA検出手法の開発
矢代知寛:軟化処理による海水の水資源利用に関する基礎的研究
矢野誠士:下水処理水に残留する薬剤耐性遺伝子・細菌による自然由来大腸菌への薬剤耐性伝播
三浦直人:一ツ瀬ダムにおける水質調査と負荷量見積
2019年9月24日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。
1)都市河川と下水処理施設の病原性細菌の網羅解析(英文,201,論文評価:☆☆),2)(1)焼却施設内たい積物の鉱物同定(和文,2004),3)細胞外薬剤耐性遺伝子の濃縮定量法(英文,2016,☆☆☆脱帽)。
2019年8月24日
投稿していた2編の論文が受理されました。
○鈴木祥広, 遠藤圭吾, 大幸和佳奈, 糠澤桂, 古橋勇一, 仲元寺宣明:下水消化汚泥の遠心脱水プロセスにおける高分子凝集剤の最適薬注率の設定. 水環境学会誌,印刷中,2019.*西原環境株式会社との共同研究の成果,大幸さんと遠藤君の膨大な実験結果を取りまとめた力作です。
○糠澤桂, 有働祐也, 鈴木祥広:宮崎県小丸川水系の底生動物の個体数変動における餌資源因子の影響評価. 水工学論文集第64巻(土木学会論文集B1(水工学), Vol.75, No.2),2019.*2018年度卒業生・有働君が卒論研究でがんばった多数地点の河川調査と底生動物の分類の成果を糠澤先生が取りまとめました。
2019年8月8日
ゼミの更新が遅れて,概要がたまってしまいました。ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。
1)洪水頻度解析(和文,2019),2)種類と孔径が異なるろ紙によるeDNA補捉効率(英文,2018,論文評価:☆☆),3)下水処理場と河川における抗菌薬とARGの濃度(英文,2018,☆☆),4)農業土壌におけV獣医用抗菌薬の残留濃度(英文,2019,☆☆),5)カリフォルニア海岸における砂中の微生物群集の移動と多様性(英文,2014,☆☆),6)洪水と河川下流における河道容量の減少の関連性(英文,2008,☆☆),7)全世界の下水処理場の抗菌薬とARGのプロファイル比較(英文,2019,☆☆☆),製鋼工場の酸洗浄液から調整された複合凝集剤の処理性(英文,2019,☆),8)GISによる四万十川流域の全窒素排出負荷量の推定(和文,2003)。
2019年7月31日
Asia Oceania Geosience Society (AOGS) 16th Annual Meeting(シンガポール)で鈴木と糠澤が発表しました。
○K. Nukazawa*, K. Akahoshi, Y. Suzuki: Dynamics of stream environmental DNA focusing on transport, bacteria and particle size.
○Y.Suzuki*, T. Furukawa, K. Nukazawa: A proposal of source tracking of fecal pollution in recreational waters by applying pulsed-field gel electrophoresis (PFGE).
2019年7月26日
微生物ウィーク(東京大学微生物科学イノベーション連携研究機構)で鈴木が講演しました。
○鈴木祥広(宮崎大学),西山正晃(山形大学):水環境における腸球菌の薬剤耐性獲得・伝播ポテンシャルの評価.
受賞報告
Environment Technology Conference 2019 (WET2019)において,M2・廣木颯君(Hayate HIROKI)がThe WET Excellent Presentation Award_2019を受賞しました。 おめでとう!地道な牧場サンプリングと薬剤耐性試験の成果が評価されました。後輩も後に続きましょう。
学会発表情報
Environment Technology Conference 2019 (WET2019),2019年7月13日~14日,大阪大学。英語で口頭&ポスターのプレゼンします。
*Hui XIE: Growth and Antibiotic Resistance Acquisition of Escherichia coli in a River that Receives Treated Sewage Effluent.
*Ryosuke KAKU: Fundamental Study on Optimum Condition in Super-high-speed Coagulation and Sedimentation Using Micro-sand.
*Hiroki SHIMIZU: Development of Comprehensive Detection Method of Pathogenic Bacteria from River Water Combining Foam Concentration and Bacterial Flora Analysis.
*Hayate HIROKI: A Field Study on Antibiotic Resistant Escherichia Coli Isolated from Livestock, Wild Animals and Wastewater in a Stock Farm.
2019年7月5日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。1)衛星リモートセンシング技術による野生動物保護,2)膜処理による海水淡水化の前処理(英文,2014,論文評価:星二つ☆☆)。
2019年7月4日
橋本怜奈さんの修論に薬剤耐性試験を追加した研究「下水処理水の流入による河川由来の大腸菌の再増殖と薬剤耐性発現」がScience of the Total Environmentにアクセプトされました。ミネソタ大学の石井聡先生にも研究計画段階からご協力して頂きました。みなさん,ありがとうございました。 Suzuki, Y., Hashimoto, R., Xie, H., Nishimura, E., Nishiyama, M., Nukazawa, K., Ishii, S. 2019. Growth and antibiotic resistance acquisition of Escherichia coli in a river that receives treated sewage effluent. Science of the Total Environment,Accepted.
2019年6月24日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4がゼミ最初から英語論文にチャレンジしました。
1)ブタ(生まれたて~屠殺)の薬剤耐性菌プロファイルの変遷(英文,2019,論文評価:星二つ☆☆), 2)マルチプレックスPCR法と次世代シーケンシング法を組み合わせた複数の病原細菌の一斉検出(英文,2019,論文評価:☆☆☆), 3)ヒドロキシアパタイトを利用したケーキ濾過によるColilert-18法の偽陽性回避(英文,2019,論文評価:星二つ☆☆)。
2019年6月11日
2019年度のゼミ(雑誌会)がスタートしました。毎週、ジャーナルに掲載された2~3編の論文を紹介します。論文概要もアップします。
1)下水処理水の放流先河川の薬剤耐性遺伝子と抗菌薬の分布(英文、2018、論文評価:星一つ☆)、2)アルミニウム系凝集剤、バラスト剤、および高分子凝集剤による凝集沈殿特性(英文、2019、無星!)。
2019年5月23日
研究室ホームページを 2019 年度バージョンに更新しました
2019年4月25日
2018年度の研究業績(論文,学会発表)を更新しました。昨年度は,実りの多い1年でした。今年度も継続して研究活動してきます。
2019年4月18日
2019年度の研究室の新メンバーが決まりました。9名の4年生が新たに加わりました。テーマも大枠で決まりました。近々,ホームページを更新して紹介します。
H30年度卒論・修論表彰
2019年3月22日の平成30年度卒業式・修了式において,角領将君が卒業論文研究発表会・優秀発表賞, 西村恵美さんと軸丸淳史君が修士論文研究発表会・優秀発表賞を受賞し,表彰されました。おめでとう!よく頑張りました。 2019年度も彼らに続きましょう。
研究発表情報
第53回日本水環境学会年会(2019年3月7日~9日;山梨大学)において研究発表しました。 今回は,クリタ賞(4件一次選考×),ライオン賞(2件×)でした。しかし,立派な発表内容・プレゼンでした。また,来年度に挑戦しましょう!
○軸丸淳史,糠澤桂,真砂佳史,小椋義俊,石井聡,鈴木祥広:河川上流から河口域に至る病原性細菌の検出率の変化
○角領将,古橋勇一,仲元寺宣明,糠澤桂,鈴木祥広:超高速凝集沈殿処理に用いる高分子凝集剤の処理性能の検討
○西村恵美,糠澤桂,鈴木祥広:自然河川の最上流域から検出される薬剤耐性菌の供給源の推定
○清水宏樹,軸丸淳史,糠澤桂,真砂佳史,小椋義俊,石井聡,鈴木祥広:泡沫濃縮と菌叢解析を組み合わせた河川水からの病原性細菌の網羅的検出法の開発
○廣木颯,畔柳聴,坂本信介,小林郁雄,上村涼子,糠澤桂,鈴木祥広:畜産場のウシ,ネズミ,および畜産排水における薬剤耐性大腸菌の実態調査
○Xie, H., Hashimoto, R., Nukazawa, K., Suzuki, Y. 2019. Antibiotic resistance profiles of regrowth Escherichia coli in urban rivers inflowing treated wastewater
2019年2月14~15日
社会環境システム工学科 卒業論文発表会。質疑応答で1年間の努力に差が出てしまいました。 質問の善し悪しもありました。2018年度B4メンバーの発表タイトルは以下の通りです。
・有働祐也:宮崎県小丸川流域における底生動物群集の分布調査
・赤星賢太郎:細菌と粒子サイズに着目した河川における環境DNAの動態に関する研究
・黒田貴洋:海岸に漂着した植物デブリスによる砂浜の細菌汚染に関する調査研究
・角領将:マイクロサンドを用いた超高速凝集沈殿処理における最適条件に関する基礎的研究
・清水宏樹:泡沫濃縮と菌叢解析を組み合わせた河川水からの病原性細菌の網羅的検出法の開発
・堤哲也:鉱物解析に基づく宮崎県耳川水系のダム通砂運用による土砂移動の追跡調査
・中尾彰吾:宮崎県小丸川流域を対象とした分布型流出モデルの適用
・藤井直人:宮崎県一ツ瀬ダムにおける窒素,リン,およびクロロフィルの表面水平分布に関する調査研究
2019年2月8日
工学研究科工学専攻環境系コースBの修士論文発表会。どれも学術論文になる成果が得られていました。 我々教員も責任もって論文取りまとめ,論文投稿します。2018年度M2メンバーの発表タイトルは以下の通りです。
・金山祐太:宮崎県耳川流域における分布型流出モデルを用いたダム通砂運用の評価
・軸丸淳史:凝集・泡沫濃縮法を用いた環境水からの微生物DNAの回収と病原性細菌の高感度検出
・白坂厚大:宮崎県耳川水系における流況と土砂動態変化が河川生態系に及ぼす影響
・西村 恵美:自然河川の最上流域で検出された薬剤耐性菌の遺伝子型解析による汚染源の推定
・宮園昂:宮崎海岸の養浜施行が前浜の土砂分布に及ぼす影響
2019年 受験生の皆さんへ
受験生の皆さん,センター試験,ご苦労様でした。現在,出願期間中でいろいろな大学を探していることでしょう。
このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「社会環境システム工学科」に入学してください。宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部やその他の学部・研究グループとの連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。
夢ナビ(フロムページ)に本研究室の研究が紹介されています。
2019年1月8日
3回分の雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。
310回:1)ポリ塩化アルミニウムとポリアクリルアミドによる凝集沈殿処(英文,2018),2)長江とその沿岸域の堆積物鉱物分析(英文,2018),湖の窒素負 荷の起源推定(英文,2018),ベンガル湾の堆積物鉱物分析(英文,2018)。
311回:1)砂浜と海水に存在する腸球菌と細菌叢の空間分布(英文,2013),バラスト水の薬剤耐性遺伝子やヒト病原細菌(英文,2018)。
312回:底生動物と環境変数の関係性(英文,2016),南アフリカの下水処理場放流水中の薬剤耐性大腸菌(英文,2018)。
受賞報告
第55回環境工学研究フォーラムにおいて,西村恵美さんが優秀ポスター発表賞を受賞しました。おめでとう!!
研究発表情報
第55回環境工学研究フォーラム(2018年12月17日~19日;京都大学吉田キャンパス)において研究発表します。
〇廣木颯・畔柳聴・坂本信介・小林郁雄・上村涼子・糠澤桂・鈴木祥広:牧場における畜産動物と 畜舎周辺に生息する野生小動物の薬剤耐性大腸菌の実態調査(査読付論文).
〇西村恵美・糠澤桂・鈴木祥広:自然河川の最上流域における大腸菌と腸球菌の薬剤耐性株の存在実態.
〇Hui XIE・Kei NUKAZAWA・Yoshihiro SUZUKI: Changes in Phylogroups and Antibiotic-resistant Profiles of Escherichia Coli in Municipal Wastewater under Aerobic Condition.
2018年11月20日
雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。各メンバーの2018年の雑誌会担当も,あと1回となりました。
1)ダム下流の底生動物群集の解析(英文,2019),2)大腸菌における抗生物質濃度と薬剤耐性の獲得との関係性(英文,2018),3)SWATモデルによる流出解析の補正(英文,2018),4)海洋の溶存DNA変化(英文,2018)。
2018年11月17日
下水処理水を栄養塩の資源とする海藻生長促進に関する研究が"Journal of Environmental Science and Technology"にアクセプトされました。下水処理水の混合による海水の塩分低下と栄養塩強化のトレードオフの関係を生物応答試験で検討しました。佐賀大学 山西博幸教授の研究室とのコラボ研究の成果です。
Suzuki, Y., Nakada, K., Nukazawa, K., Yamanishi, H. 2018. Optimum condition for valuable seaweed growth to utilize treated sewage as a nutrient source. Journal of Environmental Science and Technology, Accepted.
2018年10月29日
雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。 4年生も積極的に英語論文をレビューするようになっています。
1)洪水流出シミュレーション(和文,2016),2)除草剤輸送モデル(英文,2017), 3)エコリージョンと生物の分布(英文,2013), 4)砂浜に打ち上げられた海藻による細菌汚染(英文,2014),5)ニジマスeDNAの分解速度(英文,2018), 6)ダムの栄養レベル指数(TLI)と水質指数(WQI), 7)屋根から集水した雨水のふん便細菌(英文,2018),8)PCR-NGS法の検出感度(英文,2018)。
2018年10月10日
雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。 水サンプル中の残留抗菌薬を測定している論文が掲載されてきていいます。 1)河川須における残留抗生物質,薬剤耐性菌,および薬剤耐性遺伝子(英文,2018), 2)畜産場,およびその周辺環境におけるた薬剤耐性菌,薬剤耐性遺伝子,および薬剤耐性ヒト病原菌の存在実態(英文,2018), 3)東シナ海とその周辺河川の堆積物の分布特性と輸送(英文,2009), 4)荒瀬ダム撤去による土砂輸送の変化(和文,2012),5) ダム10%維持流量の妥当性(英文,2017)。
2018年9月26日
雑誌会の更新が滞っていました。雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。 1)小川チャンバー内の病原遺伝子と薬剤耐性遺伝子(ARGs)の残留性(英文,2018), 2)海藻の環境DNA(和文,2017),3)動物や飼育するヒトの薬剤耐性(英文,2017), 4)河川モデルのSWATとAnnAGNPSの比較(英文,2015),5) ダム堆積物(和文,2004),6)分布型流出・洪水氾濫解析(和文,2015), 7)水国データを用いた底生動物や魚類の空間分布解析(和文,2013),8)野生動物の薬剤耐性菌(英文,2019), 9)レクリエーション湖の薬剤耐性菌遺伝子と病原細菌(英文,2018)。
2018年9月20日
学科内の卒論研究中間発表会(9月27日)の事前練習を行いました。 研究の目的がはっきりしたはずなので,当日までにしっかりと仕上げていきます。卒論タイトル(仮)は以下のとおりです。
有働祐也 :宮崎県小丸川流域における底生動物群集の分布調査
黒田貴洋:河岸に漂着した植物デブリスによる砂浜の細菌汚染に関する調査研究
赤星賢太郎:細菌に着目した河川の環境DNAの動態に関する研究
角領将:マイクロサンドを用いた超高速凝集沈殿処理における最適条件に関する基礎的研究
清水宏樹:水環境における病原細菌の一斉検出法の開発
堤哲也:耳川水系のダム通砂運用による土砂移動の実態調査
中尾彰吾:宮崎県小丸川流域を対象とした分布型流出モデルの適用
藤井直人:一ツ瀬ダムにおける窒素とリンの物質収支に関する調査研究
2018年8月27日
山形大学・東北大学・宮崎大学の研究交流セミナーを開催しました。深いディスカッションができました。
2018年8月26日
雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。 1)分布型流出モデルによる流出解析,2)腸管出血性大腸菌の迅速検出,3)都市河川流域の薬剤耐性菌, 4)石油随伴水の凝集処理,5)ダム貯水池底層における嫌気層の形成,6)底生動物量の空間分布予測モデル。
2018年8月25日
宮崎県加江田川におけるコイの環境DNAの研究が,環境分野でトップレベルのジャーナルのEnvironmental Science & Technologyにアクセプト(もうすぐ掲載)されました。 糠澤桂助教とH29年度OGの浜砂有紀さんが中心となった研究成果です。去年の卒論研究がES&Tに載るとは!現在,環境DNAはとてもホットなテーマなので,関連研究を急いで進めています。
Nukazawa, Kei; Hamasuna, Yuki; Suzuki, Yoshihiro "Simulating the advection and degradation of the environmental DNA of common carp along a river", Environmental Science & Technology, 2018.
2018年8月6日
雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。更新が遅れていました。院生による最新論文(2017,2018)や4年生も和文論文を紹介しています。1)環境DNAを用いたアユ現存量推定,2)製紙工場廃水の凝集処理,3)霞ヶ浦の長期的藍藻類消失,4)開発された浸食・堆積モデル紹介,5)畜産場における薬剤耐性遺伝子,6)出し平ダム排砂,7)貯水池のフラッシング影響,8)人間活動が直接及ばない環境(自然環境)に存在する薬剤耐性遺伝子,9)雨水流出水の病原体・薬剤耐性遺伝子の網羅検出,10)南シナ海の鉱物分布,11)ビーチの周辺の環境要因とふん便細菌汚染の関係。薬剤耐性遺伝子の研究は,中国の独壇場になっています。
2018年8月3日
大学院生(M1, M2)の研究進捗報告会。来年2月の修論発表会までにどこまで研究を発展できるか。 メンバーの飛躍に期待。
2018年7月19日
2回分の雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。4年生も和文論文を紹介しています。1)水生生物と河川流量,2)浄水施設からの薬剤耐性菌検出,3)漂着ゴミ,4)蛍光RT-multiplex PCR法による病原微生物検出,5)下水と屠殺場排水の病原大腸菌。
学会発表情報
Environment Technology Conference 2018 (WET2018) 愛媛大学にて研究発表3件。M2・軸丸淳史君がThe WET Excellent Presentation Awardを受賞しました。おめでとう!
○JIKUMARU, Atsushi: Development of High Efficiency Concentration Method of DNA from River Water by Combined Process of Coagulation and Form Separation.
○MIYAZONO, Akira: Effect on sand supply to foreshore by beach nourishment on the Miyazaki Coast.
○NISHIMURA, Emi: Comparison of Antibiotic-Resistant Escherichia coli Collected from Uninhabited Island and Urban Ponds in Miyazaki, Japan.
2018年7月6日
今年度初めての4年生の卒業研究の進捗状況報告会を開催しました。進捗状況は個々でかなりの差があります。7月になり,研究の背景や目的などをしっかりと理解して,本格的に実験・研究に取り組んでいきます。夜は,中国留学生・謝暉さんの大学院合格お祝いコンパ。
2018年6月23日
2018年度雑誌会スタート。毎週,メンバーの持ち回りで,水環境に関連する国内外のジャーナルに掲載された論文を紹介ます。今年度,2回分の雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。1)リクリエーション水域の病原細菌,2)ウシ農場の薬剤耐性サルモネラ,3)放射性セシウムの河川輸送モデル,4)タイランド湾底質の鉱物分布。
2018年6月5日
Science of the Total Environmentに掲載された論文が下記のURLから50日間フリーでダウンロードできます。
https://authors.elsevier.com/a/1X7hK_17GgH3fj
2017年5月27日
研究室ホームページを2018年度バージョンに更新しました。
2018年5月25日
木崎浜の砂浜の細菌数や菌叢が台風イベントによって影響を受けることを取りまとめた論文がScience of the Total Environmentにアクセプトされました。寺西康太郎君の修士論文がベースになっています。研究室メンバーみんなで苦労して砂浜の深くまで砂採取した甲斐がありました。また,メタゲノム解析は,九州大学医学部の小椋義俊准教授の協力によるものです。
・Y.SUZUKI, K.TERANISHI, T. MATSUWAKI, K. NUKAZAWA, Y. OGURA: Effects of bacterial pollution caused by a strong typhoon event and the restoration of a recreational beach: Transitions of fecal bacterial counts and bacterial flora in beach sand, in press, 2018.
2018年4月12日
新年度がスタートしました。社会環境システム工学科に入学した新入生,進級した2・3年生の皆さんのなかで,水環境に興味のある人は,いつでも研究室・実験室の見学にきてください。メンバーが案内します。
2018年3月20日
業績(論文,学会発表)のページを更新しました。2017年度の研究活動の成果を整理しています。
2018年3月19日
下記の論文が Journal of Environmental Science and Technology (Scopus収録)に掲載されました。この論文は,モンゴルからの留学生M2・Maralmaa Byambaaさんの修士論文をもとに,モンゴル国立大学と宮崎大学の研究グループで取りまとめた成果です。
○Byambaa M, Dolgor E, Shiomori K, Suzuki Y. 2018. Removal of Heavy Metals from Industrial Wastewater by Precipitation and Foam Separation Using Lime and Casein. Journal of Environmental Science and Technology 11(1):1-9.
優秀発表賞
日本水環境学会 H29年度 九州沖縄支部研究発表会(2018年3月10日,熊本大学)において,M2・Maralmaa ByambaaさんとM2・橋本怜奈さんが優秀発表賞で表彰されました。おめでとう!
2018年3月6日
3月に国内で開催される学会で,各メンバーの研究成果を発表します(しました)。
学会発表
第52回日本水環境学会年会(2018年3月15日~18日,北海道大学)。メンバーが3件の研究発表。クリタ賞一次選考で3件とも敗退。
○遠藤圭吾,大幸和佳奈,古橋勇一,仲元寺宣明,糠澤桂,鈴木祥広:消化汚泥処理における高分子凝集剤の最適添加率を支配する因子
○上田卓矢,糠澤桂,鈴木祥広:下水と河川水における大腸菌のphylogroup 分類の比較
○軸丸淳史,糠澤桂,鈴木祥広:河川上流から河口域に至るDNA濃度の変化
学会発表
日本水環境学会 H29年度 九州沖縄支部研究発表会(2018年3月10日,熊本大学)。メンバーが5件の研究発表。
○Maralmaa Byambaa:Removal and recovery of heavy metals from industrial wastewater by precipitation and foam separation using lime and casein.
○西村恵美:自然河川の最上流域における薬剤耐性腸球菌の実態調査
○廣木楓:住吉牧場における畜舎内と畜舎近傍に生息するネズミの薬剤耐性菌保有状況の比較
○浜砂有紀:河川におけるコイの環境DNAの動態に関する研究
○橋本怜奈:下水処理水の流入する都市小河川における大腸菌の動態に関する調査研究
学会発表
土木学会 H29年度 西部支部研究発表会(2018年3月3日,宮崎大学)。メンバーが4件の研究発表。
○金山祐太, 糠澤桂, 鈴木祥広:宮崎県耳川流域におけるダム放流を考慮した流出解析
○白坂厚大, 糠澤桂, 鈴木祥広:流況平滑化指標を用いた宮崎県耳川水系の減水区間の生態系評価
○板清智也, 伊藤健一, 糠澤桂, 鈴木祥広:宮崎県中部海岸における土砂の鉱物学的類似性の比較
○宮園昂, 伊藤健一, 板清智也, 糠澤桂, 鈴木祥広:宮崎海岸の養浜施工が前浜の土砂分布に及ぼす影響.
卒業研究発表会
社会環境システム工学科のH29年度卒業研究発表会,2018年2月15日(木)~16日(金)。メンバーのうちの6名の4年生が発表します。公聴OK。研究室の新テーマの成果を発表します。
【発表者リスト】
・西元竣哉:マニラ首都圏におけるデング熱媒介蚊の生息分布に与える影響の評価
・佐藤亜李紗:軟化処理による下水処理水と海水の水資源利用に関する基礎的研究
・溝田悠貴:イオン化飛行型質量分析計(MALDI-TOF MS)による宿主源の異なる腸球菌の菌種同定
・杉田弘樹:無人島と生活圏内の池から単離した大腸菌の薬剤耐性の比較 ― 枇榔島のカモ池と宮崎市平和台公園の新池 ―
・浜砂有紀:河川におけるコイの環境DNAの動態に関する研究
・廣木颯 住吉牧場における畜舎内と畜舎近傍に生息するネズミの薬剤耐性菌保有状況の比較
2018年2月9日
雑誌会のページ(1回分)を更新しました。1) 海藻バイオフィルターによるエビ養殖排水の栄養塩除去,2)スペイン海岸における養浜効果の検証。
修士論文発表会
2018年2月6日(火)工学研究科環境系Bコース(社会環境システム工学分野)の修士論文発表会。メンバーのうちの7名のM2が発表します。公聴OK。研究室のメインテーマの成果を発表します。
【発表者リスト】
・板清智也:宮崎県中部海岸における土砂の鉱物学的類似性の比較
・上田卓矢:河川水と下水から単離した大腸菌の系統群と薬剤耐性との関係
・遠藤圭吾:下水の消化汚泥処理における高分子凝集剤の最適添加率と脱水性に関する基礎的研究
・中田光紀:下水処理水による海藻の生長促進効果に関する基礎的研究
・橋本怜奈:下水処理水の流入する都市小河川における大腸菌の動態に関する調査研究
・松脇知典:レクリエーションビーチにおける腸球菌の動態と薬剤耐性保有に関する調査研究
・Byambaa MARALMAA:A study on removal and recovery of heavy metals from industrial wastewater by precipitation and foam separation
2018年2月2日
2018年最初の雑誌会のページ(1回分)を更新しました。今回は準備できた1名のみのレビューです。宿主の異なる腸球菌の病原性・薬剤耐性遺伝子。
2017年12月27日
卒業研究の進捗状況発表会(研究室内)を行いました。また,学会発表予定者の成果発表も行いました。2月には卒業発表会,3月は学会が予定されています。夜:研究室忘年会。
2017年12月22日
2017年最後の雑誌会のページを更新しました。1)NGS法とqPCR法による潜在的病原細菌の汚染状況把握,2)エビ養殖排水による海藻増殖,3)SWATモデルによる砂防ダム流域内の評価。
2017年12月15日
雑誌会のページ(2回分)を更新しました。とても興味深い最新の論文情報が紹介してあります。
1)流域の土壌特性と土壌粘土鉱物の調査,2)カモメによるレクリエーションビーチへのヒト由来細菌輸送,3)レクリエーション水域の腸球菌の病原遺伝子保有,4)浮遊選鉱法による海水からのモリブデン分離,5)流量制御河川と非流量制御河川における底生動物の形態学的特徴比較。
2017年12月1日
雑誌会のページ(4回分)を更新しました。B4のメンバーも英語論文を理解して,要領よくプレゼンテーションできるようになりました。12月いっぱいで2017年度の雑誌会は終了する予定です。
1)NGS法とqPCR法を併用した病原細菌リスク評価,2)下水消化汚泥のアルカリ水熱処理,3)デジタルPCRによる環境DNA測定,4)底質における薬剤耐性遺伝子の残留性,5)ネッタイシマカの産卵活動分布,6)ybbW 遺伝子を標的としたqPCR法による大腸菌定量, 7)水域での培養可能細菌の生残性,8)ゴキブリが保有する病原性細菌の薬剤耐性,9)閉鎖性湾の腸球菌の病原遺伝子保有と薬剤耐性,10)MALDI-TOF MSによる家禽体内の腸球菌の菌種同定。
学会発表情報
第54回環境工学研究フォーラム(2017年11月17-18日,岐阜大学)。〇Maralmaa BYAMBAA(University of Miyazaki)・Erdenechimeg DOLGOR(National University of Mongolia)・Yoshihiro SUZUKI(University of Miyazaki):Recovery of Heavy Metals from Wastewater by Precipitation and Foam Separation Using Lime and Casein.
〇中田光紀(宮崎大学)・山西博幸(佐賀大学)・鈴木祥広(宮崎大学):下水処理水による海藻スサビノリの生長促進効果に関する基礎的研究.
〇西村恵美・糠澤桂・鈴木祥広(宮崎大学):自然河川から単離した大腸菌の薬剤耐性プロファイルとPFGE型の比較.
2017年11月13日
雑誌会のページを更新しました。1)SWATモデルによるLULCの変化と将来の気候変動に対する流量・全浮遊物質量・全窒素量・全リン量の変化予測,2)砂利海岸における養浜効果の調査。
2017年10月27日
雑誌会のページ(2回分)を更新しました。1)都市河川堆積物の鉱物学的特徴付け,2)MALDI-TOF MSによる大腸菌系統群分類手法,3)環境大腸菌のレビュー,4) クワガタムシに貯蔵される細菌の抗生物質産生。
2017年10月14日
雑誌会のページ(2回分)を更新しました。1)コイの環境DNA(B4による英論文紹介),2)泡沫分離法による重金属除去,3)水田の有機農法評価,4) 鉄酸化細菌を利用した消化汚泥の脱水,5)マレーシアのリクレーションビーチの腸球菌汚染。多分野の論文を紹介しています。
2017年10月10日
下記の論文が水工学分野では非常に評価の高いジャーナル[Journal of Hydrology]にアクセプトされました。この論文は,修了生(現・日立造船)・木原浩助君の修士論文をもとに,糠澤桂助教がさらに解析等を加え,ブラッシュアップして,成果となりました。うちの研究室では,Journal of Hydrologyへの掲載は初となります。
Kei Nukazawa, Kousuke Kihara,and Yoshihiro Suzuki."Negligible contribution of reservoir dams to organic and inorganic transport in the lower Mimi River, Japan", Journal of Hydrology, 2017, in press.
2017年9月18日
下記の論文がジャーナルにアクセプトされました。新名君(現・水ing)の修士論文の成果をさらにブラッシュアップさせました。MALDI-TOF MSで水環境の各サンプルの大腸菌群の菌叢を解析した最新の研究成果です。公開情報は後ほどお知らせします。
Suzuki Y, Niina K, Matsuwaki T, Nukazawa K, Iguchi A. 2017.Bacterial flora analysis of coliforms in sewage, river water, and ground water using MALDI-TOF mass spectrometry. Journal of Environmental Science and Health, Part A.
2017年9月15日
雑誌会のページ(2回分)を更新しました。B4も積極的に国際ジャーナルの論文を紹介しています。1)海洋堆積物,2)土砂生産量と土壌侵食量を推定モデル,3)NGSによる食品媒介性病原体検出。1)バイオフィルム形成と薬剤感受性,2)野鳥の薬剤感受性,3)犬猫の薬剤感受性。
2017年9月4日
雑誌会のページを更新しました。M1とM2による国際ジャーナルの論文(2016~)を紹介しています。1) 河川の土壌学的特性調査 ,2)Dam Environmental Vulnerability Index,3)尿路感染性大腸菌。
2017年8月30日
夏休みが終わり,ゼミを再開しました。雑誌会のページを更新しました。1)下水利用による脂質藻類の培養,2),泡沫分離法によるCoEDTAの除去。
2017年8月14日~17日
モンゴル国立大学との泡沫分離研究のコラボと鉱産工場の調査を兼ねて,鈴木がモンゴルに行ってきました(with M2・Mayaさん, 環境応用化学科・塩盛弘一郎教授)。突貫ツアーのようでしたが,満喫してきました。ウランバートルは大都会,あとはイメージ通りの大草原にゲル,牛,馬,羊,山羊の放牧。研究室ギャラリーにphotoを掲載しました。
2017年8月5日
雑誌会のページを更新しました。B4メンバーによる和文論文の紹介もあります。1)海岸浸食土砂,2)ツル糞便サルモネラの薬剤耐性,3)カワバタモロコの環境DNA,4)食品製造環境や食品から分離したグラム陰性桿菌の薬剤耐性。
2017年7月27日
国連大学リサーチフェロー・真砂佳史先生が来学し,持続可能な開発目標(SDGs)と最新の衛生工学研究のトレンドについて,講演されました。翌日の28日には,うちの研究室オリジナルである細菌DVA超濃縮法を実体験してもらいました。新しい研究テーマでコラボレーションしていく計画が立ちました。
2017年7月22日
雑誌会のページを更新(2回分)しました。1)大腸菌の系統型のqPCR定量,2)汚泥脱水メカニズム,3)下水処理水の湿地植物根圏細菌への影響,4)ビーチの大腸菌・腸球菌汚染の環境支配要因。
研究室OB・OGのみなさん,最近の雑誌会(ゼミ)は,レベルが低下しています。スライドはきれいなのに理解度が浅い,レビュー担当者のパス,理由も言えない欠席など。いろいろなルートで活を入れてやってください。雑誌会は,研究の情報収集・共有,学術論文の理解力アップ,プレゼンスキルの向上など,研究室の最重要プログラムの一つです。
2017年7月11日
雑誌会のページを更新(2回分)しました。B4も和文の論文を紹介しました。
6月30日:1)河川底生生物・付着藻類,2)薬剤耐性決定因子の検出頻度,3)土砂鉱物の磁気分析。
7月7日:1)ヒトスジシマカの分布,2)イヌふん便の薬剤耐性菌,3)海水淡水化。
非常にバリエーションに富んだ研究論文の紹介となっています。
2017年6月27日
2005~2016年度メンバーと研究テーマをアップしました。雑誌会のページを更新しました。1)泡沫分離法によるNi除去,2)分布型流出モデルによる河川の土砂輸送,3)5種の病原性細菌の同時検出法。
2017年6月22日
2017年度雑誌会スタート。毎週,メンバーの持ち回りで,水環境に関連する国内外のジャーナルに掲載された論文を紹介します。
雑誌会(ゼミ)のページに論文の概要をアップしました。
1)大腸菌の系統群分類,2)農村起源の病原性大腸菌汚染,3)活性汚泥の脱水。
2017年5月26日
2017年度の3研究室(土手研,関戸研,鈴木・糠澤研)新歓合同コンパ。
総勢30名以上で大賑わいでした。連携して実験・研究に取り組んでいきます。
2017年5月19日
研究業績ページ(学会発表)を更新しました。
2017年5月16日
2017年度バージョンに更新しました。
2017年3月24日
宮崎大学卒業式・修了式。卒業・修了,おめでとう。農学工学総合研究科を代表して西山正晃君が学長から博士(工学)の学位を授与されました。おめでとう。Dr.西山正晃君は4月1日から山形大学農学部で活躍します。
式典終了後,社会環境システム工学科・土木環境工学専攻の卒業・修了懇談会が開催されました。今年度の卒業論文発表会の優秀発表賞は,大幸和佳奈さん,西村恵美さんの2名が受賞しました。おめでとう!なお,修士の発表賞は本研究室ゼロ・・・。大学院へ進学するメンバーは,学会・論文発表で研究成果を国内外にアピールしていこう。
受賞報告
第51回日本水環境学会年会(2016年度)(2017年3月15日-17日,熊本大学)において,B4・西村恵美さんが年会学生ポスター発表賞(ライオン賞) を受賞しました。
おめでとう!研究室初のライオン賞です。さらに発展させてクリタ賞を目指しましょう。
学会発表情報
第51回日本水環境学会年会(2016年度)(2017年3月15日-17日,熊本大学)。下記の研究成果を発表します。
○西山正晃・福留健太・太田優治・鈴木祥広:下水処理水が流入する小河川で再増殖する大腸菌の遺伝子解析
○宮園 昂・板清智也・伊藤健一・鈴木祥広:宮崎海岸における養浜の海岸保全効果の検証
○西村恵美・西山正晃・糠澤 桂・鈴木祥広:自然河川と都市河川における大腸菌の薬剤耐性プロファイルの比較
○糠澤 桂・風間 聡・渡辺幸三:流出解析を利用した河川無脊椎生物の生息分布予測モデルの開発
2017年3月4日
研究業績のページの論文情報を更新しました。
学会発表情報
土木学会西部支部 平成28年度西部支部研究発表会(2017年3月4日)。糠澤グループのB4が発表します。
○金山祐太・糠澤桂・鈴木祥広:宮崎県耳川流域における分布型流出モデルの適用
○白坂厚大・糠澤桂・鈴木祥広:耳川のダム通砂運用前における河川生態系の実態評価
2017年2月18日
我々の調査研究で13年間をともにしてきた採水号に,ゆっくりと休んでもらうことにしました。採水号には,大勢の研究室メンバーが採水や採泥・土砂,そのほか様々なサンプリング調査でお世話になりました。そのおかげでたくさんの水環境関連の研究論文が掲載されてきました。これからは採水号Jrが後を引き継ぎます。
2017年2月16,17日
H28年度 社会環境システム工学科卒業研究発表会。B4の研究室メンバー6名が下記のタイトルで発表しました。1年間,よく実験・研究しました。
○白坂厚大:宮崎県耳川のダム通砂運用前における河川生態系の実態評価
○大幸和佳奈:消化汚泥処理における高分子凝集剤の最適添加率を支配する因子に関する研究
○西川由梨:海浜ビーチの砂浜極表層に存在する細菌の増殖・減衰を支配する要因
○西村恵美 :河川の上流と下流における薬剤耐性大腸菌の存在実態の比較
○宮園昂:宮崎海岸の養浜施工における前浜への土砂供給効果
○金山祐太:宮崎県耳川流域における分布型流出モデルの適用
2017年2月7日
H28年度 土木工学専攻修士論文発表会。M2の研究室メンバー,2名が下記のタイトルで発表しました。
○寺西康太郎:レクリエーションビーチにおける細菌の汚染実態と菌叢解析に関する研究
○平井貴大:牛糞尿を用いた微生物燃料電池の性能向上に関する研究
2017年1月27日
西山正晃君の学位論文・博士(工学)の公聴会。2009年(当時B4・梶井翔太君)から着手した研究室メインテーマである薬剤耐性菌研究の集大成の成果発表でした。
○西山正晃:水環境における腸球菌の薬剤耐性獲得・伝播ポテンシャルの評価に関する研究
2017年1月26日
D3・西山正晃君がファースト&コレスポンディングスオーサーとして投稿した論文がオープンジャーナル[Water]にアクセプトされました。3名のレフリーからの容赦のない100項目以上にわたるコメント・修正意見を突破した力作です。近日,ネット上にアップされます。
Title: Antibiotic resistance profiling and genotyping of vancomycin-resistant enterococci collected from an urban river basin in the provincial city of Miyazaki, Japan
Authors: Masateru Nishiyama *, Yoshitoshi Ogura, Tetsuya Hayashi, Yoshihiro Suzuki
2017年
受験生の皆さんへ
受験生の皆さん,センター試験,ご苦労様でした。このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「社会環境システム工学科」に入学ください。宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部やその他の学部・研究グループとの連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。
我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。
夢ナビ(フロムページ)に本研究室の研究が紹介されています。
2016年12月26日
ゼミ(1回分)のページに関連研究の文献概要をアップしました。1)ビーチ砂における微生物遺伝子の残留性,2)河川の土砂生産・輸送の分布型モデル解析,3)薬剤耐性大腸菌。
2016年12月22日
研究室忘年会。残念ながら2名の欠席がありましたが,とても楽しく夜遅くまで2016年を振り返りました。明日から各自の実験・研究の進捗状況に合わせて冬休みです。
2016年12月17日
研究室における修論研究(M2)と卒論研究(B4)の年末中間発表会を行いました。M2メンバーは,ほぼ実験・取りまとめも終了しており,修士論文の完成の指示がありました。B4メンバーは,進捗状況が大きく異なっており,ほぼ完成のプレゼンもあれば,これから研究追い込みのレベルもありました。それぞれの成果発表に向けて,あと数ヶ月間,がんがりましょう。
2016年12月12日
ゼミ(1回分)のページに関連研究の文献概要をアップしました。1)微生物燃料電池と窒素除去,2)高分子凝集剤による下水汚泥。
2016年12月8日
第53回環境工学研究フォーラムにおいて,M2・寺西康太郎君が優秀ホ゜スター発表賞を受賞しました。おめでとう!この賞の受賞は,研究室では久しぶりです。他のメンバーも立派にプレゼンしていました。
学会発表情報
第53回環境工学研究フォーラム(2016年12月6日~8日,北九州国際会議場)。
○西山正晃・今福夕貴・寺西康太郎・鈴木祥広:凝集と泡沫分離の複合プロセスによる河川水からの高効率DNA回収法の開発
○寺西康太郎・西山正晃2・鈴木祥広:レクリエーションビーチの砂浜におけるふん便指標細菌の存在実態と細菌叢解析
○西村恵美・西山正晃・糠澤桂・鈴木祥広:宮崎市内を流下する八重川上・下流における薬剤耐性大腸菌の薬剤耐性プロファイルの比較
○板清智也・伊藤健一・東崚太・佐藤愼司・鈴木祥広:土砂の鉱物学的特性による宮崎県一ツ瀬川河口・海岸の土砂堆積過程の検討
2016年12月2日
ゼミ(3回分)のページに関連研究の文献概要をアップしました。B4メンバーも英語論文にチャレンジしました。
2016年11月8日
ゼミのページに関連研究の文献概要をアップしました。1)重鉱物解析によるサンフランシスコ湾への土砂供給・輸送経路(2013),2)河川底質の懸濁による病原性細菌の拡散(2016)。
2016年10月28日
ゼミ(2回分)のページに文献の概要をアップしました。B4も英語論文にチャレンジしました。 最新の海外ジャーナルの紹介もあります。
2016年10月25日
本学農学工学総合研究科の主催した平成28年度 農工定期セミナー「英語による農工大学院生研究発表会(発表者16名)」において,D3・西山正晃君が学長賞を受賞しました。おめでとう。
2016年10月14日
夢ナビライブ福岡2016において,夢ナビTALK「海や川に漂う“汚れた泡沫”の工学的魅力」と講義ライブ「泡”で汚れた水の汚れを瞬時に濃縮・除去する!」で鈴木が講師をしてきました。YouTube「夢ナビTALKチャンネル」で紹介されます。
2016年10月11日
研究業績ページの論文と学会発表のデータを更新しました。メンバーやOBの研究成果が蓄積されていっています。
2016年10月5日
ゼミ(4回分)のページに文献の概要をアップしました。最新の海外ジャーナルの紹介もあります。B4のプレゼンスキルも上手になってきました。
受賞報告
第19回日本水環境学会シンポジウムにおいて,D3・西山正晃君が博士研究奨励賞(オルガノ賞)の最優秀賞qお受賞しました。おめでとう!これまでに薬剤耐性菌の調査や解析等でご協力頂いた皆様,諸学会等で有益なコメント・ご指導頂いた先生方,研究室OBにお礼申し上げます。
2016年9月6日
ゼミのページに文献の概要をアップしました。B4メンバーによる和文論文を紹介しています。
受賞報告
Water and Environment Technology Conference 2016において,D3・西山正晃君がThe WET Excellent Presentation Awardを受賞しました(2回目)。おめでとう!研究室メンバーの後輩も後に続きましょう。
学会発表情報

第19回日本水環境学会シンポジウム(2016年9月13日~15日,秋田県立大学。下記の2名が発表します。
○鈴木祥広,新名晃宜,井口純:イオン化飛行型質量分析計(MALDI-TOF MS)による水環境中の大腸菌群の迅速同定,微生物生態と水環境工学研究委員会セッション.
○西山正晃:水環境における腸球菌の薬剤耐性獲得・伝播ポテンシャルの評価,若手研究紹介(オルガノ)セッション.

Water and Environment Technology Conference 2016 (WET2016)(Japan on 27th-28th August 2016).下記の3名が発表します。
○NISHIYAMA, Masateru: Conjugative Transfer of Antibiotic Resistance from Vancomycin- Resistance Enterococci to Enterococcus Genus in Water Environment.
○HASHIMOTO, Reina: Fate of Vancomycin-resistant Bacteria and Corresponding Resistance Genes in a Sewage Treatment Plant.
○ITAKIYO, Tomoya: Qualitative Characterization of Coastal Sand Distribution in Miyazaki Coast along Hyuganada by Mineralogical Analysis.
2016年8月8日
研究室OB・牛島理博君(水ing株式会社)の修士論文の成果を取りまとめた研究「薬剤耐性サルモネラの河川実態調査」がジャーナルにアクセプトされました。掲載情報はわかり次第お知らせします。
・Suzuki Y., Ushijima M.:Distribution of antimicrobial resistant Salmonella in an urban river that flows through the provincial city of Miyazaki, Japan, Water and Environment Journal, 2016, in press.
2016年8月4日
愛媛大学の渡辺幸三先生が研究打ち合わせと情報交換を兼ねて研究室に訪問されました。河川の水生昆虫の遺伝子解析や海外でのデング熱ウイルスを媒介する蚊の分布パターン解析など,最先端の研究について紹介がありました。我々の河川研究においても渡辺先生にサポート頂いて進めて行きます。
2016年8月3日
ゼミのページに2回分の文献の概要をアップしました。院生メンバーは海外ジャーナルの最新論文,そしてB4メンバーは各自の卒論研究に関連する和文論文を紹介しています。 なかでも(MALDI-TOF) massで水道水の細菌の同定に関する研究(2016)は,我々のテーマと重なっており,後れをとってしまったようで焦りを感じています。
2016年7月25日
ゼミのページに2回分の文献の概要をアップしました。院生メンバーが海外ジャーナルの最新論文を紹介しています。
2016年7月22日
小木曽凡芳氏(社会人D3,三祐コンサルタンツ)の博士学位論文「公聴会」が開催されました。論文題目:ナイルデルタ流域における安価な水質浄化技術の導入とその評価に関する研究。エジプト国内の情勢悪化のなか,現地調査・実験を遂行し,3年間で有用な成果を取りまとめました。
2016年7月7日
ゼミのページに2回分の文献の概要をアップしました。B4のメンバーが和文誌論文を紹介しています。
2016年6月23日
2016年度の雑誌会(ゼミ)が6月からスタートしました。ゼミのページに3回分の文献の概要をアップしました。我々の研究室に関連する研究について,2015年,2016年の最新文献も発表しています。
2016年6月3日
平成28年度3研究室(土手研,関戸研,鈴木・糠澤研)の新メンバー歓迎合同コンパ。新教員の糠澤桂助教も加わり,大盛り上がりでした。一年間,協力・連携し合って研究していきます。
2016年5月12日
2016年度バージョンに更新しました。
2016年4月15日
(株)西原環境・社長のフンフシリング ミッシェル氏が研究室に来室されました。水道ビジョン等について意見交換しました。
2016年4月5日
研究室修了生の島内秀貴君の修士論文の成果をD3・西山正晃君が発展させて,ジャーナル Microbes and Environmentsに受理されました。ようやく島内君の努力が報われました。
○Temporal variability of genetic patterns and antibiotic resistance profiles of enterococci isolated from human faeces.
2016年4月1日
社会環境システム工学科・助教 糠澤桂先生が着任しました。研究室の教員メンバーに加わって一緒に研究します。糠澤先生の専門は,水文生態学です。研究室における河川の研究が広がります。
2016年3月24日
宮崎大学卒業式・修了式。卒業・修了おめでとう。社会環境システム工学科・土木環境工学専攻の卒業・修了懇談会が開催されました。H27年度修士論文発表会の優秀発表賞は,新名晃宜君,宇野瑞穂さん,平山翔太君の3名が受賞しました。卒業論文発表会の優秀発表賞は,今福夕貴さん,上田卓矢君,太田優治君の3名が受賞しました。おめでとう!大学院へ進学するメンバーは,学会・論文発表で研究成果を国内外にアピールしていこう。
受賞報告
第50回日本水環境学会年会において,M2・新名晃宜君が年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞しました。おめでとう!新名君は修士課程の在学中にWET2014・2015 Excellent Presentation Award, クリタ賞の3つも受賞しました。
学会発表情報
第50回日本水環境学会年会(2016年3月16日~18日,徳島)。下記の4件の研究発表。
○新名晃宜, 井口純, 鈴木祥広:イオン化飛行型質量分析計(MALDI-TOF MS)による大腸菌群の迅速かつ正確な同定手法の確立.
○木原浩助, 横山保夫, 鈴木祥広:宮崎県耳川水系の物質輸送特性と流下量推定における L-Q 式の有用性の検討.
○平山翔太, 鈴木祥広:マイクロプレートを用いたパイオアッセイによる海藻スサピノリ殻胞子と海産珪藻スケレトネマの金属感受性比較.
○西山正晃, 鈴木祥広. 2016. 水環境における腸球菌の薬剤耐性遺伝子の伝播ポテンシャルに関する検討.
2016年3月4日
研究室メンバーのM2宇野瑞穂さんが宮崎大学の平成27年度女性研究者奨励賞を受賞し,宮崎大学長から表彰されました。おめ でとう!全学女性の院生・教員が対象ですので,工学研究科修士課程での受賞は快挙です。水をきれいにしたい女性のみなさん,宇野さんに続きましょう。男子頑張れ。
学会発表情報
平成27年度日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会(2016年2月27日,佐賀大学)において,下記の6件の研究を発表しました。B4も学会初デビューです。M1・寺西康太郎君が優秀発表賞で表彰されました。鈴木も学術賞で表彰されました。
○板清智也, 伊藤健一, 鈴木祥広:宮崎海岸における土砂の鉱物学的類似性の比較
○平井貴大, 鈴木祥広, 井上謙吾:微生物燃料電池を用いた前処理済みの牛糞尿における最適な希釈倍率の検討
○寺西康太郎, 鈴木祥広:レクリエーションビーチの砂浜における細菌汚染の実態と起源調査
○今福夕貴, 鈴木祥広:凝集と泡沫分離の複合プロセスによる河川水からの DNA の高効率濃縮法の開発
○中田光紀, 平山翔太, 鈴木祥広:下水処理水による海藻スサビノリの生長促進効果に関する基礎的検討
○上田卓矢, 鈴木祥広:泡沫分離濃縮法を用いた河川水からの活性大腸菌回収法の検討
2016年2月22日
研究業績のページを更新しました。
2016年2月18-19日
平成27年度 社会環境システム工学科卒業研究発表会。研究室B4メンバー 6名全員,無事発表を終えました(19日夜:打ち上げコンパ,宮崎出張中のOB・荒生靖大氏も出席)。研究室を去るB4の皆さん,1年間よくばんがりました。大学院進学組は,研究内容やプレゼンなど,さらにレベルアップしましょう。
○板清智也:宮崎海岸における土砂の鉱物学的類似性の比較
○今福夕貴:凝集と泡沫分離の複合プロセスによる河川水からのDNAの高効率濃縮法の開発
○上田卓矢:泡沫濃縮法による河川水からの大腸菌活性細胞の回収
○太田優治:下水処理放流水が流入する小河川で再増殖する大腸菌の遺伝子型解析
○中田光紀:下水処理水による海藻スサビノリの生長促進効果に関する基礎的検討
○松脇知典:マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析(MALDI-TOF MS)による腸球菌の菌種同定
2016年2月9日
平成27年度 土木環境工学専攻 学位(修士)論文発表会。研究室のM2メンバー4名,無事に発表を終えました。研究成果のピックアップ,プレゼンテーション,質疑応答なども非常に優れていました。M2メンバーの活躍で,H27年度は研究室のアクティビティが大幅アップしたように思います。研究室に残るメンバーと来る新メンバーでさらに高みを目指しましょう。
○宇野 瑞穂:日光照射と海水混合による下水処理水の消毒効果に関する基礎的研究
○木原 浩助:耳川水系のダム流域における物質循環と輸送機構に関する研究
○新名 晃宜:イオン化飛行型質量分析計(MALDI-TOF MS)による大腸菌群の迅速かつ正確な同定技術の確立
○平山 翔太:海藻を供試生物とした迅速かつ低労力な生物応答試験法の開発
2016年2月6日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4メンバーの発表最終回も終わりました。要旨の完成が遅れて,更新に時間を要し2016年となってしましました。新年度のゼミは,新メンバーで6月スタートの予定です。
D3(社会人Drコース)小木曽凡芳氏の投稿論文が受理されました。エジプトのナイルデルタは水質汚濁が著しいことを報告しています。
○小木曽凡芳, 大石貴行, 鈴木祥広. 2016. ナイルデルタの農業排水路における水質汚濁の実態調査. 環境技術 印刷中.
2016年1月18日
昨年は,12月26日の研究進捗状況報告&忘年会で研究室の1年間が終わりました。そして,2016年の研究室の活動がスタートしていました。
今年はさい先良く,下記の論文がアクセプトされました。研究室OB荒生靖大君と小林拓未君の修士論文がもとになっています。
査読者の方々から貴重なコメントをたくさん頂き,論文のレベルアップが図れました。感謝いたします。
○荒生靖大, 伊藤健一, 大石博之, 村上俊樹, 鈴木祥広:鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究,土木学会論文集(正規投稿),登載可 2016.
○Suzuki Y, Kobayashi T, Nishiyama M, Kono T.: Concentration of MS2 Phage in River Water by a Combined Ferric Colloid Adsorption and Foam Separation-Based Method, with Ms2 Phage Leaching from Ferric Colloid, Journal of Bioscience and Bioengineering, in press 2016.
2015年12月21日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました(最近3回分)。B4メンバーも5回目最後の担当となり,英語論文を理解してプレゼンしています。院生メンバーも質の高い論文を紹介していますので,ゼミページへ進んでください。
2015年12月18日
研究室OB荒生靖大君(西原環境)がお土産をたくさん持って研究室に尋ねてきてくれました。社会人として活躍しているようです。夜は遅くまでメンバーと交流したそうです。
2015年11月25日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。国際ジャーナルの学術論文を紹介しています。B4メンバーも英論文に積極的にチャレンジしています。
卒業研究に直接関連する参考論文は,国内には乏しことがわかったようです。
1)海藻への高濃度の窒素・リンの影響,2) MALDI-TOF MSによる腸球菌と大腸菌の同定,3)野生動物のバンコマイシン耐性菌,4)7種の海藻の重金属影響,5)海藻に生息する大腸菌。
2015年11月11日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。国内外の学術論文を紹介しています。1)降雨による集水域の土砂輸送,2) MALDI-TOF MS細菌解析,3)地下水の菌叢解析,4)養豚排水の微生物燃料電池,5)腸球菌の海水中での不活化,ほか。
2015年10月21日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。国内外の学術論文を紹介しています。B4メンバーも一流ジャーナル Science of the Total Environment (2015)に挑戦しました。(1)河川底質における大腸菌再増殖,(2)紅藻カギイバラノリの生育条件, (3)コンタクトレンズケースの微生物,(4)薬剤耐性遺伝子インテグロン・QAC耐性遺伝子。(5)紅藻Gracilaria tenuistipitataの重金属影響。
2015年10月10日
研究室OBの牛島理博君(水ing株式会社)が投稿論文打ち合わせを兼ねて研究室に尋ねてきてくれました(夜遅く?朝ま で?歓迎コンパ)。浄水場の現場で活躍しているそうです。
2015年10月8日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。国内外の関連研究の最新論文を紹介しています。(1)砂浜の菌叢解析,(2)鉱物 の風化,(3)水道原水のウイルスと原虫の実態調査,(4)腸管出血性大腸菌の検出・同定。
2015年9月25日
社会環境システム工学科の卒論研究中間発表会。パワーポイント資料は,良い出来映えでした。しかし,教員からの重要な質疑に対して,的確に応答できたメンバーはまだいませんでした。研究をさらに深めて,来年2月の卒論研究発表会本番では,見事な応答を期待しています。
2015年9月19日
大分高専・古川隼士助教(研究室OB)が情報交換を兼ねて研究室に尋ねてきてくれました(夜遅くまでコンパ)。古川研究室の成果として,薬剤耐性菌の研究が海外ジャーナルにアクセプトされたとのことです。
2015年9月16日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。海外ジャーナルに最近掲載された論文を紹介しています。
(1)薬剤耐性遺伝子の伝播,(2)海藻バイオアッセイによるキレート影響,(3)太陽光によるふん便汚染細菌の不活化,(4)ダムにおける降水量と濁質量の関係, (5)MALDI-TOF Masによるバラスト水の細菌解析。
2015年9月1日
夏休みも終わり,大学院進学の希望者も全員合格し,卒論・修論の研究も本格化します。
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4メンバーによる国内の関連研究の論文を紹介しています。(1)河川水の大腸菌群と大腸菌の検出の問題点,(2)オゴノリの生育条件,(3) MALDIバイオタイパーによるStreptococcusの同定。
学会発表情報
Water and Environment Technology Conference 2015 (WET2015)(8月5-6日,日本大学理工学部,東京)において,研究発表をしました。M2・新名君がWET Excellent Presentation Awardを受賞しました。おめでとう。
○NISHIYAMA, Masateru:Relationships between temporal variability of genetic patterns and antibiotic-resistant profiles 55 of fecal indicator bacteria, enterococci isolated from a human feces.
○NIINA, Kouki:Classification of coliform group bacteria in municipal wastewater using matrix-assisted laser 55 desorption ionization-time of flight mass spectrometry (MALDI-TOF MS)
2015年8月5日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。国内外の関連研究の論文を紹介しています。 (1)海水中の微生物群集構造,(2)微生物燃料電池,(3)霞ヶ浦の懸濁物質,(4)河口の底質動態と微生物群集,(5)酵素基質培地 CHROMagar STEC。
卒論研究の進捗状況報告も実施。明日の8月6日から各自で計画・調整して夏休み。
2015年7月23日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。国内外の関連研究の 最新論文を紹介しています。 (1)腸球菌の家畜動物腸内での薬剤耐性獲得,(2) 海岸での大腸菌の消長,(3)河川流量からの濁質負荷予測,(4)大腸菌の再増殖など。
2015年7月17日
研究室OBの清水則年君(株式会社NJS日本上下水道設計)が研究室に尋ねてきてくれました。
論文掲載情報
株式会社西原環境との共同研究の成果が「用水と廃水」に掲載されます。
鈴木祥広,荒生靖大,吉田在秀,菊川哲生,伊藤貫浩,仲元寺宣明,浜本洋一:「二液調質による下水汚泥脱水ケーキの低含水化に関する基礎的研究 」,用水と廃水,2015.
2015年7月7日
農学部主催の環境微生物セミナーにおいて,静岡大学の新谷政己准教授による「モデル環境下におけるプラスミドの挙動解析」に 関する講演がありました。せっかくのこのチャンスに,我々の研究室にもお呼びして,D2・西山君の博論テーマに関連するVRE腸球菌のプラスミド 伝達の実験方法や研究の方向性について指導して頂きました。
2015年7月1日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。雑誌会はB4メンバーの担当となりました。国内和文誌の論文を紹介しています。(1)鉱物解析、(2)溶存DNAと多薬剤耐性菌、(3)大腸菌O157,O26の検出法。
2015年6月30日
OBの平良浩保君(日立造船)が研究室に尋ねてきてくれました。九州内の現場を飛び回って活躍しているようです。
2015年6月27日
研究室のB4による卒論研究の進捗報告会を行いました(その後,大学前のえびすやでプチ反省会)。国内外の関連する研究論文を検索・収集して,自分の研究 の意義・目的を明確にしていきます。
2015年6月24日
ゼミ(雑誌会)のページに、新しい論文を紹介しています。次のテーマの論文を紹介しています。
(1)河川の土砂・栄養塩の流出ダイナミクス、(2)カロチノイド保有腸球菌の生残性、(3)MALDI-TOF massによる腸球菌の同定、(4)河川中の細菌の菌叢解析、(5)微生物燃料電池の都市下水利用。来週から新B4メンバーがプレゼンターになります。
2015年6月9日
本日から研究室ゼミをスタートしました。ゼミ(雑誌会)のページに、次の2つの論文を紹介しています。
(1)砂中における腸球菌の生残性、(2)海藻の初期発生段階に及ぼす堆積物、栄養塩、水温の影響。
2015年6月1日
6月9日(火)から2015年度の雑誌会をスタートします。国内外ジャーナルに掲載された水環境分野の論文概要を随時アップ しますので,チェックしてください。
2015年5月23日
NPO法人 大淀川流域ネットワークの活動の一環である「身近な水環境の全国一斉調査」に鈴木が参加してきました。流域住民のボランティアによって,大淀川流域の各地点の水質が毎年測定され,貴重なデータが継続して蓄積されています。我々の研究室も流域住民に貢献できるよう,河川の水質浄化・水質保全の研究に努めていきましょう。
2015年5月21日
3研究室(土手研,関戸研,鈴木研)合同で,2015年度の新B4歓迎コンパを開催しました。約30名の大コンパでした。みんなで協力して環境研究を発展させましょう。
2015年5月1日
ホームページを2015年度版に全面バージョンアップしました。
2015年4月24日
2015年度の新B4メンバー・6名が配属されました(夜・研究室新歓コンパ)。新年度の研究スタートです。テーマの詳細 は,打ち合わせしながら検討します。
2015年4月15日
業績のページを更新しました。
2015年4月14日
水環境分野に興味のある学生・院生を対象として,水道機工株式会社の説明会がありました。水道メーカーで活躍したい人材を求めています。
2015年4月13日
メタウォーター株式会社の単独セミナーのため,研究室OBの小林拓未君が来学しました。元気に活躍しているようです。小林君は,後輩の入社を強く希望していました。
2015年3月24日
宮崎大学卒業式・修了式。M2メンバー2名とB4メンバー6名が無事に修了・卒業しました。
修論発表会における優秀発表賞として荒生靖大と牛島理博君が表彰されました。
また,卒業論文発表会の優秀発表賞として,藤崎大樹君と吉田在秀君が 表彰されました。おめでとう!発表会までにサポートしてくれた他のメンバー全員に感謝しましょう。
2015年3月19日
日本水環境学会年会に参加し,2件の研究発表をしました。90名以上の他大学・B4や高専・専攻科生が熱くポスター発表しているのを目の当たりにして,我々の研究室はまだまだ能力も努力も大幅に不足していると感じて宮崎に帰ってきました。来年は,うちのメンバーも参加でるようにすることを目標にします。
学会発表情報
第49回日本水環境学会年会(2014年度,2015年3月16日~18日,金沢大学)。
○木原浩助(宮崎大院・工),横山保夫(西日本技術開発),鈴木祥広(宮崎大・工):ダムが連続する宮崎県耳川水系における物質循環と降水量との関係
○西山正晃(宮崎大院・農工),鈴木祥広(宮崎大・工):都市を流下する河川流域におけるバンコマイシン耐性腸球菌の拡散実態
2015年2月28日
平成26年度日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会において,B4寺西康太郎君,M2牛島理博君,M2荒生靖大君,D1西山正晃君の4名が優秀発表賞を受賞しました。頂いたコメントやアドバイスを参考にして,更に研究を深めていきましょう。
学会発表情報
平成26年度日本水環境学会九州沖縄支部研究発表会(2015年2月28日,鹿児島高専)
○寺西康太郎,鈴木祥広:河川に形成する泡沫に濃縮されるふん便指標細菌の実態調査査
○平山翔太,土手裕,関戸知雄,鈴木祥広:海産珪藻を用いた生物応答試験による焼却灰溶出水の生態影響評価
○牛島理博,鈴木祥広:都市河川流域における薬剤耐性サルモネラの分布と遺伝子学的関連性
○宇野瑞穂,村田匡俊,鈴木祥広:日光照射後に生残する下水処理水中の腸球菌種
○西山正晃,鈴木祥広:都市を経由する河川から単離した腸球菌の薬剤感受性評価
○新名晃宜,鈴木祥広:イオン化飛行型質量分析計(MALDI-TOF MS)による大腸菌の宿主判別法に関する基礎的研究較
○荒生靖大,伊藤健一(宮崎大学国際連携センター),鈴木祥広:鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究
○木原浩助,横山保夫(西日本技術開発),鈴木祥広:耳川流域の物質循環の動態に関する研究
2015年2月19日-20日
H26年度土木環境工学科 卒業研究発表会。今年度から2日間かけて卒業予定者全員の卒業研究発表が同一会場で行われました。研究室メンバー6名,無事に発表を終えました。サポートしてくれた院生メンバーに感謝です。
○稲森一差:レクリエーションビーチにおけるふん便細菌の汚染実態に関する調査研究
○奥尭史:鉱物学的解析による宮崎市海岸の土砂の質的分布調査
○寺西康太郎:河川に形成する泡沫に濃縮される細菌の網羅的解析
○平井貴大:畜産廃棄物を原料とする高性能微生物燃料電池の開発
○藤崎大樹:下水処理水の流入する都市小河川における大腸菌の再増殖に関する研究
○吉田在秀:二液調質による下水汚泥脱水ケーキの低含水化に関する基礎的研究
2015年2月13日
H26年度土木環境工学専攻 修士論文発表会。M2メンバーの2名が発表しました。データ量も多く,質も高く,プレゼンスキルも見事でした。指導教員の遙か上をいっています。いるうちに学術雑誌へ論文投稿しましょう。
○荒生靖大:鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究
○牛島理博:都市河川流域における薬剤耐性サルモネラの分布と遺伝子学的関連性
2015年1月24日
ゼミ(雑誌会)のページをを更新しました。微生物燃料電池のTOF-MSによる病原性大腸菌の検出,海藻バイオアッセイ,太陽光消毒の論文を紹介しています。
2015の受験生の皆さんへ
受験生の皆さん,センター試験,ご苦労様でした。このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は,ぜひ,宮崎大学工学部「社会環境システム工学科」に入学ください。宮崎大学のメリットは,水環境の研究に恵まれたフィールドが身近にあること,農学部や医学部のなど他学部との連携が密であること,そして自由な教育・研究環境に恵まれていることです。
我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。
2015年1月7日
今日から2015年研究室の活動が本格的にスタートしました。修士論文発表会は2月13日(金),卒業論文発表会は2月19日(木)・20日(金)です。これまでの研究成果がアピールできるように,メンバーで協力していきましょう。
投稿していた下記の論文が昨年末に,掲載可となりました。あの2012年度卒・玄君の卒業論文をベースとした研究成果も専門誌「用水と廃水」に掲載されます。年・号・巻・ページは,掲載後,業績ページに記載します。
○鈴木祥広, 玄晄植, 吉野内謙, 伊藤健一, 和田信一郎. 2014. 火山灰凝集材による濁水の凝集特性. 用水と廃水,印刷中.
○西山正晃, 竹下友作, 鈴木祥広. 2014. 下水と河川水における薬剤耐性腸球菌の存在実態とその比較. 水環境学会誌, 印刷中.
2014年12月26日
環境分野の3研究室合同(土手研,関戸研,鈴木研)による修論・卒論中間発表会。あと一ヶ月少し,各自のテーマに責任もって取りまとめていきましょう。今年も研究成果は今ひとつでしたが,無事に1年を終えることができました。夜:3研究室合同忘年会。
(卒業論文)
稲森一差:宮崎市のレクリエーションビーチにおけるふん便性指標細菌の実態調査
奥尭史:宮崎市の海岸に分布する土砂の鉱物学的解析による質的把握
寺西康太郎:河川に形成する泡沫に濃縮される細菌の網羅的解析
平井貴大:畜産廃棄物を原料とする高性能微生物燃料電池の開発
藤崎大樹:下水処理水の流入する都市小河川における大腸菌の再増殖に関する研究
吉田在秀:二液調質による下水汚泥脱水ケーキの低含水化に関する基礎的研究
(修士論文)
荒生靖大:鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究
牛島理博:都市河川流域における薬剤耐性サルモネラの分布と遺伝子学的関連性
学会発表情報
第51回環境工学研究フォーラム(2014年12月20日(土)~22日(月),山梨大学)で下記の研究成果を発表します。
○牛島理博・鈴木祥広(宮崎大学)「市街地を流下する河川流域における薬剤耐性サルモネラの実態調査」
○荒生靖大・伊藤健一(宮崎大学),大石博之(西日本技術開発),村上俊樹(九州電力),鈴木祥広(宮崎大学)「物理・化学的鉱物解析による水系の土砂輸送経路追跡手法の提案」
2014年12月16日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。今年最後のゼミでした。
B4メンバーによる国際ジャーナルの論文が紹介されています。残るB4の2名は,新年早々に英語論文にチャレンジします。
2014年12月5日
北海道大学大学院の石井聡先生をお招きして,講演会を開催しました。「水環境におけるふん便指標細菌の挙動」について,有名ジャーナルに掲載された多数の研究成果から最近動向までを講演していただきました。水環境中において,大腸菌は間違いなく増殖することがわかりました。翌日の12月6日,我々の調査フィールド・熊野川の現地調査にも同行していただき,コメントやアドバイスをたくさん頂きました。水環境中での大腸菌の再増殖について研究していきます。
2014年12月2日
ゼミ(雑誌会)業績(学会発表)のページを更新しました。M2・D1メンバーによる海外の重要論文が紹介されています。
2014年11月28日
社会人DrコースD1・小木曽氏の研究論文が環境技術学会の学会誌「環境技術」に受理されました。エジプトのナイルデルタにおける水質浄化の成果です。旧丸山研究室OBの大石貴行氏(三祐コンサルタント)も共著者です。
○小木曽凡芳・大石貴行・鈴木祥広「マイクロバブルによるナイルデルタの農業用排水の水質浄化」
2014年11月16日
宮崎大学祭の期間中に,工学部テクノフェスタ体験入学の行事がありました。本学科に興味のある高校生を受け入れて,研究室メンバーと一緒にジャーテスト(凝集沈殿)の実験をしました。水環境に興味を持ってくれた生徒さんは,近い将来,是非,本学科に入学してください。
2014年11月14日
水道機工株式会社の丸山研究室OG・奈須リサさん(旧姓・小田さん)が上司の方と一緒に会社説明のため,研究室を訪ねて来てくれました。女性も元気に水処理メーカーで活躍しています。
2014年11月12日
ゼミ(雑誌会)のページをを更新しました。大腸菌の簡易測定,TOF-MSによる菌種同定,海洋の酸性化の海藻への影響などのジャーナルを紹介しています。
2014年10月25日
ゼミ(雑誌会)業績(学会発表)のページを更新しました。ゼミでは,B4メンバーも英語論文にチャレンジしました。各メンバーの研究に関連する既報論文を紹介しています。
2014年10月21日
宮崎大学の環境報告書2014の特集記事において,我々の研究室が紹介されました。研究の大枠テーマごとに,わかりやすく内容などが説明されていますので,ご一読ください。
2014年10月10日
研究室OBの島内英貴君(フジクリーン、H25年度修士課程修了)が研究室に訪ねてきてくれました。その後は,研究室メンバーと深夜までコンパでした。設計から現場までの多岐にわたる分野で活躍しているようです。また,明日から仕事・研究にがんばりましょう。
2014年10月1日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。堆積物の鉱物解析,海藻を利用したバイオアッセイなどの最近の論文を紹介しています。
2014年9月29日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。藻類に付着したサルモネラの再増殖,バンコマイシン耐性腸球菌,河川物質収支の解析法についての最近の論文を紹介しています。
2014年9月26日
泡沫を利用したクリプトスポリジウムの濃縮法の研究論文が国際ジャーナルにアクセプトされました。掲載巻号,ページ等の情報は,後ほど業績ページで公表します。
○Suzuki, Y. and Takida, T., 2014. Concentration of Cryptosporidium oocysts from river water by coagulation and foam separation combined with acid dissolution of ferric flocs. Journal of Environmental Science and Health, Part A, in press.
2014年9月19日
学科内の卒業研究中間発表会において,研究室B4メンバーが発表しました。研究の理解度と進捗状況にも差がでてきました。しかし,これからが卒論研究の本番です。先生方のコメントを参考に頑張っていきましょう。
・稲森一差「レクリエーションビーチにおけるふん便細菌の汚染実態と生残性に関する調査研究」
・奥尭史「宮崎市の海岸に分布する砂の鉱物学的解析による質的把握」
・寺西康太郎「河川に形成する泡沫に濃縮される微生物の網羅的解析」
・平井貴大「畜産廃棄物を原料とする高性能微生物燃料電池の開発」
・藤崎大樹「下水処理放流水の流入する都市小河川におけるふん便細菌数の変化」
・吉田在秀「二液調質型遠心脱水機による脱水汚泥の低含水化に関する研究」
2014年9月9日
日本水環境学会シンポジウム(滋賀県立大学)の水中の健康関連微生物研究委員会のセッションにおいて,下水処理水放流域とレクリエーションビーチにおけるふん便細菌の調査結果を報告しました。微生物専門の先生方から貴重なコメントをいただきました。今後の調査研究に反映させていきます。
○木原浩助*,福留健太,平山翔太,鈴木祥広(宮崎大)下水処理水の流入が都市小河川におけるふん便指標細菌に及ぼす影響
○西山正晃*,清水則年,宇野瑞穂,鈴木祥広(宮崎大)レクリエーションビーチの砂浜におけるふん便汚染の実態調査
2014年9月5日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。T0F-MSによる病原性大腸菌の検索,太陽光消毒,その他について紹介しています。我々も最新のT0F-MSが使えるので,我々の研究に応用できそうです。
2014年8月29日
韓国・釜山で開催された韓国・日本・台湾の土木学会によるジョイントシンポジウム“Proceeding of Korea(BUGB)-Japan(SC)-Taiwan(SC) 2014 Joint Conference on Civil Engineering”に,D1・西山正晃君,M2・荒生靖大君,M2・牛島理博君が参加し,研究発表しました。
2014年8月20日
宮崎大学広報誌「宮崎大学MAGAZINE(2014 vol.17)」において“水ぎわのススメ(水環境)”をテーマに,我々の研究室が紹介されています。わかりやすく研究内容などが説明されていますので,ご一読ください。
2014年8月18日
研究業績ページの学会等での発表を更新しました。
2014年8月11日
台風一過の砂浜海岸の調査をしました。波は穏やかでしたが,海水から大腸菌が高濃度で検出されました。これからモニタリングをしていきます。
2014年8月8日
研究室内で4年生の卒業研究の中間発表会を行いました。進捗状況に大きな違いもあり,これから頑張らないと発表会本番に間に合わないメンバーもいたようです。夜は反省会(コンパ)しました。明日から各自で自由に10日間程度の夏休みです。
2014年8月6日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。大学院生のメンバーは国際ジャーナル,B4は国内和文誌に掲載された論文を紹介しています。ふん便汚染指標細菌の生残,河川の物質循環,河川の源汚濁負荷のテーマに関連しています。
2014年7月26日
D1・西山君のファーストオーサーの論文が国際ジャーナル J. Environ. Sci. Health, Part Aにアクセプトされました。薬剤耐性腸球菌(VRE)では、研究室初の成果です。掲載号、ページ等の情報は、後ほど業績ページで公表します。
○Identification of Enterococcus faecium and Enterococcus faecalis as vanC-type vancomycin-resistant enterococci (VRE) from sewage and river water in the provincial city of Miyazaki, Japan.
2014年7月25日
7月23日~25日まで、大分高専からインターンシップの学生(専攻科1年生)を受け入れて、砂浜の細菌調査を実施しました。
2014年7月24日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。大学院生のメンバーが国際ジャーナルに掲載された論文を紹介しています。細菌,海藻バイオアッセイ,ダム,鉱物解析などのテーマに関連しています。
2014年7月10日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4とM1のメンバーが国内和文誌と国際ジャーナルに掲載された論文を紹介しています。
2014年6月30日
先端生命医科学センターで開催されたWater and Environment Technology Conference 2014 (WET2014)に院生6名と鈴木で参加してきました。初の英語プレゼンの学会でM1メンバーのShota HIRAYAMA,Kouki NIINA,Mizuho UNOの3名がEXCELLENT PRESENTATION AWARDを受賞しました。びっくりです。おめでとう! 貴重なコメントを多数いただきました。参加された方々にお礼申し上げます。
2014年6月28日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。4年生による国内和文誌の論文紹介です。
学会参加情報
Water and Environment Technology Conference 2014 (WET2014),in Tokyo (TWIns, Waseda University), Japan on 28th-29th June 2014.
○Masateru NISHIYAMA, Yoshihiro SUZUKI.Investigation of vancomycin-resistant enterococci (VRE) collected from urban river basin in the provincial city of Miyazaki.
○Shota HIRAYAMA, Yoshihiro SUZUKI. Development of a rapid and simple bioassay with the marine diatom Skeletonema and application to municipal treated wastewater.
○Kouki NIINA, Masateru NISHIYAMA, Ikuo KOBAYASHI, Yoshihiro SUZUKI. Differentiation of the host of Escherichia coli isolated from humans, cattle and swine feces by Rep-PCR genomic fingerprinting method.
○Kousuke KIHARA, Yoshihiro SUZUKI. Effect of dam reservoirs on the material cycle in Mimi River water system.
○Mizuho UNO, Masatoshi MURATA, Yoshihiro SUZUKI. Disinfection of fecal indicator bacteria in secondary effluent using sunlight irradiation.
○Yasuhiro ARAO, Kikuko ICHIYANAGI, Hiroki YOSHITAKE, Kenichirou HAMAGUCHI, Yoshihiro SUZUKI. Sediment characteristics of the tidal flats formed in the coastal marsh of Miyazaki, Japan.
2014年6月12日
2014年度の研究室ゼミ(雑誌会)スタート。院生メンバーらが最新の国際ジャーナルを紹介しています。ゼミのページに発表者と紹介した論文タイトル、和文概要もアップします。これから毎週、ローテーションで国内外の学術雑誌の掲載論文を紹介していきますので、関連分野の方々に情報のページとしてご利用して頂けたら幸いです。
2014年5月21日
河川生態学術研究会・五ヶ瀬川水系研究グループの研究が「平成25年度土木学会環境賞」を 受賞しました。このグループには,本学科の杉尾哲名誉教授(代表),旧研究室OBの大分高専・高見徹准教授,および鈴木も参加して活動してきました。今後の河川の保全研究へと発展させていきます。
2014年5月16日
B4の新メンバーが卒論研究の研究計画についてプレゼンテーションしました。コメントを参考にして,研究の意義や方向性,実験内容をしっかりと理解して,研究に取り組んでいきましょう。これから実験や調査も本格的に開始します。夜は,3研究室の合同新歓コンパでした。
2014年4月29日
2014年度のホームページに更新しました。新メンバーと研究テーマも決定し,研究をスタートします。
2014年4月12日
本学内の微生物学・ゲノム学専門の先生方にも参加していただき、研究室の新大学院メンバーの2014年度研究計画プレゼンテーションを行いました。微生物のテーマは、我々の研究室のみでは、とうてい対応できる分野ではないので先生方のサポートをお願いしました。
2014年3月24日
平成25年度宮崎大学卒業式。研究室メンバーの学部4年生6名と修士2年2名が無事に卒業・修了しました。
土木環境工学科卒業研究発表会の優秀発表者として、宇野瑞穂さん、新名晃宜君、平山翔太君の3名が表彰されました。他のB4メンバーの研究成果と発表もたいへん優れていました。また、土木環境工学専攻修士論文発表会の優秀発表者として、島内英貴君と西山正晃が表彰されました。おめでとう!
卒業・修了するメンバーの皆さん、いつでも研究室に訪ねてきてください。進学・進級するメンバーは、各自の研究テーマをさらに発展させていきましょう。
2014年3月18日
第48回日本水環境学会年会(2013年度)において、M1・牛島理博君が年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞しました。おめでとう!会場の参加者の方々から貴重なコメントをたくさんいただいたようです。ありがとうございました。
学会発表情報
第48回日本水環境学会年会(2013年度) 2014年3月17日~19日(東北大学川内北キャンパス)。下記の二つの発表(M1・牛島君、M2・島内君)は、クリタ賞一次審査を通過し、3月17日、ポスター発表(二次審査)に挑みます。

○牛島理博、鈴木祥広(宮崎大)「河川水中における薬剤耐性サルモネラの実態調査」
○島内英貴(宮崎大)、古川隼士(大分高専)、鈴木祥広(宮崎大)「ふん便汚染の指標となる腸球菌の遺伝子型の変遷に関する研究」
2014年3月1日
メンバー10名で平成25年度日本水環境学会九州支部研究発表会に参加・発表してきました。M2・西山正晃君,M1・荒生靖大君,M1・牛島理博君,B4・宇野瑞穂さんが優秀発表賞で表彰されました。おめでとう。
学会発表情報
平成25年度日本水環境学会九州支部研究発表会
2014年3月1日(鹿児島工業高等専門学校)。
○清水則年、鈴木祥広(宮崎大学工学部)
  「レクリエーションビーチの砂浜における細菌汚染の実態調査」
○西山正晃(宮崎大学大学院)、鈴木祥広
  「都市を経由する河川流域を対象とした薬剤耐性腸球菌の分布調査」
○木原浩助(宮崎大学工学部)、鈴木祥広
  「耳川水系の物質循環に及ぼすダム貯水池の影響」
○福留健太(宮崎大学工学部)、鈴木祥広
  「下水処理放流水が都市小河川に及ぼす影響」
○荒生靖大(宮崎大学大学院)、伊藤健一(宮崎大学国際連携センター)、鈴木祥広
  「鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究」
○宇野瑞穂(宮崎大学工学部)、鈴木祥広
  「日光照射による下水処理中のふん便指標細菌の消毒効果」
○平山翔太(宮崎大学工学部)、鈴木祥広
  「海産珪藻を利用した迅速・低労力型の生物応答試験法の開発」
○新名晃宜(宮崎大学工学部)、鈴木祥広
  「Rep-PCRフィンガープリンティング法による大腸菌の宿主判別法に関する研究」
○牛島理博(宮崎大学大学院)、鈴木祥広
  「河川水と食品から単離したサルモネラ属の薬剤感受性評価」
2014年2月20日
25年度土木環境工学科卒業研究発表会。研究室メンバーB4の6名が無事,発表を終えました。3月1日の日本水環境学会九州支部研究発表会(鹿児島高専)へも全員参加します。大学院進学メンバーは,さらに研究を発展させていきましょう。研究室を卒業するメンバーは,学会への参加が頑張ったご褒美です。

○宇野瑞穂「日光照射による下水処理水中のふん便指標細菌の消毒に関する基礎的研究」
○木原浩助「宮崎県耳川水系の物質循環に及ぼすダム貯水池の影響」
○清水則年「レクリエーションビーチの砂浜における細菌汚染の実態調査」
○新名晃宜「Rep-PCR法による大腸菌の宿主判別に関する研究」
○平山翔太「海産珪藻を利用した迅速・低労力型の生物応答試験法の開発」
○福留健太「下水処理放流水が都市小河川に及ぼす影響」
2014年2月3日
25年度土木環境工学専攻修士論文発表会。研究室メンバーM2の島内君と西山君が無事,発表を終えました。修了式までに研究成果を取りまとめて、ジャーナルに投稿できるように頑張りましょう。
○島内英貴「ふん便汚染の指標となる腸球菌の遺伝子型の変遷に関する研究」
○西山正晃「都市を経由する河川流域における薬剤耐性腸球菌の実態調査」
2014年1月25日
旧研究室OBの株式会社西原環境・仲元寺宣明氏が上司の方と一緒にリクルーティングで研究室に訪ねてきてくれました。
説明会夜の部でも就職希望の学生らと情報交換しました。
2014年1月24日
旧研究室OBのアタカ大機株式会社・平良浩保氏が上司の方と一緒にリクルーティングで研究室に訪ねてきてくれました。
説明会夜の部で,就職希望の学生らと情報交換しました。
2014年1月23日
研究室OBのメタウォーター株式会社・小林拓未氏が上司の方と一緒にリクルーティングで研究室に訪ねてきてくれました。説明会夜の部でも就職希望の学生らと遅くまで情報交換したとのことです。
H26年度の
受験生の皆さんへ
受験生の皆さん、センター試験、ご苦労様でした。このホームページを見て水環境の分野に興味を持った方は、ぜひ、宮崎大学工学部「社会環境システム工学科」に入学ください。そして、我々メンバーと一緒に水環境の研究をしましょう。現在、就職活動期間ですが、環境関連企業では、水環境分野の研究室出身の人材を強く求めています。将来の就職においても水環境分野は見通し良好です。
2014年1月21日
旧研究室OBの三祐コンサルタンツ・大石貴行氏が上司の小木曽凡芳氏(本研究室メンバー・D1)と一緒に、研究室に訪ねてきてくれました。来月は、東ティモールとエジプトで仕事するようそうです。海外で元気に活躍しています。
2014年1月16日
ゼミ(雑誌会)研究業績(論文)のページを更新しました。ゼミでは、海藻を用いた生物応答試験の開発と、浄水場と井戸水の原水と処理水のふん便汚染調査についての海外ジャーナルの論文をを紹介しています。関連分野の皆様の参考になれば幸いです。
今年度の研究室ゼミ(雑誌会)は、終了しました。B4メンバーには、学術的な資料(和文・英文)の検索からプレゼンまでのスキルが身についたと思います。2014年度は、6月頃から開始します。
2014年1月8日
今日からメンバー全員そろって研究室の2014年がスタートしました。修士論文発表会は2月3日(月)、卒業論文発表会は2月20日(木)です。良い研究成果が発表できるように、メンバーで協力していきましょう。
2013年12月24日
連休中も、多くのメンバーが地下水サンプリングに協力してくれたり、自発的に実験したりして、ちょっとびっくりです。OBの皆さん、後輩は頑張っていますので、いろいろな面でサポートしてあげてください。年末年始は、各自で調整して10日間前後の冬休みになります。
2013年12月20日
M2とB4のメンバーの卒論・修論中間発表会でした。かなりまとまった人もこれから頑張る人もいました。発表会後の夜、環境系研究室の合同忘年会。お互いにプレゼンや研究内容についてディスカッションして、非常に実りのある忘年会でした。
卒論・修論中間発表会
環境系研究室の卒論・修論中間発表会(2013年12月20日)。研究テーマは以下の通りです。
○島内英貴(M2)「ふん便汚染の指標となる腸球菌の遺伝子型の変遷に関する研究」
○西山正晃(M2)「都市を経由する河川流域における薬剤耐性腸球菌の実態調査」
○宇野瑞穂(B4)「日光照射による下水処理水中のふん便性細菌の消毒効果」
○木原浩助(B4)「宮崎県耳川水系の物質循環に及ぼすダム貯水池の影響」
○清水則年(B4)「レクリエーションビーチの砂浜における細菌汚染の実態調査」
○新名晃宜(B4)「rep-PCR法による大腸菌の宿主判別法に関する研究」
○平山翔太(B4)「海産珪藻を利用した迅速・低労力型の生物応答試験法の開発」
○福留健太(B4)「下水処理放流水が都市小河川に及ぼす影響」
2013年12月18日
ゼミ(雑誌会)研究業績(学会発表等)のページを更新しました。ゼミでは,鉱物分析と化学分析による湾内底質の輸送経路の追跡と河川の薬剤薬剤耐性の分布調査の論文を紹介しています。関連分野の皆様の参考になれば幸いです。
2013年12月17日
旧学科OBの日本上下水道設計株式会社・寺原清次氏がリクルーティングで来室されました。水環境を研究している元気な学生・院生のニーズは非常に高いです。
2013年12月13日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。薬剤耐性菌の最新の論文を紹介しています。関連分野の皆様の参考になれば幸いです。
2013年12月11日
研究室内で4年生の卒論プレ中間発表会を行いました。12月20日の環境系研究室合同の卒論中間発表会に向けてがんばりましょう。
2013年12月1日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4メンバーによる英文ジャーナルの論文のレビューとなります。河川の土砂収支と水環境中での糞便細菌の不活化に関する最近の論文です。概要もがんばって取りまとめていますので,関連分野の皆様の参考になれば幸いです。
学会情報
第50 回環境工学研究フォーラム(2013年11月19日(火)~21 日(木)北海道大学)
○西山正晃・村田匡俊・宇野瑞穂・鈴木祥広(宮崎大学)「日光照射による下水二次処理水の消毒効果ならびに細菌の生残性と薬剤耐性との関係」
○荒生靖大・伊藤健一(宮崎大学)、大石博之(西日本技術開発)、村上俊樹(九州電力)、鈴木祥広(宮崎大学)「鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究」
2013年11月15日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4メンバーによる和文雑誌のプレビューはこれで最後になります。最後のゼミとして、英文ジャーナルに挑戦します。
2013年11月7日
土手研究室OBの水ingの片平義浩氏(水ing株式会社)が、上司の方とともに会社説明に研究室へ訪ねてきてくれました。水ingでも、水環境が好きで、やる気のある元気な人材を求めています。
2013年10月23日
業績ページ(論文)のデータを更新しました。
微生物燃料電池(うんち電池、井上謙悟IR助教とのコラボ)、PFGEによ る糞便汚染源追跡、粘土凝集剤による下水処理に関連する受理・掲載論文です。印刷中の論文は、掲載後に情報を更新します。興味のある方は、アクセスしてください。
○Inoue K, Ito T, Kawano Y, Iguchi A, Miyahara M, Suzuki Y, Watanabe K (2013) Electricity generation from cattle manure slurry by cassette-electrode microbial fuel cells. Journal of Bioscience and Bioengineering 116: 610-615.
○古川隼士, 島内秀貴, 鈴木祥広 (2013) 河川定点におけるふん便指標細菌の遺伝子パターンの変遷. 環境技術 42: 617-624.
○Furukawa T, Suzuki Y (2013) A proposal of source tracking of fecal pollution in recreational waters by pulsed-field gel electrophoresis. Microbes and Environments, in press.
○鈴木祥広、椎屋朋子、西山正晃、島内英貴、牛島理博、関戸知雄 (2013) 下水の応急措置的処理を目的とした無機粘土系凝集剤による簡易凝集沈殿. 用水と廃水、印刷中.
2013年10月18日
宮崎市内で開催された第3回九州河川学シンポジウムにおいて、河川分野をテーマとするメンバーが研究発表しました。
○木原浩助(B4)「宮崎県耳川水系の物質循環に及ぼすダム貯水池の影響」
○牛島理博(M1)「河川水中における薬剤耐性サルモネラの実態調査」 
○西山正晃(M2)「宮崎県五ヶ瀬川水系を対象とした河床付着藻類による一次生産速度定量の試み」
○荒生靖大(M1)「鉱物学的解析によるダム堆砂の発生源追跡に関する研究」
2013年10月11日
研究室メンバーの進路・就職が全員決定したので,貸し切り状態のビアホールでコンパしました。これからが卒論・修論本番,良い研究しましょう。
2013年10月10日
研究室OBの河添智氏(日水コン)が,出張の帰りに,課長昇進報告も兼ねて,研究室へ訪ねてきてくれました。他の研究室OB・OGの日水コンの皆さんも活躍しているそうです。
2013年10月9日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。腸内細菌叢の変遷と薬剤耐性腸球菌の最新掲載論文をレビューしています。
10月から新メンバーとして,博士課程に小木曽氏(D1・社会人)が加わりました。エジプト等の海外における排水処理システムの研究にも着手しました。
2013年10月2日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。トマトのサルモネラ汚染(Environmental Research,2012),植物病原細菌,大腸菌ファージ,底泥毒性に関する国内外の論文をレビューしています。また,メンバーの業績データも更新しました。
M1・M2のメンバーは学会発表等で実績を挙げてきてきます。
2013年9月18日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4の卒論研究に関連する紫外線消毒と細菌VNCに関連する国内誌の論文をレビューしています。
2013年9月1日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4の卒論研究に関連する藻類バイオアッセイと下水道整備に関連する国内誌の論文をレビューしています。
研究業績の学会発表のデータを更新しました。
2013年8月30日
B4のメンバーで本学大学院修士課程への進学を希望していた4名全員が,無事,大学院入試に合格しました。おめでとう。各自の研究テーマを発展させましょう。
2013年8月28日
福岡市内で「河川生態学術研究会 五ヶ瀬川水系研究グループ講演会」で鈴木が講演しました。大分高専・高見徹先生や九州工業大・鬼束秀樹先生らと一緒に研究してきた河川における一次生産速度の測定法についての成果を発表しました。
これで五ヶ瀬川水系研究グループの活動も終了です。
2013年8月10日
研究室OBと研究室現役メンバーで同窓会を開催しました(宮崎市内)。
集まってくれた皆さん,ありがとう。これからも研究室,水環境研究を発展させていきます。
2013年8月8日
研究室4年生の卒論研究中間発表会。テーマによって進捗状況は若干異なっていましたが,どのテーマも順調です。自分の研究テーマの目標や意義を誰にでもわかるようにアピールできるスキルをさらに磨きましょう(家族や友人,先輩・後輩,田舎のおじさん・おばさんなど)。
今日から各自の計画で10日間程度の夏休みです。
2013年8月1日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。4年生も2回目の雑誌会発表となりました。論文の概要を掲載しています。
2013年7月23日
研究室OBの竹本進氏(建設環境研究所)が、お土産をたくさん持って来室してくれました。環境コンサルの景気は上向きのようで、求人のニーズも高いです。
将来、環境コンサルに就きたい方は、是非、うちの研究室へ来てください。
2013年7月18日
お祝いのお花が届き、鈴木の研究室は立派な花々でいっぱいです。ありがとうございます。
2013年7月15日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。MALDI-TOF MSによる細菌の宿主追跡とバンコマイシン耐性腸球菌,その他の論文をレビューしています。
2013年7月2日
7月1日付けで、鈴木が本学工学教育研究部社会環境システム工学科担当、水環境システム・水処理工学分野の教授に昇任しました。19年前の7月1日に本学に着任して以来、ご指導くださった丸山俊朗先生、日夜一緒に研究してきた研究室OB・OGの皆さん、学内外で調査研究にご協力いただいた関係者各位にお礼申し上げます。これからのも水環境の教育研究にいっそう努力していく所存です。
2013年7月1日
京都大学大学院環境工学系の田中宏明教授の担当講義で、鈴木が特別講演してきました。講演内容は、これまでの我々の研究室の成果を盛り込み、泡沫への病原性微生物濃縮、ふん便汚染源追跡、ノリのバイオアッセイなどを紹介しました。桂キャンパスは超近代な立派な建物で、設備も充実しているようで、将来、ここからすごい研究者が輩出されるのだろうと思いつつ、宮崎に帰ってきました。
2013年6月29日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。B4のメンバーの担当になりました。卒論に関係する国内雑誌の論文をレビューしています。
2013年6月16日
東京農工大学で開催されたWater and Environment TechnologyConference 2013 (WET2013)に参加し、研究発表してきました。院生M1・M2の4名が英語による口頭とポスター発表の両方の形式で発表しました。M2・西山君がをEXCELLENTPOSTER AWARDを受賞し、表彰されました。貴重なコメントを頂いた参加者の皆様、評価いただいた審査委員の方々にお礼申し上げます。
2013年6月15日
WET2013開催期間中に、研究室OBの皆さん(古川隼士氏、小林拓未氏、田中昭彦氏、濱崎祥大氏)と吉祥寺でプチ懇親会を開きました。短い時間でしたが、とても楽しく有意義な会でした。参加いただいた皆さん、ありがとう。
学会発表情報

Water and Environment Technology Conference 2013 (WET2013)(2013年6月15~16日,東京農工大学)。
Time course change of the gene patterns of indicator bacteria for fecal pollution in river water.
○Hidetaka SHIMAUCHI, Takashi FURUKAWA, Yoshihiro SUZUKI

Monitoring of antibiotic resistant Enterococci isolated from sewage and river water.
○Masateru NISHIYAMA, Yoshihiro SUZUKI

History investigation of the sediment in Hitotuse Dam Resevoir by mineral analysis.
○Yasuhiro ARAO, Kenichi ITO, Yoshihiro SUZUKI

Evaluation of antimicrobial resistance of Salmonella spp. isolated from Yae River, Kyushu Island, Japan.
○Masahiro USHIJIMA, Yoshihiro SUZUKI
2013年6月12日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。
水環境における細菌モニタリング、薬剤耐性菌、鉱物解析の最新論文を紹介しています。
2013年5月30日
6月から2013年度前期のゼミ(雑誌会)がスタートします。水環境分野の国内外の最新論文を紹介していきます。論文の概要を取りまとめて、2回分毎にゼミページを更新しますので、情報収集にゼミ(雑誌会)ページをご活用ください。
2013年5月29日
研究室OBの仲元寺宣明君(現・株式会社西原環境)がリクルーティングを兼ねて研究室に訪ねてきてくれました(今年で3回目?)。水環境分野では元気でやる気のある学生・院生を求めています。
2013年5月10日
環境系3研究室(土手研究室,関戸研究室,鈴木研究室)の合同新歓コンパを開催しました(総勢30人オーバー?)。各研究室の新4年生メンバーと連携し、切磋琢磨して良い研究を進めていきましょう。
2013年5月1日
研究室OBの小林拓未君(メタウォーター)がビール1箱(500mLx24本)持って研究室に訪ねてきてくれました。ありがとう。他のOBの皆さんも、できれば先に連絡を入れて、いつでも遊びにきてください。メンバー一同でお迎えします。
2013年4月26日
昨年度までの就職実績に基づいて、主な就職先のページを更新しました。
2013年4月19日
H25年度(2013年度)の新メンバーで新歓コンパしました。
ホームページの研究テーマや内容を更新しました。
2013年4月15日
旧丸山研究室OBの大分高専・准教授の高見徹先生が研究打ち合わせに来室されました。高見先生らと15年前に完成させた「海藻(スサビノリ)を供試生物として利用した毒性試験法」を簡便化・労力軽減化すべく,大分高専とコラボレーションすることになりそうです。
2013年4月9日
業績のページ(論文、学会発表)を更新しました。
ジャーナル情報
ダム貯水池の濁水長期化を引き起こす原因粒子の発生源追跡に関する研究がJournal of Environmental Managementに掲載されました。Dr村上俊樹氏の博士論文の集大成の研究であり,濁水原因粒子の発生源をピンポイントで追跡できる手法の提案です。
○Murakami T, Suzuki Y, Oishi H, Ito K, Nakao T. 2013. Tracing the source of difficult to settle fine particles which cause turbidity in the Hitotsuse reservoir, Japan. Journal of Environmental Management 120:37-47.
2013年3月27日
研究室OBのDr古川隼士君(大分高専)が研究室に来てくれました。今後、大分高専とコラボできる研究テーマ等について打ち合わせしました。
2013年3月22日
宮崎大学卒業式。研究室の学部4年生7名と修士2年3名が無事に卒業・修了しました。社会人Drの村上俊樹氏は学位記(博士)を授与されました。皆さん、おめでとう。また、卒業研究発表会の優秀発表者として牛島理博君、修士論文発表会の優秀発表者として、濱崎祥大君と瀧田敏之君が表彰されました。他のメンバーの研究成果と発表もたいへん優れていました。卒業・修了するメンバーの皆さん、いつでも研究室に訪ねてきてください。研究室に残るメンバーの皆さんは、各自のテーマを地道に研究していきましょう。
クリタ賞受賞
2013年3月11日~13日に開催された第47回日本水環境学会年会において、M1西山正晃君がクリタ賞を受賞しました。おめでとう。会場では貴重なコメントを多数頂きました。参加された皆様、関係者各位にお礼申し上げます。
学会発表情報
第47回日本水環境学会年会(2013年3月11日~13日 大阪工業大学)。
○西山正晃(宮崎大院・工)、井口純(宮崎大・IR)、鈴木祥広(宮崎大・工)
 「下水と河川水に存在する腸球菌の薬剤耐性パターンの比較」
ジャーナル情報
河川流域おける薬剤耐性緑膿菌の論文がScience of the Total Environmentに掲載されました。河川水中の緑膿菌を単離してMIC試験によって薬剤耐性を詳細に検討した事例は国内外でも新規の情報でしょう。
○Suzuki Y, Kajii S, Iguchi A, Nishiyama T. 2013. Susceptibility of Pseudomonas aeruginosa isolates collected from river water in Japan to antipseudomonal agents. Science of the Total Environment 450-451:148-154.
2013年3月7日
旧・丸山研究室卒業生の仲願寺宣明君(株式会社西原環境)がリクルーティングを兼ねて、研究室に訪ねてきてくれました。やはり,水環境の分野では元気な学生・院生のニーズは高いです。
2013年3月4日
旧・丸山研究室卒業生の稲留淑喜君(日本上下水道設計株式会社)がリクルーティングを兼ねて、研究室に訪ねてきてくれました。水好きで元気な学生・院生を求めています。
2013年2月20日
H24年度土木環境工学科卒業研究発表会。研究室メンバーから7名のB4が発表しました。1年間にわたる実験・研究の成果をアピールできました。発表者とタイトルは以下の通り。

○玄晄植  「置砂施工に用いるダム堆砂の洗浄工程で発生する濁水の簡易凝集処理」
○荒生靖大 「鉱物解析による一ツ瀬ダム堆砂の履歴調査」
○牛島理博 「水環境中における薬剤耐性サルモネラの実態調査」
○久原理瑛 「口蹄疫地区における地下水の水質評価」
○椎屋朋子 「震災対応を目的とした下水の簡易処理技術の開発」
○永井凌  「水質と安定同位体比による河川流域の環境診断」
○村田匡俊 「汚染指標細菌である腸球菌の主要種を支配する環境要因に関する研究」
学会発表情報
H24年度日本水環境学会九州支部研究発表会(2013年2月16日、北九州市)で研究成果を発表しました。M2・濱崎祥大君が優秀発表賞で表彰されました。発表者とタイトルは以下の通り。
○荒生靖大、伊藤健一、村上俊樹、鈴木祥広
  「鉱物解析による一ツ瀬ダム堆砂の履歴調査」
○西山正晃、鈴木祥広
  「下水と都市河川水におけるふん便指標細菌のモニタリング調査」
○濱崎祥大、横山保夫、齋藤剛、山上裕也、鈴木祥広
  「耳川流域における出水時の物質輸送に及ぼすダムの影響」
2013年2月5日
H24年度土木環境工学専攻の修士論文発表会。研究室メンバーから3名のM2が発表しました。無事,2年間以上にわたる実験・研究の成果を紹介できました。 学術雑誌として公表できるまで,あと少し頑張りましょう。発表者とタイトルは以下の通り。
○伊藤寿宏君「牛糞尿を原料とした微生物燃料電池の開発」
○瀧田敏之君「泡沫分離法を応用した病原性原虫クリプトスポリジウムの簡易濃縮技術 の開発」
○濱﨑祥大君「ダム底泥の有用成分を利用した海藻増殖技術の開発」
2013年1月24日
土木学会小委員会の委員として、本委員会と国土交通省下水道部との意見交換会に出席してきました。我々の研究室で日本の下水道事業に寄与できることは、地域における下水路や河川などの身近な水環境に関する水質や細菌のデータを地道に蓄積していくことです。
2013年1月22日
研究室メンバーの村上俊樹氏(D3)の公聴会が無事終了しました。学外からも関係各所から大勢の方が参加してくださいました。
論文題目:ダム貯水池の濁水長期化を引き起こす原因粒子の発生源追跡に関する研究。
2013年1月17日
業績のページ(論文、学会発表)を更新しました。
2013年1月16日
ゼミのページを更新しました。
養殖場におけるふん便汚染細菌の宿主の解析と沿岸レクリエーション海岸での腸球菌の耐性に関する二つの論文を紹介しています。2012年度のゼミは今日で終了しました。2013年度は6月頃から新メンバーでスタートします。
2013年1月7日
研究室のメンバー全員が新年早々勢揃いして、2013年の研究開始です。
今年も新しい研究成果を積極的に発表していきましょう。
2012年12月27日
東京大学(都市工学)の片山浩之先生が研究室に訪ねてきてくれました。
下水処理水の塩素消毒やその代替法について情報交換しました。我々の昔の研究(クロラミン、各種消毒法の毒性評価、海藻バイオアッセイなど)が今日も重要な課題のようです。
2012年12月25日
ゼミのページを更新しました。
4年生の雑誌会も最後となり、4年生全員が各自の研究に関連する国際ジャーナルの論文にチャレンジしました。専門分野の英語論文を理解し、日本語でプレゼンできるようになりました。
2012年12月22日
環境制御分野の中間発表会(修士、4年生)を行いました。かなり完成に近いメンバーもいました。夜は30名以上で大忘年会。
2012年12月15日
今月初めに来室してくれたH14卒業の大石貴行君(三祐コンサルタント株式会社)がエジプトの滞在先ホテルの窓から見えるピラミッドの写真を送ってきてくれました。本当にエジプトで仕事しています。
研究室ギャラリーに載せました。
2012年12月11日
韓国の順天大学校で開催された順天大学校と宮崎大学の国際交流シンポジウムで、鈴木が"A proposal of source tracking of fecal pollution in recreational waters by PFGE"について講演してきました。順天は水環境の研究フィールドとして、とても魅力的なところでした。
2012年12月5日
H14卒業の大石貴行君(三祐コンサルタント株式会社)が会社案内を兼ねて研究室に訪ねて来てくれました。6-8ヶ月/年のペースで海外事業に従事しているとことで、今はエジプトだそうです。あの大石君が立派なコンサルタントマンになっていました。夜の懇親会では大石君に研究メンバーがたいそうご馳走になりました。ありがとう。
2012年12月1日
京都大学流域圏総合環境質研究センターの田中宏明教授の研究室ゼミで、鈴木が「海藻を指標生物とした排水の影響評価」についてプレゼンしてきました。
もう一度、海藻を用いたバイオアッセイの研究を始める必要があるかもしれません。センターの実験室は、さながら国内有数の某薬剤師協会の分析室のようでした。
2012年11月30日
土木学会環境工学研究フォーラム(京都大学)において、IR機構・井上謙吾特任助教が主導している微生物燃料電池の研究「微生物燃料電池を用いた牛糞尿からの発電と微生物群集構造解析」が環境技術・プロジェクト賞(発表者:M2伊藤寿宏君)を受賞しました。会場では貴重なコメントを多数頂きました。参加された皆様、関係者各位にお礼申し上げます。
学会発表情報
土木学会環境工学研究フォーラム(京都大学) 2012年11月28日~30日。
  • 「一ツ瀬ダム上流域における長期濁水化に関与する土砂分布地点と地質構造との関係」○村上俊樹(九州電力株式会社)、鈴木祥広(宮崎大学)、大石博之(西日本技術開発株式会社)、中尾登志雄(宮崎大学).
  • 「下水中に存在する腸球菌のバンコマイシンに対する感受性評価」○西山正晃・井口純・鈴木祥広(宮崎大学).
  • 「水環境における指標細菌の遺伝子パターンの変遷に関する研究」○島内英貴・鈴木祥広(宮崎大学)、古川隼士(大分高専).
  • 「微生物燃料電池を用いた牛糞尿からの発電と微生物群集構造解析」○伊藤寿宏・鈴木祥広(宮崎大学)、渡邉一哉(東京薬科大学)、井上謙吾(宮崎大学).
2012年11月16日
B4メンバーの卒論研究中間報告会を行いました。進行状況に違いは見られましたが、実験データもだいぶ蓄積されてきていました。実験のスキルもかなり上達しているので、あと1~2ヶ月で各自の設定した目標を達成できそうです。(夜:研究室コンパ、すずめのお宿)
2012年11月14日
ゼミのページを更新しました。
紫外線消毒、病原性原虫の濃縮、および微生物燃料電池の国内外の研究論文の概要を掲載しています。微生物燃料電池の論文は、D.R. Lovley先生らの最新研究ですが、難しくて我々研究室メンバーには理解できませんでした。理解を深めたい方は、本学IR機構・井上謙吾 助教にお問い合わせください。
2012年11月8日
ゼミのページを更新しました。
下水処理場の薬剤耐性菌、地下水質、凝集処理、ダム管理など、水環境関連の最近の研究について多数の論文概要を掲載しています。
2012年10月30日
韓国ソウルで開催された国際シンポジウムInternational Symposium on River Ecosystem Health Enhancement [Monitoring, Assessment and Surce Tracking for the Ecologically Impaired Water bodies to Enhance River Ecosystem Health]において、韓国環境科学研究所の招待で鈴木が講演してきました。
鈴木を除く海外からの招待ゲストは、英国大学教授2名、米国EPA2名でした。立派な会場、超豪華なホテル宿泊、韓国側の多数スタッフの歓迎など、通常の大学研究室での生活とは別世界の夢体験をしました。研究室のOBや現スタッフの研究成果の蓄積・公表のおかげです。
研究室ギャラリーに写真を夢体験の掲載しました。
2012年10月25日
ゼミのページを更新しました。今回のゼミでは、クリプトスポリジウムと微生物燃料電池の最新論文をまとめています。
2012年10月11日
ゼミのページ業績ページの学会発表データの更新しました。
ゼミのページには、10月の2回分の発表した論文概要を掲載しています。薬剤耐性菌、細菌DNAの変化、その他の水環境・水処理に関する論文を取りまとめています。
2012年9月29日
ゼミのページを更新しました。9月分の多数の論文概要を掲載しています。
2012年9月28日
M1の西山君と島内君が熊本で開催された国際会議(環境毒性化学会)でOralとPosterで研究発表しました。英語での国際会議でのプレゼンテーションは初めてでしたが、なんとか、研究内容をアピールすることに成功しました。よく頑張りました!他大学の研究室に遅れをとらぬよう、少しずつ、国際学会での発表にも挑戦していましょう。研究室ギャラリーに写真をアップしました。
学会発表情報
○SETAC Asia/Pacific(2012年9月24日~9月27日)
タイトル:Evaluation of vancomycin susceptibility of Enterococci isolated
from sewage.(Oral)
著者:Masateru Nishiyama,Yoshihiro Suzuki
所属:University of Miyazaki

タイトル:Time course change of the gene patterns of indicator bacteria for
fecal pollution in river water.(Poster)
著者:Hidetaka Shimauchi,Yoshihiro Suzuki,Takashi Furukawa
所属:University of Miyazaki,Oita National College of Technology
2012年9月5・6日
国土交通省河川砂防技術研究開発公募(地域課題)の「宮崎県小丸川における置砂施工に用いる土砂の洗浄技術の開発」の最終段階として、現場にて濁水処理プラントによる連続処理実験をしました。濁度が1000度もある原水が、火山灰凝集材を利用した単純な沈殿処理によって、処理水では11-13度まで低下しました。非常に良い結果です! 9月6日には、関係者の方々にも視察してもらい、この新規の処理技術について情報を共有しました。濁水処理プラントの写真を研究室ギャラリーに掲載しています。
2012年8月31日
宮崎大学大学院工学研究科(修士課程)の入学試験合格発表。鈴木研究室への進学希望の合格者2名の諸君、おめでとう!
自分の研究のみならず、先輩や仲間の研究にも積極的に加勢しましょう。研究や実験で無駄なことは一つもありません。
2012年8月13日
H23年度卒業・修了生の竹下友作君、小林拓未君(関戸研:原田君も)が研究室に、お土産をどっさりもって挨拶に来てくれました。梶井翔太君からも差入れがあったと聞きました。ありがとう。厳しい実社会の中で、元気に朝から夜遅くまで働いているそうです。頼もしいですね。鈴木研(旧・丸山研)OB・OGの皆さん、いつでも研究室に来てください。
2012年8月9日
M2院生とB4学生が各自の研究テーマについて中間発表会を行いました。
テーマによって進捗状況に差がみられましたが、順調に進んでいることが確認できました(夜:打ち上げビアガーデン)。明日から各自のスケジュールで夏休みです。
ジャーナル情報
濁水処理の論文が国内誌に掲載されました。
置砂施工に用いるダム堆砂の洗浄工程で発生する濁水の簡易凝集処理、用水と廃水54(8),605-612,2012.新規の火山灰凝集材の処理特性と現場でのプラント実験の結果を取りまとめています。ご協力いただいた国土交通省宮崎河川国道事務所、九州電力(株)宮崎支社、その他の関係者各位に感謝いたします。
2012年7月27日
ゼミのページを更新しました。
(1)腸球菌の遺伝子伝達、(2)粘土鉱物の解析による地滑り対策、(3)東日本大震災による下水処理場の被害状況、(4)貝殻凝集剤の論文概要を掲載しています。
2012年7月18日
ゼミのページを更新しました。
(1)河川の河口域への負荷、(2)サイレージによるメタンガス生成、(3)TOF-MSによる腸球菌の解析の論文概要を掲載しています。
2012年7月17日
工学部において、IR推進機構の主催による「ゲノムを基盤とした次世代微生物学研究の展開」講演会が開催されました。東京大学・野尻秀昭先生,西田洋巳先生、九州大学・後藤正利先生、理化学研究所・新谷政己先生による微生物の遺伝子、分子生物学の最新研究が紹介されました。我々の研究室では、どの領域まで手を出すかが一番重要に思いました。処理場、河川や沿岸域などのフィールド研究で貢献できそうです。講演会の後の懇親会には、研究室の微生物担当の院生も参加しました。
2012年7月4日
ゼミのページを更新しました。
4年生の卒業研究テーマと関連する5つの論文を紹介しています。
2012年6月29日
非常勤講師・浅野誠先生(玉野総合コンサルタント株式会社 都市整備部・技術部長,宮崎大学OB)を囲んで、就職情報の共有や就活対策などについて、学生主体の夜ゼミコンパを開催しました。浅野先生、ありがとうございました。次回も企画しましょう。
ジャーナル情報
河川における腸球菌の主要種に関する研究が国際ジャーナルに掲載されました。Abundance of Enterococcus species, Enterococcus faecalis and Enterococcus faecium, essential indicators offecal pollution, in river water. Journal of Environmetnal Science and Health, Part A 47(11):1500-1505.エンテロラートとmEI培地による菌数と菌種の占有率を比較しています。
2012年6月27日
研究業績のページの論文のデータを更新しました。
2012年6月15日
ゼミのページを更新しました。
(1)クリプトスポリジウムの不活化、(2)下水処理プロセスにおける薬剤耐性菌の検出、(3)沿岸堆積物の鉱物解析、(4)湖沼堆積土中のふん便細菌の解析、の4つの論文を紹介しています。
2012年6月2日
ゼミのページを更新しました。
(1)チーズ乳清を利用した嫌気性消化と(2)海洋における鉄の化学形態に関する最新ジャーナルの論文を紹介しています。海洋の鉄研究は20年以上前から、マーチン先生らを中心とした海洋学のホットなテーマでした。現在は、鉄や錯形成有機物の分析方法が進歩して低濃度の変化が追跡てきるようになっていますが、海は未だ神秘の謎に包まれていると感じました(鈴木)。
2012年5月26日
2012年度 雑誌会:6月1日(金曜日)開始。詳細は、ゼミページをご覧ください。
2012年5月18日
土手研、鈴木研、関戸研、尾上研の研究室合同の新歓コンパ。総勢30人以上の大宴会でした。連携し合って良い研究しましょう。
2012年5月17日
「宮崎大学イブニングセミナー」において、鈴木が「水系病原性微生物の泡沫への濃縮効果を利用した簡易高感度検出技術の開発」の紹介をしました。菅沼学長をはじめ、大勢の学生・教職員の方々に参加していただき、充実したセミナーでした。新展開でコラボレーション可能な研究室・グループがありましたら、是非、鈴木までご連絡ください。
2012年4月18日
研究室の新メンバーが決まりました。研究室メンバー、研究テーマ、就職先のそれぞれのページを更新しました。
2012年4月12日-13日
「環境工学連合講演会(日本学術会議,東京)」に鈴木が参加してきました。
各学会を代表する先生方の最新の研究動向や方向性など、貴重な講演が盛りだくさんでした。
環境工学や衛生工学は、これからの持続的発展社会のキーとなる分野であることを確信して宮崎に帰ってきました。
2012年4月3日
宮崎大学H24年度入学式。新入生の皆さん、ご入学おめでとう。
河川や沿岸域、水質浄化など水環境に興味があって本学科に入学された学生さん、いつでも本研究室に訪ねてきてください。
2012年4月1日
4月1日付けで、研究室メンバーだったDr古川隼士君が大分工業高等専門学校の助教として赴任していきました。研究室OBとして教育・研究で活躍することを期待します。
2012年3月23日
宮崎大学卒業式・修了式。研究室メンバーは、無事、全員卒業・修了しました。おめでとう!M2・小林拓未君がH23年度土木環境工学専攻修士論文発表会・優秀発表賞を受賞しました。よくがんばりました。パームビーチホテルで謝恩会の後、4研究室(増田研、土手研、関戸研、鈴木研)で卒業大コンパ。
2012年3月21日
研究業績ページの学会等の発表のデータを更新しました。H23年度は、学部4年、M1・2年、D2年の院生・学生が国内外の諸学会でたくさんの研究成果を発表してきました。H24年度も新メンバーでさらに活躍しましょう。
2012年3月19日
日本水環境学会の九州支部研究発表会(3月10日)と年会(3月14日-16日)に参加してきました。九州支部では、4年生の島内英貴君が学会発表の初デビューでした。次回は全国、国際学会めざして研究を深めていきましょう。
年会では、M1の伊藤寿宏君がクリタ賞を受賞しました。おめでとう!コラボしている宮崎大学IR特任助教・井上謙吾先生の指導のおかげです。そして、評価していただいた大学、研究機関の先生方に感謝いたします。
学会発表情報
○日本水環境学会九州支部研究発表会(北九州大学、2012年3月10日)
「水環境における指標細菌の遺伝子パターンの変遷」(登壇者:B4島内英貴)

○日本水環境学会年会(東洋大学、2012年3月14日-16日)
「河川流域における薬剤耐性緑膿菌の分布調査」(登壇者:鈴木)
「牛糞尿を燃料とした微生物燃料電池の開発」(登壇者:M1伊藤寿宏)
「ダム底泥から溶出する鉄が海藻クロメの生長・増殖に及ぼす影響」(登壇者・M1濱崎祥大)
2012年2月16日
土木環境工学科卒業研究発表会。研究室B4の5名のメンバー全員、無事にプレゼンテーションを終え、論文の審査も受けました。サンプルやデータをきちっと整理してから卒業です。
H23年度の卒論タイトル(最終版)
「一ツ瀬ダムにおける長期濁水化の原因微細粒子の鉱物解析」(B4上谷田 あい)
「水環境における指標細菌の遺伝子パターンの変遷に関する研究」(B4島内 英貴)
「水環境中に存在する薬剤耐性腸球菌の実態調査」(B4竹下 友作)
「置砂施工に用いる土砂の洗浄プロセスで発生する濁水の簡易凝集沈殿処理に関する基礎的研究」(B4竹之内 陵)
「水質測定および安定同位体比測定による河川環境診断」(B4松岡 慶)
2012年2月10日
土木環境工学専攻修士論文発表会。研究室M2の3名のメンバー全員、立派にプレゼンテーションしました。ジャーナル投稿準備まで仕上げてから修了しましょう!
「河川水中における薬剤耐性緑膿菌の実態調査」(M2梶井翔太)
「河川水における腸球菌の主要種の同定とその存在割合に関する研究」(M2神田直樹)
「鉄コロイド吸着と泡沫分離を組み合わせたウイルスの高効率濃縮法の開発」(M2小林拓未)

業績ページ(論文)を更新しました。「用水と廃水」2012年2月号にダム底泥利用による海藻増殖に関する論文が掲載されました。
H24年度入学をめざす
受験生の皆さんへ
受験生の皆さん、センター試験、ご苦労様でした。本学科はH24年度から「社会環境システム工学科」へと変わりますが、本研究室のメンバー(卒業生、修了生を除く)やテーマなどの中身は全く変わりません。水環境の分野に興味のある方は、ぜひ、本学の「社会環境システム工学科」に入学ください。
2012年01月18日
業績ページの学会発表のファイルを更新しました。昨年の2011年も諸学会・研究会やシンポジウムで研究成果を発表ました。2012年も新しい研究成果を積極的に発表していきます。
2011年01月11日
業績ページ(論文)を更新しました。
2011年12月23日
業績ページ(論文)を更新しました。
2011年12月22日
環境制御講座(4研究室)の忘年会。教員、院生、学生も含め約30名での大コンパとなりました。
2011年12月16日
環境制御講座の卒論・修論中間発表会。
研究室メンバーの発表タイトル:
水環境における指標細菌の遺伝子パターンの変遷(B4島内)
一ツ瀬ダムにおける長期濁水化の原因微細粒子の鉱物解析(B4上谷田)
水環境中に存在する薬剤耐性腸球菌の実態調査(B4竹下)
置砂施工に用いる土砂の洗浄(B4竹之内)
水質測定および安定同位体比測定による河川環境診断(B4松岡)
河川水中における薬剤耐性緑膿菌の実態調査(M2梶井)
鉄コロイド吸着と泡沫分離を組み合わせたウイルスの高効率濃縮法の開発(M2小林)
すでにかなりの成果を挙げている人、これからの追い込みが必要な人、あと2ヶ月で本番の発表会となります。
2011年12月1日
ゼミ(雑誌会)と業績のページ(論文、学会発表)を更新しました。ゼミでは、フミン物質、クリプトスポリジウム、粘土鉱物解析、レジオネラ汚染、薬剤耐性サルモネラに関する最近の国内外の論文を紹介しています。
研究室ギャラリーに、学会参加の様子、濁水連続処理システム、システムの敷地に棲む赤ちゃん野ウサギの写真をアップしました。
優秀ポスター発表賞受賞!
第48会環境工学研究フォー ラムにおいて、濱崎祥大君(M1)と瀧田敏之君(M1)の発表した研究題目、2件が優秀ポスター賞を受賞しました。多数の研究発表の中からの2件の受賞は驚きです。共同研究者の皆様、ならびに評価してくださった選考委員の先生方に感謝、感謝です。
2011年11月17日
河川生態学術研究発表会において、五ヶ瀬川水系研究グループでの研究成果の一部「五ヶ瀬川と北川の一次生産を支配する質的制限因子の比較検討」を発表しました。
学会発表情報
第48会環境工学研究フォーラム(土木学会)、2011年11月25日~27日、大同大学(名古屋市)。
1)ダム底泥から溶出する鉄が海藻の生長・増殖に及ぼす影響:宮崎大学 ◯濱崎祥大、宮崎県庁 荒武久道、宮崎県水産試験場 山田和也、西日本技術開発 齋藤 剛、宮崎大学 鈴木祥広。
2)PFGE法を用いた大分県スパビーチにおけるふん便性細菌の汚染源となる河川の特定:宮崎大学 ◯古川隼士、大分工業高等専門学校 高見 徹、宮崎大学 吉田照豊・鈴木祥広。
3)鉄凝集と泡沫分離を組み合わせたクリプトスポリジウムの濃縮法の開発:宮崎大学 ◯瀧田敏之・鈴木祥広。
2011年11月03日
ゼミと就職のページを更新しました。ゼミでは、海底の粘土鉱物、薬剤耐性細菌、汚染指標ウイルス・細菌の論文を紹介しています。
2011年10月25日
小丸川・川原ダム現場での濁水処理プラント実験を無事、終了しました。最適条件において、土砂洗浄済濁水(濁度、500度)を火山灰スラリーで連続的に凝集沈殿処理し、処理水は10度以下(ほぼ透明)にすることができました。現地に出動してくれたメンバーの皆さん、ごくろうさまでした。
2011年10月21日
(財)電力中央研究所へ水理模型実験の見学に行ってきました。その他の研究所内も見学させてもらいました。防災から地球温暖化に至る、ほぼ全ての科学・技術課題についてハイレベルな研究が行われています。
2011年10月14日
ゼミのページを更新(最近3回分)しました。フミン物質、クリプトスポリジウム、微生物燃料電池、薬剤耐性菌、漁港調査、地下水窒素汚染の最近掲載された論文を紹介しています。
2011年10月7-8日
小丸川・川原ダムにおいて、濁水処理プラント実験を開始しました。
ダムや河川の濁りの原因となる微細土粒子を火山灰スラリーで凝集沈殿処理します。
2011年10月5日
The 4th IWA-ASPIRE Conference & Exhibition(アジア太平洋国際会議)において、 D2・村上俊樹氏と鈴木が東京国際フォーラムで発表してきました。北海道大学・岡部聡教授、群馬大学・渡辺智秀教授のほか、 多数の参加者からコメントいただきました。今後の研究につなげたいと思います。
国際会議情報
The 4th IWA-ASPIRE Conference & Exhibition(October 2 to 6, 2011, in Tokyo)において研究発表。
1)Monitoring of Fecal Bacteria during Summer Season in Aoshima Beach, Japan.Takashi Furukawa, Ryusuke Kai, Yoshihiro Suzuki: University of Miyazaki,Japan.
2)Source Tracing Method for Difficult-to-settle Fine Particles as the Causative Factor of Long-term Turbidity in Dam Reservoirs through Physical-chemical Analysis. Toshiki Murakami1, Yoshihiro Suzuki2, HiroyukiOishi3,Toshio Nakao2: 1 Kyushu Electric Power CO., INC., Japan, 2 University of Miyazaki, Japan, 3West Japan Engineering Consultants Inc.,Japan.
2011年10月1日
宮崎県立宮崎西高等学校へ出前講義に行きました(鈴木)。水環境の研究に興味を持ってくれた生徒が一人でもいてくれるといいですね。
2011年9月28~29日
小丸川・川原ダム現場において、濁水処理プラント設置(協力:九州電力(株)宮崎支店)。10月中に処理条件の最適化を達成予定。
2011年9月22日
ゼミのページを更新しました。河川の洪水とイワナ、下水処理プロセスにける腸管系ウイルスの消長(Water Research, 2011)、河川の安定同位体比の論文を紹介しています。
2011年9月15日
ジャーナル情報:水環境学会誌に「宮崎県青島海水浴場における細菌学的調査」の論文が受理されました。H22年度卒業生・甲斐君やほかのメンバーも協力して連日採水・分析したデータをDr古川君が取りまとめたものです。沿岸環境保全の貴重な情報になります!
2011年9月14日
業績ページの論文のデータを更新しました。
2011年9月12日
日本水環境学会シンポジウム(仙台、東北工業大学)に参加してきました。東日本震災の普及に向けて、下水の簡易処理や沿岸域の水質保全など、我々の研究室でも寄与できそうな課題があることがわかりました。
2011年9月7日
ゼミのページを更新しました。クリプトスポリジウム、腐植物質、薬剤耐性菌、微生物燃料電池、鉱物解析など、いろいろなテーマの論文の概要も付けています。
2011年9月2日
宮崎大学大学院工学研究科の入学試験合格発表。鈴木研究室への進学希望の合格者の皆さん、おめでとう!無事にH23年度を終えて、一緒に研究室をもり立てていきましょう。
2011年8月10日
鈴木研究室の卒論・修論研究の中間発表会。レベルの高い発表、興味あるデータなど、非常に充実した内容だったと思います。B4のメンバーも研究背景や結果を発表することで研究の意義や方向性が明確になったと思います。M1・M2のメンバーは、国内外の研究者も納得させられる、しっかり・がっしりのデータを着実に出してください。
夜:夏休み前コンパ(ブタしゃぶ食べ放題)。
2011年8月8~9日
宮崎サイエンスキャンプ。「水について考えてみよう、水をきれいにしてみよう!」の講座に参加しれくれた中学生・高校生、ごくろうさまでした。TAの学生・院生もお疲れまでした。テレビ宮崎の取材もあって楽しい合宿でした。
2011年8月6日
オープンキャンパス。新学科「社会環境システム工学科」の紹介と「泡による水質浄化」の模擬講義と実験を行いました。
土曜日にもかかわらず、参加してくれた高校生の皆さん、ごくろうさまでした。来年の新学期に、また、会えることをメンバーともども願っています!
2011年7月29~31日
五ヶ瀬川水系の水環境調査(河川生態学術研究会・五ヶ瀬川水系研究グループの当研究室担当の研究テーマ)。五ヶ瀬川と北川の一生産力測定、および水質・付着藻類のサンプルを採取してきました。調査メンバー:M2小林拓未君、M1濱崎祥大君、B4島内英貴君、鈴木。サンプルを分析・解析して公表する予定です。北川支流の小川の美しさに癒やされました。
2011年7月28日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。
更新分2編の論文(①ウイルス測定法,②多剤薬剤耐性菌MDM-1)について概要を付けています。
2011年7月14日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。
更新分4編の論文について概要を付けています。
2011年7月2日
業績ページ(論文)を更新しました。
2011年6月29日
ゼミ(雑誌会)のページを更新しました。
2011年6月21日
ジャーナル情報:宮崎県衛生環境研究所、東京大学・片山浩之先生らとのコラボレーションの研究論文"Comparison of real-time reverse-transcriptionloop-mediated isothermalamplification and real-time reverse-transcriptionpolymerase chain reaction for detection of noroviruses in municipalwastewater." がJournal of Bioscience andBioengineeringにアクセプト(2011/06/21)されました。下水中のノロウイルスの検出感度について、LAMP法とqPCR法で比較した研究です。サポートしていただいたJBBのエディター、レフリーに感謝です。掲載されましたら業績ページのVol.、pp.などを更新します。
2011年6月15日
宮崎大学名誉教授・丸山俊朗先生と品川でお会いしました。 丸山研究室OBの皆さん、丸山先生はとってもお元気でした。近況等を鈴木までご連絡くだされば、お伝えします。 東京在住のOBで、丸山・鈴木研究室のプチ同窓会の企画案もあります。賛同してくれる方は鈴木まで。
2011年6月15日
河川生態学術研究会基礎生産研究グループ研究会(鈴木)。五ヶ瀬川における基礎生産測定の問題点などについて検討しました。
2011年6月14日
「ゼミ(雑誌会)」のページを2011年度版に更新しました。
2011年6月13日
2011年度の研究室「ゼミ(雑誌会)」がスタートします。最近の水環境・環境衛生関連する国内外の研究論文を、毎週、2報程度の紹介します。その都度、データ更新しますので、興味のある人は「ゼミ(雑誌会)」のページをチェックください。
2011年5月18日
耳川の大内原ダム調査(協力:九電・耳川水力整備事務所,西日本技術開発)。ダム底泥をサンプリングしてきました(B4島内、M1濱崎、M2小林、鈴木)。ダムの底の泥をどうやって採取するか、わかりましたね。作業だけでなく、機器や道具の名称も覚えることも重要です。
2011年5月16日
日本水環境学会シンポジウム、土木学会環境工学研究フォーラムの発表申し込みが6月、7月に始まります。参加希望の研究室院生は研究のとりまとめをはじめてください。
2011年5月12日
4研究室(増田・土手・鈴木・関戸研究室)の新4年生歓迎大コンパ。総勢30名を越える参加数でとても楽しく過ごしました。 お互いに切磋琢磨して、これから勉強、実験、研究に頑張りましょう。
2011年5月11日
河川生態学術研究会五ヶ瀬川水系研究グループの研究会(福岡)において、H22年度の卒業研究「安定同位体比による河川環境診断(H22,B4福田彩子さん)」の 成果を鈴木が報告しました。今年度は五ヶ瀬川と北川を比較する予定です。
2011年5月6日
H23年度科研費の交付内定(新規)の通知がありました。水環境における薬剤耐性菌の実態調査・研究に本格的に着手します。 テーマと直接関係しない研究室メンバーも協力してください。学内外の先生方、研究者・技術者の皆様の協力も、是非ともよろしくお願いします。
2011年4月30日
研究メンバーのページ内の2011年度行事予定を更新しました。卒論・修論研究の成果を学会や国際会議で積極的に発表しましょう。
2011年4月26日
新4年生は卒論研究の実験・研究に着手しました。就職活動や公務員試験の面接やグループ討議では、卒論内容の理解・説明能力も極めて重要ですので頑張ってきてください。研究業績のページ(論文、学会発表)を更新しました。
2011年4月20日
研究室の新メンバーも決まりました(研究室メンバー,更新)。卒業研究のテーマも決まって、2011年度のスタートです。夜:研究室の新4年生歓迎コンパ(山形屋6F、アレッタ)。
2011年4月4日
宮崎大学入学式。ご入学おめでとう。土木環境工学科に入学された新1年生の皆さん、水環境に興味のある人はいつでも研究室を訪ねてきてください。新2・3・4年生も大歓迎です。
2011年3月24日
宮崎大学卒業式。卒業・修了、おめでとう。式典→懇談会→謝恩会→4研究室卒業コンパ、おつかれさんでした。研究室から旅立つ卒業生4名、修士1名の皆さん、元気でね!いつでもお土産持って研究室に訪ねてきてください。4月には新メンバー+残留メンバーで楽しく研究進めていきます!
2011年3月19日
業績のページを更新しました。「Journal of Virological Methods」(ウイルス学の分析・解析法に関する国際ジャーナル)に掲載が決定しました。
2011年3月18-20日
東北地方太平洋沖地震災害のため、日本水環境学会年会(北海道大学 札幌キャンパス)が中止になりました。発表予定であったM1小林拓未君、B4濱崎祥大君、次回のチャンスまで研究をさらに発展させましょう。
2011年3月14日
日本水環境学会九州支部研究発表会(福岡大学)において、Dr古川隼士君、M2平松暁紀君が発表。古川君と平松君の2名が優秀発表賞で表彰されました!
2011年3月14日
日本水環境学会九州支部研究発表会(福岡大学)において、Dr古川隼士君、M2平松暁紀君が発表。
2011年3月11日
研究概要のページを更新しました。新しいテーマを載せていますので、水環境の研究に興味のある本学科の学生の皆さん、高校生・高専生の皆さん、見てください。
2011年2月22日
2010年度の雑誌会(ゼミ)の最終回、終了しました。ゼミのページを更 新しています。予定では昨年の12月に終了予定でしたが、もろもろの事情で繰り下がっ てしまいました。4年生で卒業するメンバーも英文の学術論文を読み、理解し、プレゼン できるまでになりました。ご苦労様でした。
2011年2月19日
大学院進学の学生は、いまが研究のレベルアップできるベスト期間で す。卒業する学生も気の済むまで追加実験してください。3月の学会で成果を学外にア ピールしましょう。
2011年2月17日
木環境工学科・卒論発表会。環境制御講座(増田 研、土手研、鈴木研、関戸研)の皆さん、発表ご苦労様でした。夜、鈴木研究室で卒論打ち 上げコンパ(すずめのお宿)。
2011年2月8日
土木環境工学専攻・修士論文発表会、13:00~。。土木の学生の皆さ ん(どなたでも参加できます)、研究室選びの一環で見に来てみてください。研究室から は、M2平松暁紀君がクリプトスポリジウムのテーマで発表予定です。
2011年2月4日
生態工学会 ミニシンポジウム「閉鎖循環式養殖システムにおける最近 の動向と課題」in東京海洋大学。講演・鈴木祥広。
2011年2月2日
***研究概要と業績のページを更新しました。長く投稿・審査中であっ た(苦戦していた)研究論文がアクセプトされてきています。タイトルだけでも見てく ださい。
2011年1月28日
昨日1/27に古川隼士君の公聴会が無事、終了しました。学内外からご 参加いただいた皆様、ありがとうございました。1/27夜、研究室メンバーで公聴会ごく ろうさまコンパ。
個別入学試験に向けて
励んでいる皆さんへ
センター試験、寒い中、ごくろうさまでした。水環境の分野に興味のある方、我々と一緒 に楽しく実験したり、研究したり、コンパしましょう。 是非、宮崎大学工学部土木環境工学科へ入学ください。待っています。
2011年1月27日
木曜日15:00-、宮崎大学工学部プレゼンテーションルーム(2F) で、博士課程3年古川隼士君の学位論文の公聴会が開催されます。 論文題目:沿岸レクリエーション用水域におけるふん便性細菌の汚染源追跡手法の開発。 学内外のどなたでも参加できます。将来、研究者、博士を目指す皆さん、来てください。
2011年1月20日
ホームページ更新。ゼミと業績のページを更新しました。研究室のメ ンバーのプレゼンのスキルも格段に上達しました。論文や学会発表も頑張っています。
2010年12月24日
4研グループでの忘年会。教員、学生・院生・留学生で総員30名以上 で大コンパ。
2010年12月24日
環境制御講座の4研グループ(増田教授研究室、土手准教授研究室、関 戸助教研究室、鈴木研究室)で、卒業研究中間発表会を行いました。あと、数ヶ月で成果 をとりまとめていきます。
2010年11月22日
ゼミと業績のページを更新しました。
2010年11月21日
大学祭。宮崎大学アドベンチャー工学部に本研究室が参画(泡による濁水浄化)しました。小学生から一般の方々まで、たくさんの方々がブースに来てくれました。
2010年11月15日
古川隼士君(D3)が土木学会平成22年度全国大会第65回年次学術講演会優秀講演者として表彰されました。受賞、おめでとう!
2010年11月12日~13日
第47回環境工学研究フォーラム(高知大学)。村上俊樹氏(社会人D1)が査読付A論文を発表しました。古川隼士君(D3)と小林拓未君(M1)はB論文の発表をしました。古川君と小林君は懇親会にも参加。
2010年10月26日
ゼミのページ、その他を更新しました。
2010年10月25日
M1小林拓未君、B4濱崎祥大君が日本水環境学会の学生会員になりました。これで3月の年会で発表できます。
2010年10月22日
大学院生(M1,M2,D3)の修論・博論研究の中間発表をしました。H22_課題アプローチ技法4で配属された3年生も参加してくれました。国外内の学会での成果発表にむけて、あと一歩です。
2010年10月13~15日
台湾開催の日台環境調和型養殖技術シンポジウムにて講演(鈴木祥広)。
2010年09月22日
4年生卒論中間発表会をしました。あと少しのデータで学会発表できる内容でした。
夜:研究室コンパ。
2010年09月01~03日
土木学会全国大会(北海道大学札幌キャンパス)において発表してきました。
D3古川隼士君、M1梶井翔太君
2010年09月01日
ホームページをリニューアルしました。